14日以降に断続的に熊本県で発生している一連の地震によって、多くの死傷者、避難者が出ている状況にあり、今回の地震によって熊本に住んでいた女優・タレントの井上晴美さんやスザンヌさん、ロックバンド『C-C-B』のボーカル兼ドラムの笠浩二さん、熊本県議会議員で熊本市在住の元マラソン選手・松野明美さんなど、多くの芸能人等も被災しています。
そうした中で、被災者を救うべくして動き出している有名人も多く、熊本市出身で「熊本市わくわく親善大使」を務めている俳優・高良健吾さんは18日、熊本市内の小学校で給水支援のボランティアを行っていたことがツイッターユーザーの報告によって明らかとなりました。
<↓の画像は、ツイッターに投稿された給水活動を行う高良健吾さんの写真>
また、美容外科『高須クリニック』の高須克弥院長は被災地に救援物資を届けるためヘリコプターを手配し、まずは救援物資だけ19日に現地へ出発しました。
福岡出身の歌手・浜崎あゆみさんも被災地への支援物資運搬の取り組みを始めており、18日に最初の支援便が被災地へ出発し、これから毎日支援物資を福岡から送り続けていくことを報告し、ファン等に支援物資の寄付を呼びかけるなどしています。
大手ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営する前沢友作さんは19日にツイッターを更新し、熊本県に1000万円を寄付したことを報告。
交際中のタレント・モデルの紗栄子さんも自身のインスタグラム上で、義援金として500万2000円を寄付したことを報告しており、前沢さんと同様に熊本県の蒲島郁夫知事宛の振込受付書を掲載し、「私も今できることを。子供達もお小遣い貯金を千円ずつ。家族みんなで募金させていただきます。家族みんなで祈ります」と綴っています。
その他にも様々な有名人たちが募金活動や義援金の寄付活動を行ったり、ツイッターで救援物資の呼び掛けや情報の発信などを行ったり、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんのように自身のブログを「伝言板に使ってください」と開放したり、日に日に支援の輪が広がりを見せている状況にあるのですが、1995年の阪神・淡路大震災で被災した経験を持つ女優の藤原紀香さんの発言が物議を醸しており、ネット上では藤原さんに対して批判的なコメントが多数寄せられています。
まず藤原さんは最大震度7を観測する地震が発生した14日夜に、「21年前の神戸の時と同じ震度7ということです 揺れの大きかった地域の皆様大丈夫でしょうか?!」と綴り、16日には「どれほど心細いでしょうか 本当に本当に胸が痛いです」「どうか無事でいてください。助け合って、身を守ってください。閉じ込められている方は、絶対あきらめないで!」などと綴った後に、「どうかこれ以上、被害が広がりませんように そして 火の国の神様、どうかどうか もうやめてください。お願いします」と最後に記していました。
この最後の一文が物議を醸すことになり、これに対してネット上では、
- まるで熊本の人が神に罰を与えられるような事をしたとでも言わんばかり。熊本に失礼でしょ
- 一度でも読み直せば熊本に失礼な事書いてるって気付くのに、こんなんじゃ梨園の妻なんか到底無理
- 被災者を心配する自分に酔っているとしか思えない
- ブログの更新を止めるべき
などの批判が寄せられ、そうした非難を受けてなのか問題となった部分をこっそりと削除。
藤原さんはその後も毎日ブログを更新し、現地からの声などを自身のブログに掲載するなどしているのですが、この件について一言詫びるでもなく、完全スルーをしていることからさらに批判されています。
また、藤原さんは19日の早朝4時前にブログを更新し、現地から寄せられたコメントを紹介したり、避難中の被災者に向けて「休める時は少しでも目をつむったり、目を普段は動かさない左上、右上などにぐるぐると回してみたり、ストレッチなどをしてみてくださいね」といったアドバイスを送るなどしているのですが、その中でファンから寄せられた「疲れがたまってないですか?」と心配するメッセージに対し、「家のことも、外のこともやることがたくさんあり、睡眠はあまり取れていませんが、現地のみんなのことを考えたら、眠いなんて言ってられないですよね。できることをやっていきたいと思っています」とコメント。
最後には「おっと、明日は5時起きですからそろそろ休みます。80分後ですね。ぜったい寝坊しません!!!。。。と気愛を入れてみました。」と綴り、寝る間を惜しんでブログを更新したことをさりげなくアピールしており、これに対してもネット上では、
- 被災した人が欲しいのはエールではなく物資だよ
- やってることは良いことだとは思うけど、“私を見て!“アピールをどうしても感じてしまう
- 今は言葉での応援より物資等での応援が必要な時期ですから、エールは睡眠削ってまでいらないので、十分に睡眠とって行動で応援してみて下さい。
- 睡眠時間80分とかいちいちいらない。寝てないけどエールを送る私すごいってか?別に睡眠時間を削ってますアピールまでしてのエールはいらない
- 私が被災者なら、そんなエールより食材や生活用品送ってくれって思う。心配だけされても無意味。睡眠時間削られようが無意味。
- エールを物資に変えて欲しい。この人はいつも言うだけ。
といったコメントが寄せられています。
藤原さんは支援を続ける理由について、「“やらないより、やったほうがいい”と思っています。“やらない善よりやる偽善”とおっしゃる方もたくさんいますね。寄付や物資でのお手伝いはもちろんのこと、なにかしらのお役に立ちたいと思っています。少しでも喜んでくださる方がいるのなら」とブログには綴っているのですが、ここまでアピールをするのであれば、救援物資や義援金を寄付するなどをした方がより多くの被災者が救われることになり、こうした批判も減るかと思いますので、何か発言する前に何か行動を起こした方が良いかもしれないですね。