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工藤阿須加が山梨県北杜市の農園で農業始めたワケ…さいねい龍二も二足のわらじ、農業人口減少の中で新たな取り組み

工藤阿須加が俳優兼農家に、農業開始の理由や今後の目標語り反響。工藤公康の息子が新たな挑戦に感嘆の声。画像あり

元プロ野球選手・工藤公康さん(くどう・きみやす 58歳)の長男で、俳優として活躍している工藤阿須加さん(くどう・あすか 30歳)が今年から農業にも取り組み、俳優業を続けながら農業も行っていくことを宣言し反響を呼んでいます。

工藤阿須加さんは東京学館高校3年時に、無農薬リンゴ栽培に関する本を読み、それに感銘を受けたことなどがきっかけで東京農業大学に進学し、芸能界入りして以降も農業の勉強を続けていたそうです。

そして、今年春にコロナ禍で思うように仕事ができなくなり、自分と向き合う時間が増える中で、「誰かに何かを届けたいという情熱があるなら動いてみよう」と決意し、3月から農園の研修生として、日照時間が日本一長い山梨県北杜市内にある農園の1区画を持たせてもらい農業に取り組み、今は大根、春菊などの栽培をしています。

<↓の画像は、山梨・北杜市で農業に取り組む工藤阿須加さんの写真>

工藤阿須加さんは『読売新聞』の取材に、「子供のころは体が弱かったんですが、家族は食事を活用して治す選択をしてくれた。それで今では全然、病気をしないくらい体が強くなりました。人間は手に取ったものを口に入れ、それが血となり、肉となり、骨となる。口に入れるものの大切さは小さい頃から実感していました。父親が体を資本とする仕事だったので、それを気遣った母が(栄養などの)様々な専門家や農家の方と会う機会が多かった。そうした話の中から、自分が何をすべきなのか考えたときに農業という選択肢がずっとあった」と語っています。

<↓の画像は、工藤阿須加さんと父親・工藤公康さんの写真>

今後の目標については、「ただ作っておしまいにはしたくない。いずれ会社を作るとか、団体を作るとかそういうことも見据えている」「いつかは自分で会社を立ち上げて、無農薬野菜を安く提供できる環境に貢献したい」との思い明かし、農業法人の設立を視野に入れているといいます。

工藤阿須加さんは、深刻な若者の農業離れ、農業人口の減少が叫ばれている中で、日本の農業を何とかしたいとの思いがあり、農家と情報交換したいとの思いを抱えていたそうです。

そうした中で農業の番組オファーがあり、12月19日14時から冠番組『工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました』(BS朝日)が放送されることが決定し、番組では日本の農業人口が減少しながらも、20~30代の若い就農者が増え始めている点をクローズアップし、現在の“就農リアル”に工藤阿須加さんが迫っていく内容になっているとのことです。

<↓の画像は、番組で農地を耕す工藤阿須加さんの写真>

工藤阿須加さんは、農業に魅力を感じながらも一歩踏み切れない人たちに向けて、「環境も収入も大きく変わるし、安定も保証もない。だからこそたくさん悩んでほしい。でももし踏み切った時には、今まで見たことのない世界がたくさん広がっているのは間違いない」と語っています。

また、自身の経験も踏まえながら、本格的に農業を開始するにあたっての2つのポイントを挙げ、「1つは、もし具体的にどこかの土地で農業がしたいのなら、そこの自治体が農業に対してどんな施策をしているか事細かに調べてほしい。」「もう1つは、そこで何を求めるのか(中略)仕事がしんどいからって田舎に行ったところで、東京の感覚ってなかなか忘れられないと思う(中略)自分たちがそこの土地に行って、何をどんな思いでしたいのか。それを明確にすべきでしょう。そうでないと必ず失敗する」としています。

そんな工藤阿須加さんに対してネット上では、

などの声が上がっています。

俳優として活躍を続けている中で、本格的に農業も始めたことには驚きましたが、工藤阿須加さんの過去のインタビュー記事を見ると、以前から農業への強い思いを語っていました。

俳優デビューから5年後の2017年のインタビューでは、役者業以外にやりたい仕事を聞かれた際に農業を挙げ、世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した農家・木村秋則さん(72)の著書で、映画化もされた『奇跡のリンゴ』に感銘を受け、現在も木村さんの講演に行っていることや、そこで人の輪が繋がり、今後はそうした方たちと農業に取り組むこともしたいと話していると明かしていました。

また、東京農業大学に進学した理由も「僕が日本の農業を変えよう」との思いからだったそうで、大学に通っているうちに役者になりたいとの思いが強くなって芸能界入りしたそうですが、もし役者になっていなかったら農業関係の仕事に就いていたと語っています。

以前からこのように語っていた工藤阿須加さんは、30歳になった今年から農業にも取り組み、今年6月からバラエティ番組『有吉ゼミ』(日本テレビ系 月曜19時)では、工藤さんの農業生活を追った企画が新たにスタートしたほか、8月に開設したインスタグラムではトラクターに乗って畑を耕したり、野菜を収穫する姿などを公開しています。

俳優では工藤阿須加さん以外にも、『特捜戦隊デカレンジャー』(テレビ朝日系)で主人公を演じ、『ごくせん』シリーズ(日本テレビ系)などにも出演していた、さいねい龍二さん(本名・旧芸名=載寧龍二 40歳)も、俳優と農家の二足のわらじを履き、7年前に地元・広島に移住して兄と共に、約1ヘクタールの水田で米作りをしたり、畑で野菜の栽培をしています。

<↓の画像は、さいねい龍二さんの写真>

工藤阿須加さんは俳優として多くの仕事を抱えており、農業との両立は容易ではないと思いますが、会社設立という目標に向かって引き続き頑張ってほしいですし、様々な情報を発信していくことで農業のイメージも変えていっていってくれることに期待したいですね。

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