かつてバラエティ番組で活躍していたものの、レストランで提供していた「800円の水」を巡る炎上騒動などを経て、表舞台から消えた料理人の“川越シェフ”こと川越達也さん(かわごえ・たつや 51歳)が、突如YouTubeチャンネル『川越シェフだよ。』を開設し、表舞台での活動を再開させたことで反響を呼んでいます。
川越達也シェフはかつて、深夜バラエティ番組『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)の人気企画だった「美食アカデミー」に出演し、美味しい食べ物を試食した際に笑顔を見せて高得点を出すことで「川越スマイル」と命名され、その爽やかな風貌やトークの上手さからバラエティ番組を中心に引っ張りだこ状態となり、2012年には歌手デビューもしました。
しかし、2013年に雑誌『サイゾー』のインタビュー記事の中で、『食べログ』などのグルメレビューサイトは「くだらないです」とし、「年収300万円、400万円の人が高級店に行って批判を書き込むこともあるが、 そういう人たちには高級店の企業努力や歴史がわからない」
と持論を展開。
さらに、自身のレストランで客が頼んでいない水を提供したところ、値段が800円だったことで批判コメントが書き込まれていたことについて、「当たり前だよ! いい水出してるんだもん。1000円や1500円取るお店だってありますよ。そういうお店に行ったことがないから『800円取られた』という感覚になるんですよ」
と発言し、これに対してネット上で批判が殺到、大炎上騒動に発展しました。
その後もしばらく芸能活動を続けていましたが、これらの発言によってイメージが悪化して表舞台から姿を消し、川越達也シェフが経営していた店も休業状態となり、2017年に週刊誌『週刊文春』の直撃取材を受けた際には、「もう僕は皆様に忘れていただきたくてしょうがなくて。(2016年に3度目の結婚をして)家庭のことと子育てもありますし、出来ることなら世の中の人から、僕の存在は忘れてもらいたいくらいです」「もう認知していただいたりとかはいいんです。」
と語っていました。
このように語りつつも、2019・2020年に特番として「美食アカデミー」が復活した際には審査員として出演していましたが、その後再びテレビから姿を消しており、ブログ更新も2020年11月を最後にストップしていました。
そんな川越達也シェフが、突如YouTubeチャンネルを開設したことで注目を集めています。
YouTubeチャンネルは15日から本格的に始動し、1本目の動画は『【みんな大好きチキンソテー】川越シェフの “三種の神器” 万能調味料「キムチバター」を添えて』と題して、手際よくチキンソテーを作る姿を披露しており、投稿から1日で360件以上のコメントが寄せられるなど大きな反響を呼んでいます。
現時点では、なぜこのタイミングでYouTubeを開始したのか、その経緯や理由は追々説明するとして明らかにしていないのですが、色々と覚悟を決めてYouTuberデビューをしたとし、今後は料理動画を中心に作って楽しい、見て楽しい“タノシメシ”を紹介していくと語っています。
そして、川越達也シェフのYouTubeデビューに対してネット上では、
- お金に困っているのかね
- まだ自分に需要があると思える事がすごい
- 一度やらかすと世間は許してくれないのよ 表には出てこない方がいいと思うけど
- この人、本職だけで食べていけないの? それとも承認欲求だの自己顕示欲拗らせてるの?
- 豆腐メンタルならYouTubeやらなきゃいいのに。アンチは必ず湧く。
- バカの僻みや嫉みに消されたって印象。また活躍して欲しい
- 過去に炎上したとはいえ、広末涼子と不倫した三流シェフより遥かにマシ 頑張ってください
- 正直な感想としては、なんで今頃?と思った。知名度があってもあまりプラスの方の知名度ではないし、YouTubeの料理動画は飽和状態だから中々厳しいと思う。
などの声が上がっています。
川越達也シェフのYouTubeデビューにあたっては、料理研究家で人気YouTuber・リュウジさん(本名=菅澤竜士 38歳)が自身のYouTubeチャンネル『料理研究家リュウジのバズレシピ』(登録者数:493万人)や各SNSに、『川越シェフに昔炎上した800円の水で料理作らせてみた』と題した動画をアップし、かつて炎上騒動に発展した高級な水を使って料理を作る姿を公開しています。
この動画で川越達也シェフは、800円の水でなぜ炎上したのか問われると、「イタリアのお水をボトル800円でお売りしたところ、聞いてねえぞ!って」と答えているのですが、高級な水を勝手に提供したことだけでなく、年収300~400万円ほどの人たちは高級店に行ったことがなく、企業努力を理解できないなどと、偏見に満ちた差別的言動によって大炎上騒動に発展していたため、こうした発言を巡って物議を醸しています。
ただ、あの炎上騒動からすでに10年以上経ったこともあり、川越達也シェフのYouTubeデビューに対して好意的な反応が多く見られ、今後また下手な言動を取らなければある程度の人気を獲得できるかもしれないですね。
それにしても川越達也シェフはなぜこのタイミングで、表舞台に復帰しようと思ったのかその理由が気になるところで、2年前に『週刊女性』の直撃取材を受けた際にも、現在はレストランのアドバイザーや地元・宮崎で商品プロデュースなどを手掛けているとし、「今後はあくまでも裏方としてやっていく予定なので、メディア復帰は考えていません」と答えていました。
この2年でどういった心境の変化があったのか、YouTubeを始めた理由などは今後明らかにするようなので、今後の活動と共に注目していきたいです。