これまで数多くのドラマや映画に出演していたベテラン演技派女優の菅井きんさん(88)。
ここ数年見掛ける機会が減りましたが、数年前に認知症を発症して現在は「要介護3」の認定を受け、特別養護老人ホームで生活を送っていることが、今日29日発売の週刊誌『女性セブン』の報道で明らかになりました。
知人の証言によれば、菅井さんは認知症の影響からか、夜中に外に出て、閉まっている建物のシャッターを叩いて「配給米をください」と叫んだり、左右違う履き物姿で、ふらふらと駅まで行き、改札を通ろうとして駅員に止められたりと、思いもよらない行動を取るようになったそうです。
その他にも自分の居場所が認識できなかったり、娘と孫を間違えたりするなど、その症状は日に日に悪くなっていき、介護していた娘さんの負担もあって、昨年、菅井さんを自宅からほど近い施設へ入所させることを決断したという。
菅井さんの所属事務所は「リハビリをしていて、体力が戻れば、仕事復帰も考えています」とコメントしている。
これにネットでは、
- 呆けても戦中の苦労は体が覚えてるんだな…。
- すげえ残酷だな。いい役者なのに
- 医療が進んで体は長生きできるようになったが、脳がついていけないから、認知症はどんどん増えるんだろうなぁ
- 配給米か・・・切ない話だねぇ
- 名脇役女優だったのに残念だわ
などのコメントがありました。
菅井さんは現在要介護3とのことですが、これがどのようなレベルなのかをネットで調べたところ、程度に若干の差があるものの、歩行が困難で家の中は歩行器やつかまり歩き、外出の際は車椅子を使い、また排泄に関してはお漏らしする可能性があるためオムツの着用が必要など、重度の介護が必要な状態とのことです。
ここまで酷い状態ですと、娘さんの御夫婦も高齢で面倒は見きれないため、老人ホームに入れるのは致し方ないことですね。
菅井さんの事務所は、リハビリ後に体力が戻り次第仕事への復帰を検討しているとのことですが、台詞を覚えることはもう無理でしょうから、残念ですが仕事へ復帰することは無いと思われます。
先日は朝丘雪路さんが「老人性うつ病」との記事が報じられましたが、高齢であるためある程度はしょうがないと思いつつも、ベテランの女優の方々がこうした病気で芸能界から離れていってしまうのは悲しいですね。