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将棋棋士・藤井聡太二冠が内部進学した高校を中途退学し波紋。多忙で出席日数足りず辞める決意?

藤井聡太が高校中退の理由は…名古屋大学教育学部附属高校を自主退学。卒業式目前も留年濃厚?などの憶測飛び交う

史上最年少で「棋聖」と「王位」のタイトル2冠を達成した将棋棋士・藤井聡太さん(ふじい・そうた 18歳)が16日、名古屋大学教育学部附属高校を中途退学(中退)したことを発表しました。

藤井聡太さんは2018年に、名古屋大学教育学部附属中学から内部進学し、藤井さんが在学していた名古屋大学教育学部附属高校の卒業式は3月1日を予定していますが、学校側と話し合いを重ねた末に、自主退学を決意したといいます。

藤井聡太さんは『日本将棋連盟』を通じて、タイトルを獲得できた事で将棋に専念したい気持ちが強くなりました。秋に意思を固め、数回学校と話し合いをした上、1月末日付で退学届けを提出いたしました。一層精進していく所存ですので、今後ともよろしくお願い申し上げますとコメントしています。

名古屋大学教育学部附属高校の三小田博昭副校長はスポーツ紙の取材に対して、「ご本人がお話しされたことが全てです。今、同級生たちは受験で頑張っていますし、いろんな生徒がいろんなことで活躍しています。彼も新聞で見ない日はないくらいの活躍をしていて、ずっと応援していますし、これからも応援しています」と話したとのことです。

そして、藤井聡太さんの高校中退発表を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

藤井聡太さんは5歳の頃から将棋を始め、小学生のころから複数のアマチュアの大会で優勝を飾り、2016年末(当時14歳)にプロデビューを果たし、2017年にはデビューから無敗で29連勝を達成、約30年ぶりに歴代最多連勝記録を更新しました。

その後も様々な偉業を達成し、次々に記録を塗り替えていき、昨年には史上最年少で将棋の8タイトルのうち「棋聖」と「王位」を獲得、2冠を達成しました。

そんな藤井聡太さんは、プロデビューしていた2017年に中学卒業後に高校へ進学するかどうか迷っており、当時『産経新聞』のインタビューに応じた藤井さんは高校進学について、「高校に行くとなると時間的な制約があるので、そこがどうか…」などと語っていました。

一方の母・裕子さんは高校進学について、「月曜日の朝は『シッキーだ(憂鬱の意味?)』と言って学校に行くのを億劫がります。まあ、生来、マジメな子なので、きちんと学校にはいきますし、そこそこの成績もあげますが、進学せずに好きな将棋だけを思い切りやりたいんだと思います。「(せめて高校ぐらいは出てほしいと)親がそう思っていることを知っているから、空気を読んで『高校に行く』とも『行かない』とも言いません。私たち親も、最終的には聡太が決めることだと思っているので言わないようにしています。お互いが進学の話題には触れないようにしているという状態ですね」と語っていました。

その後、藤井聡太さんは高校へ進学することを決意し、「全てのことをプラスにする気持ちでこれからも進んでいきたいです」とのコメントを発表していました。

しかし、最終的には高校を卒業せず自主退学したことを発表し、その理由を巡ってネット上では様々な憶測が飛び交っていますが、高校3年で卒業式を間近に控えての退学ということから、このまま卒業するのが難しい状況にあった可能性が高そうですね。

藤井聡太さんは昨年も多忙を極めており、対局の際には東京や大阪へ移動、8日間に東京・札幌・大阪の3都市を回ったこともあり、自宅でゆっくりする時間もない状況でした。

それでも3年まで在学しての高校中退はもったいないとは思いますが、藤井聡太さんは昨年史上最年少で2冠を達成し、今期の順位戦では9戦全勝の成績でB級1組に昇級、『朝日杯将棋オープン戦』で3度目の優勝を果たすなどしており、今は学業よりも大事な将棋を優先したいと考えるのも理解できますし、今後将棋棋士としてさらに活躍する姿を是非とも見せてほしいです。

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