熊本県熊本地方を震源とする大地震が14日以降に断続的に発生し、熊本を中心に甚大な被害をもたらしており、これに対して芸能人らが続々と被災地への支援を開始し、大手ファッション通販サイト『ZOZOTOWN(ゾゾタウン)』を運営する『株式会社スタートトゥデイ』の前澤友作社長(40)は19日、自身のツイッター上などで熊本県・蒲島郁夫知事宛てに1000万円の義援金を寄付したことを明らかにしました。
『日刊スポーツ』が報じていた記事によると、前澤さんは周囲に「とにかく早く動くことが大切。これがいろんな呼び水になれば」と話していたといい、更なる寄付も準備しているとのこと。
<↓の画像は、義援金1000万円を寄付したことを報告したツイート>
さらに、『ZOZOTOWN』では19~28日の売上分の1%分を熊本地震の災害支援として、熊本県と大分県、その他支援団体などに寄付することも発表しています。
<↓の画像が、前澤さんのツイート>
また、前澤社長と交際中のタレント・モデルの紗栄子さん(本名=道休紗栄子 29歳)も同日に義援金を寄付しており、自身のインスタグラムに金額が記されている振込受付用紙の画像を投稿し、「私も今できることを。子供達もお小遣い貯金を千円ずつ。家族みんなで寄付させていただきます。家族みんなで祈ります。」と、500万2000円を寄付したことを明らかにしました。
<↓の画像が、紗栄子さんが投稿した写真>
九州・宮崎県出身の紗栄子さんは被災地のために、いち早くこのような動きを見せ、この対応に対して絶賛の声も多く上がっていたのですが、その一方で「偽善」「売名」「わざわざ言う必要なし」「(振込明細を)いちいち見せなくていい」「好感度を上げるために利用している」「(元夫の)ダルビッシュ有からむしり取った月500万の養育費の一部だろ」などといった批判の声も多く、ネット上では賛否両論となっていたのですが、これに対して紗栄子さんが21日にインスタを更新し、批判も覚悟の上で振込明細を公開したことを明かしました。
紗栄子さんはまず「九州では大雨警報が出ています。これ以上被害が拡大しないことを願うと共に、ストレスがかかる生活を強いられている被災者の皆様が1日も早く穏やかな生活が送れるよう、微力ながら支援を続けていきます。」と、支援を継続していくことを改めて綴っています。
続けて、「先日の投稿でいろんな意見がありますが、一人でも多くの人が寄付について改めて考えてくださり行動に移してくれたらとの思いで、批判も覚悟の上、実名での振り込み明細を掲載しました。」と明らかにしました。
また、「信念を持っての行動なので、私は何を言われても大丈夫です。熊本の皆様、フォロワーの皆様からの暖かいコメントを胸に、これからも被災地、そして被災者の皆様の力になれることを全力で行っていきます。」と宣言。
さらに「大分の方からのコメントも拝見しました。只今、大分では県での災害義援金の受付がされていないみたいです。開設され次第、熊本県同様、彼と子供達と共に寄付させていただく予定です。」とし、「大好きな九州。大好きな日本。みんなで支え合って乗り越えましょう。」と呼びかけています。
世間で物議を醸していることに対し、改めてこのような対応を見せた紗栄子さんに対してフォロワーなどからは、
- いろんな批判もあるみたいですが行動できるってすごいと思いました
- 熊本に住んでいます。熊本の人達は寄付をして下さった皆様には感謝しかないです
- 叩いている人いるらしいですが、お気になさらず。素敵です
- 震源地近くに住んでいます。不安もたくさんだけど、紗栄子さんの行動に感謝しかないです
- ほんとに明細を載せるのは大変だったと思うけど、そこがサエコちゃん 嬉しいね! 私もやります
などのコメントが寄せられています。
また、これに対してネット上でも、
- 被災してる者としては、なぜ批判する人がいるのか理解ができない。批判なんか気にしないでほしい。ホントに感謝しかない
- 自分は赤十字に5千円募金した。紗栄子はその千倍!色んな批判もあるかもしれないけど、芸能人の高額な募金は頼もしい。
- 立派以外に何も言うことないです。信念があってぶれない所、自分よりも年下だけどかっこいい
- スマートなやり方とは言えないけど、500万円も寄付した行為は立派。額の問題じゃないけど、批判するならそれ以上寄付してみろ、と言いたい。
- 芸能人が寄付することで、私もしなきゃと思って行動に移す人も多いと思います。今回の行動は批判されるようなことでは全くない!
- 偉そうに意見したり、批判するだけで自分たちは何も行動しないコメンテーターの連中よりよっぽど立派
- やり方や見せ方に対しての批判なんだろうけど、本質をもっと見るべき。サエコは別に好きじゃないけど、今回の行動はほんと立派だと思うよ。馬鹿みたいに批判する奴は何が気にいらないのか教えて欲しい。
など、紗栄子さんの行動を称賛するコメントが多く寄せられています。
この件に関しては前澤さんにも批判的なコメントが寄せられているようで、前澤さんは20日に「寄付したことは公表しない方が良い、という意見がチラホラありますが理由が知りたい。なぜですか??」とツイート。
これに対してツイッターユーザーから「むしろ公表する意味がわからない 寄付する事が悪いわけじゃない 寄付してツイートは熊本頑張ろうだけでいいのではないだろうか」というコメントが寄せられ、それに対して前澤さんは「答えになってないし。寄付を公表する理由は人によってそれぞれ。けどなんらかの理由があるよ。寄付する人の気持ちになってみるといいよ。」と反論しています。
20日に放送された『バラいろダンディ』(TOKYO MX)では、芸能人が地震に関する情報やコメントをSNSなどに投稿することに対し、「不謹慎だ」等といった批判が寄せられてしまう“不謹慎狩り”が取り上げられ、例として紗栄子さんが寄付したことをインスタで公表したことを挙げていたのですが、これに対しておデブタレントの内山信二さんは、「実際に500万円を払えるのは凄いこと。(義援金などお金の話は)きれい事じゃない、この時期に誹謗中傷するのはやめてもらいたい」とキッパリと語っていました。
義援金の寄付を行ったのが好感度が低いことで知られる紗栄子さんだったことから、より多くの批判的なコメントが寄せられてしまったのだと思われるのですが、どのような事があるにしろ被災地に大金を寄付したのは立派な行動です。
そして、紗栄子さんなどの有名人が寄付をする行為が呼び水になり、これから更に支援の輪が広がる可能性が大きいので、こうした被災地に向けた行動に対して、他人が非難するべきではないのではないかと思われます。
芸能人らはこうした批判を気にすることなく、引き続き被災地への支援を続けていってほしいと思いますね。