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藤田ニコルのNiCORON全店舗閉店、渋谷109店も閉鎖へ…人気低迷で売上減、芸能人の店も下火で…

藤田ニコルのブランド・ニコロンが2年で終了…原因を週刊新潮報道、本人も説明。新型コロナでアパレル業界は厳しい状況

モデル・タレントの“ニコるん”こと藤田ニコルさん(22)がプロデュースのファッションブランド『NiCORON(ニコロン)』が、1号店オープンからわずか2年で店じまいとなることが明らかになりました。

藤田ニコルさんは2018年2月に、『ニコロン』の1号店を東京・渋谷のファッションビル「SHIBUYA109」にオープンさせ、ブランドが始動した当時ニコルさんはSNS上で、「ずっと夢だったし、目標でもあったし叶ってとっても嬉しい 1年前からコツコツ打ち合わせ何回もしてきてたので早く皆んなに見せたいな 私の事も愛してほしいけどブランドも愛してくれたら嬉しいです」などと喜びを綴っていました。

<↓の画像は、2018年に始動した藤田ニコルさんのファッションブランド『NiCORON(ニコロン)』の写真>

しかし、17日発売の週刊誌『週刊新潮』によれば、『ニコロン』は渋谷だけでなく新宿、大阪にも進出を果たしたものの、ブランドの終了が決定したといい、アパレル業界に詳しい関係者は、「彼女のブランドを運営してきたのは、『earth music&ecology』などで知られるストライプインターナショナル。すでに運営会社からニコル側にはブランドを終了させる決定が伝えられている。今後は実店舗を閉鎖して通販サイトのみを残す方針。ただし、年内には通販サイトも含めてブランドの取り扱いを全て終了する予定です」と明かしており、ブランドが完全に消滅となるようです。

すでに、昨年3月にオープンしたばかりの3号店・ヘップファイブ大阪梅田店は7月26日、2018年9月オープンの2号店・ルミネエスト新宿店は7月31日をもって閉店し、残っている店舗は渋谷109の1号店のみとなっています。

ブランド展開が始まってからわずか2年で、ブランド閉鎖が決まった原因について前出の関係者は、「ニコルだけでなく、タレントを看板にしたブランド展開は業界ではかなり下火です。その傾向は梨花のブランドが全店閉鎖した昨年から加速しています。ブランド運営するメーカー側としても、コロナ禍による売上減に加え、タレントとの契約料が重荷になっている」と明かしています。

続けて、「もともと彼女のファン層を意識した10代女子向けの商品展開でしたが、ニコルも今年で22歳。ファンが買うのは高級ブランドか、ユニクロのようなファストファッションに二分されている。また、今の女子中高生はニコルのカリスマモデル時代を知りません。コロナ禍の影響もありますが、最大の理由は流行に敏感な若い子の間で彼女の“ブランド”が、通用しなくなったということでしょう」と語っています。

『週刊新潮』はこのように、藤田ニコルさんのブランド『ニコロン』の終了を伝えているのですが、ニコルさんも自身のツイッター上でファンにブランドの終了を報告しており、ブランド立ち上げから2年半が経ち、「NiCORONでやりたいなと思ってたことはこの2年半で比較的全部できたのかなと思ってます。(中略)悩んだ結果、10代の私が等身大として思い描いたブランド『NiCORON』に区切りを付けて、次のステップに進みたいなと思っています」としています。

今後については、「今の私の等身大のファッションを新しい形でお見せできればと。そのために今色々と準備をしているので、それまで楽しみに待ってもらえると嬉しいです!絶賛動き中です」としており、『ニコロン』の終了は決定したものの、これからもファッションブランドの仕事を続けていくそうです。

<↓の画像が、藤田ニコルさんのブランド『ニコロン』終了報告コメント全文の写真>

そして、『ニコロン』の終了発表を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

アパレル業界も新型コロナウイルスによる影響をモロに受けており、2000年代に一斉を風靡したギャル系ブランド『CECIL McBEE(セシルマクビー)』も2021年2月までに全店舗閉鎖を決定し、創業約120年の老舗アパレル企業『レナウン』も民事再生を行い、海外でも『ブルックス・ブラザーズ』などが破産しています。

また、『オンワードホールディングス』も国内外の700店舗の閉鎖を発表、『ワールド』は「ハッシュアッシュ・サンカンシオン(HUSHUSH 3CAN4ON)」「アクアガール(AQUAGIRL)」「オゾック(OZOC)」「アナトリエ(ANATELIER)」など計5ブランドを廃止、358店舗を閉鎖することを決定するなど、アパレル業界は深刻な状況にあります。

リアル店舗の売り上げは今後もしばらく回復しないと予想されており、『ニコロン』の相次ぐ店舗閉鎖もコロナによる影響は少なくないとみられますが、『週刊新潮』が報じている通り、藤田ニコルさんのファン層とブランドのターゲットにズレが生じていたことが最も大きな原因なのかもしれないですね。

藤田ニコルさんは今後もファッションブランドの仕事を続けていくとし、これから新たなターゲットに向けた活動を行っていくようで、ネット上では冷ややかな反応が少なくないものの、ファンからは期待の声が上がっていることから、次は成功となるように引き続き頑張ってほしいです。

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