ベテラン俳優・津川雅彦さん(77)が8日、優れた新人映画監督やプロデューサーに贈られる映画賞『新藤兼人賞2017』(旧・最優秀新人監督賞)の授賞式を欠席したことが分かり、ネット上では心配する声が上がっています。
津川雅彦さんは2006年の初監督作品『寝ずの番』(原作:中島らもさん)で『新藤兼人賞』を受賞して以来、毎年のように授賞式に出席していましたが、今年は欠席する事が主催者側から発表されたことを『スポーツ報知』が報じています。
津川雅彦さんは今年11月に、週刊誌『週刊女性』によって肺炎を発症し緊急入院していたことを報じられているのですが、すでに退院して現在は自宅静養中で、病状は快方に向かってはいるものの、大事を取って今回は参加を見合わせることにしたようです。
これに対してネット上では、
- 最近奥さまもあまり見かけないので、そちらも心配。
- 季節の変わり目と言うか、寒暖差が激しいしインフルも流行ってる。しっかり休んだ方が良いと思う。御大事に。
- 代わりのいない俳優。元気に回復してほしい。
- 奥様は認知症ですか、昔は天然、今は本物になっちゃいましたね。津川さんは今の演技が自然体で最高、あと10年は頑張ってもらいたいですね。
- 先月のアカギのドラマでは何だか声に張りも無かったな。だいぶ憔悴しているように見えたから心配
- 77歳といえば、確か兄さんの長門裕之さんが亡くなった年齢だったな。。津川さんは、もっと長生きしてくれないと。奥さんの事もあるし。
- 津川さんは日本の映画界、テレビドラマにとっても大切な大切な存在。津川さんの演技に何度鳥肌たつ感動をさせてもらったか・・。早くでも焦らずにお元気なお姿を見せて欲しいです。
などのコメントが寄せられています。
11月に『週刊女性』が報じていた記事によると、津川雅彦さんは11月中旬に、本郷奏多さん主演の実写ドラマ『アカギ』(BSスカパー!)の打ち上げに参加したのですが、その日はジャージ姿で鼻にはチューブが入っており、マネージャーに支えられながらゆっくりと歩き、いかにも体調が悪いといった様子だったと打ち上げ参加者が証言しています。
<↓の画像が、『週刊女性』が撮影した津川雅彦さんの近影>
『アカギ』の第1シリーズは2015年7月に放送され、続編の『アカギ「竜崎・矢木編 /市川編」』は今年10月~11月放送、その続編となる『アカギ~鷲巣麻雀完結編~』は来年放送予定なのですが、2015年放送の前作までは元気な様子だったものの、今年9月にクランクインした時は以前とは全く印象が変わり、「見るからに表情が暗く、会話も少なくなっていました。免疫力が落ちているのか、いつも風邪ぎみだったようですね」と制作会社関係者が語っています。
<↓の画像左は2015年6月に撮影、右は今年9月に撮影された津川雅彦さんの写真>
さらに、津川雅彦さんの体調が良くないこと原因で撮影スケジュールにも影響が出ていたといい、クランクアップの11月1日には、体調不良によって現場に来ることも出来なかったそうです。
そして、結局はその後も津川雅彦さんの体調が良くならず、撮影が終わらなかったシーンは過去の映像を使い回し、音声については繋ぎ合わせるしかなかったといいます。
そのような中で、最後の打ち上げに何とか顔を出した津川雅彦さんは、チューブで酸素を補給しながらスピーチを行い、「最後の撮影では、みなさんにご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。自分としてもとても悔しかった」と語っていたといい、参加していた時間は10分ほどだったとのことです。
<↓の画像は、打ち上げ会場から出てきた津川雅彦さんの写真>
なお、『週刊女性』の取材に対して所属事務所『グランパパプロダクション』は、「10月末に肺炎にかかってしまい、しばらく入院していたのですが、元気になったので打ち上げに参加しました。今は体調のほうも落ち着いており、次に決まっている仕事もあるので、これからも精力的に活動していきますよ」
とコメントしています。
津川雅彦さんは約40年前に、肺の病気を発症し手術を受けているそうなのですが、それ以降は呼吸器系に不安を抱えていたといい、2009年にも自身が監督を務めた映画の撮影中に肺炎を発症し、車イスに酸素吸入器を装着して撮影を行っていたそうです。
ちなみに、津川雅彦さんは2014年に『週刊女性』のインタビューを受けた際に、「僕は16回入院して11回手術して、心筋梗塞にも3回なっています。もう明日生きていれば立派なもの。毎日生きていることに感謝する段階にきました」
と話していました。
『週刊女性』が撮影した写真は、体調がまだ良くない時に撮影されたものではあるのですが、2016年ごろから顔つきに変化がみられ、2015年の時と比較すると体重が落ちた様子で、顔のハリなども無くなっています。
津川雅彦さんはこれまでに何度か呼吸器系の病気を患っているとのことで、これまで肺炎によって亡くなっている方はかなり多いことから非常に心配です。
事務所側は次に決まっている仕事があると答えているものの、しばらくは無理をせずに体調を回復させることを優先し、出来れば万全な状態になってから仕事復帰という形にしてほしいですね。