俳優・タレントの中尾彬さん(なかお・あきら)が16日に「心不全」のため81歳で急死し、突然の訃報に驚きや悲しみの声が広がる中、かつてバラエティ番組で息の合った掛け合いを披露していた俳優・江守徹さん(えもり・とおる 本名=加藤徹夫 80歳)の近況に注目が集まっています。
江守徹さんと中尾彬さんは1990~2000年代にかけてバラエティ番組で度々共演し、お互いに頑固で主張を譲らず、口論を繰り広げるというのがお約束となっていて、2000~2001年にかけては2人がメインの『いまどき娘とハッスルオヤジ』(テレビ東京系)が放送されていたほか、『ヤマサ醤油 昆布つゆ』のCMで共演していました。
2013年にはトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)で共演し、同世代で仲の良い俳優・前田吟さん(まえだ・ぎん 本名=前田信明 80歳)と3人で、これまでの役者人生などについてトークしていました。
10年以上前には度々共演していた2人ですが、2007年に江守徹さんが軽度の脳梗塞を発症して以降はバラエティ番組への出演が減り、10年ほど前から2ショットを披露することが無くなっていました。
<↓の画像は、2011年のイベント共演時の2ショット写真>
週刊誌『女性自身』によると、中尾彬さんの訃報を受けて名コンビを懐かしむ声と共に、「江守さんもショックだろうな」「江守徹さんがどうしてらっしゃるのか心配」との声も上がっていたとしています。
気になる江守徹さんの近況について芸能関係者は、「2019年5月公開の映画『兄消える』に特別出演して以来、表舞台には登場していないようです。2022年4月には、文学座の代表を角野卓造さん(75)に後任を譲っています。それでも文学座の公式サイトでは今も座員に名を連ねているので、静かな日々を過ごしているのではないでしょうか」
と語っています。
<↓の画像は、2017年公開の映画『相棒 劇場版IV』出演時の江守徹さんの写真>
女性自身はこのように報じているのですが、2019年公開の映画『兄消える』以降は俳優として目立った活動はみられないものの、コロナ禍の2020年と2021年に行われた文学座のオンライン配信に劇団代表としてコメントを寄せ、近影を披露していました。
<↓の画像が、2021年時点の江守徹さんの写真>
変わらず元気そうではあったのですが、加齢に加えて過去に発症した脳梗塞や脳出血の影響もあってか滑舌が悪くなっていました。
そして、2022年には6年の任期を終えて文学座の代表を退任し、その後は表に出ることは無くなっているようで、現在も文学座に在籍はしているものの、すでに事実上の引退状態にあるのかもしれません。
2022年11月には文学座所属の渡辺徹さんが「敗血症」により61歳の若さで急死、続いて盟友の中尾彬さんもこの世を去り、現時点でコメントを出していないものの、ショックを受けているだろうと思いますが、健康に気をつけて少しでも長生きしてほしいですね。