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市川海老蔵の團十郎襲名は早すぎ? 白猿の意味・理由は? 大名跡の襲名発表に賛否両論

市川海老蔵が市川團十郎白猿、長男・勸玄が市川新之助襲名へ。2020年に襲名披露公演、ネットでは厳しい声も…

歌舞伎俳優・市川海老蔵さん(本名=堀越寶世 ほりこし・たかとし 41歳)が14日、2020年5月~7月にかけて東京・歌舞伎座で「十三代目市川團十郎白猿(いちかわ・だんじゅうろうはくえん)」の襲名披露公演を行うことや、長男・堀越勸玄くん(かんげん 5歳)は「八代目市川新之助(いちかわ・しんのすけ)」を名乗り、来年の興行で初舞台を踏むことを発表しました。

<↓の画像が、経験を行った市川海老蔵さんと長男・勸玄の2ショット写真>

市川海老蔵さんが襲名する「市川團十郎」は、「成田屋」(市川家の屋号)が江戸時代から代々受け継いできた大名跡(みょうせき)で、初代・市川團十郎(本名=堀越海老蔵 1660~1704年)は1675年から團十郎を名乗ったとされ、340年以上にわたり受け継がれています。

市川海老蔵さんの父・十二代市川團十郎さんは、1985年4~6月(当時38歳)にかけて團十郎襲名披露興行を行い、それから約28年後の2013年2月に肺炎で亡くなり、長男である市川海老蔵さんは、東京五輪が開催され世界的に大きな注目を集める2020年に「十三代目市川團十郎」を襲名し、7年ぶりに名跡を復活させます。

14日の会見で市川海老蔵さんは、「松竹株式会社様、また、諸先輩方のご内諾、そして、関係者各位のおすすめもございまして、この度、私、十三代目市川團十郎白猿を襲名させていただく運びとあいなりましてございます」と報告し、「歌舞伎界にとりまして、大変大きな名跡でございます。この上は、己の命の限り、懸命に歌舞伎に生きて参りたいと思う所存でございます。まだまだ、未熟、不鍛錬でございますが、いずれも、皆様方におかれましては、何卒、ご指導ご鞭撻のほどをひとえに、そしてお見捨てなく、よろしくお願い申し上げまする次第でございます」と挨拶していました。

<↓の画像は、会見した市川海老蔵さんの写真>

また、「八代目市川新之助」を名乗る勸玄くんも、「この度、父も名乗っておりました、市川新之助の名跡を八代目として相続いたします。どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶し、2020年に祖父、父と同じく7歳で歌舞伎役者として初舞台を踏みます。

<↓の画像が、舞台で挨拶した勸玄くんの写真>

ちなみに、市川海老蔵さんが襲名する名前に付いている「白猿」の意味についてですが、歌舞伎役者には舞台上で使用する名跡(芸名)とは別に、公私にわたり自由に使用する俳名があり、二代目市川團十郎から「柏莚(はくえん)」という俳名を名乗っていたといいます。

しかし、五代目市川團十郎は祖父や父から芸が足りないとして、俳名が「白猿」とされたという記録が残されており、市川海老蔵さんはまだ父親や祖父の足元にも及ばないという気持ちで芸に精進していきたいという思いを込めて、松竹側と話をした上で「白猿」を付けることが決まったと説明しています。

そして、市川海老蔵さんの市川團十郎襲名発表に対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

市川團十郎という名前は非常に重いものであるため、これまでに様々なトラブルを起こし、役者としてもまだまだとも言われる市川海老蔵さんが襲名するのは早過ぎという声が多くみられます。

一方で各メディアは以前から、市川海老蔵さんが東京五輪前には市川團十郎を襲名すると予想しており、團十郎を襲名し東京五輪の開会式に出演するのは決定事項と報じている週刊誌もありました。

確かに先代と比べると、もう少し襲名は後の方が良いと感じるところもありますが、市川海老蔵さんが独断で決めたというわけではなく、様々な事情が絡んでいるんだろうと思いますので、来年の襲名に向けて引き続き、歌舞伎役者としてさらに活躍する姿を見せてほしいと思います。

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