かつてトヨタ自動車のCMイメージキャラクターを務め、CMで演じた「こども店長」で大ブレークした加藤清史郎さん(かとう・せいしろう 18歳)が『デイリースポーツ』の取材に応じ、イギリスの高校に留学していたことや、これから芸能活動を本格的に再開することを明らかにしています。
加藤清史郎さんは2009年から初代こども店長としてトヨタのCMに出演しブレーク、同年の『NHK紅白歌合戦』で行われた企画「こども紅白」では司会を務め、その後も様々なドラマや映画、CM、バラエティ番組などに引っ張りだこ状態となりました。
<↓の画像が、こども店長時代の加藤清史郎さんの写真>
成長と共に子役としての仕事は減少していきましたが、中学生になって以降は様々な舞台などにも出演し、2015年には『六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」』で歌舞伎に初挑戦していました。
ここ3、4年は芸能活動をセーブし、ドラマ・映画や舞台などに出演する機会は年数回程度となっており、昨年3月放送のドラマ『相棒 season16』(テレビ朝日系)の第19話にゲスト出演した際には大きな反響を呼びました。
そんな加藤清史郎さんは『デイリースポーツ』の取材に対して、芸能活動をセーブしていた理由について、「イギリスの高校に通っています。卒業は来年3月。語学と本場でミュージカルとかお芝居に触れてみたいと思って」
と説明しています。
<↓の画像が、イギリスの高校に留学している現在の加藤清史郎さんの写真>
イギリス留学をしたきっかけは小学校6年生の時に、2011年から出演のミュージカル『レ・ミゼラブル』でイギリス側のチームが来日して新演出を行い、その際に「稽古場に日常的に英語が飛び交ってることがすごく新鮮で。初めて異国の人とがっつり触れ合った」と語り、その後中学2年生の時に「俳優で生きていく」と決意し、好きな英語を磨くために留学を決断したとのことです。
加藤清史郎さんが中2の時に俳優として生きていくと決意したきっかけは、歌舞伎で共演した市川海老蔵さんから言われた何気ない言葉だったそうで、「将来何になりたいの?お前、何年、芸能活動やってきてるんだ?普通のサラリーマンで13年って言ったら大ベテランだぞ。そのキャリアを潰してまで野球やりたいのか?それなら13年生かして次に進む方がよくない?」
と海老蔵さんに言われ、この言葉に加藤さんは「ずっと楽しくやってきたことを仕事にできたら最高だ」と思い、今後も俳優業を続けると決心したそうです。
<↓の画像は、共演当時の加藤清史郎さんと市川海老蔵さんの写真>
そんな加藤清史郎さんが中学卒業後に通っていたのは「日本の高校のロンドン校で全寮制」だったといい、英語の授業以外は日本語での授業でしたが、寮母やシェフなど寮のスタッフはイギリス人で、週末にはミュージカルを観に出かけたり、数多くの俳優を輩出しているロンドンの名門演劇学校『セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ(CSSD)』にも今年から通い、英語のみの授業に苦戦しながらも演劇を学んだといいます。
そして、高校卒業後の来年春からは東京都内の大学に進学することが決定しているそうで、来年5月22日には今年の春休み中に撮影した映画『#ハンド全力』、同月にはミュージカル『ニュージーズ』への出演も決まっていて、今年は25日開幕の舞台『KID VICTORY』で主演し、役作りで茶髪にイメージチェンジ、引き続き学業を優先しながら本格的に俳優活動を再開するとのことです。
そんな加藤清史郎さんは今後について、「俳優としてやっていくというのは、生半可な気持ちではやれない。辛いこともたくさんあると思うんですけど、僕はそれすら楽しめるぐらいの好奇心と興味を芝居に対して持っている」「歌もダンスもお芝居ももう1回、再構築していかないとなって思ってます」
と語っています。
このように今後の俳優活動への意気込みを語り、現在の姿を披露した加藤清史郎さんに対してネット上では、
- 相棒に出演した時よりもさらに凛々しくなって…頑張ってほしいね
- CM以外で見なくなったなあと思っていたら、イギリスに行っていたんだ。応援してます。
- いつの間にか、かっこいい青年になっててビックリ。子ども店長が10年前といのもビックリ。
- 暫く見ないうちに大きくなって…おばちゃん歳をとるわけだw
舞台を中心に活動するのかな?学業も俳優も頑張ってほしいですね。 - 芦田愛菜ちゃんといい、しっかり地に足つけていて、子役時代の人気にすがることなく、自分の未来のためにきちんと努力をしている。頼もしい限り。
- 子役上がりにありがちな甘ったれた感じがしない。
子役で活躍すると親が原因で金銭面で苦労する事が多いイメージだけど、学費・生活費が馬鹿にならない英国留学させるとは親もかなり立派な方なんだろうね。 - 芦田愛菜ちゃんや加藤清史郎くんは、子役時代に爆発的な人気があったのに、それに踊らされることなく学業に専念し、素敵な大人に近づいてきてるね。これからの活躍楽しみ。
- 子役から活躍してるのに芸能界には染まらず、しっかりと学業や普通の生活も送り、地に足がついた成長をしていてすごく嬉しい。
イケメンアイドル俳優というより、舞台もこなす本格俳優を目指してそうだね。
留学までして英語も堪能になってそう。まだまだ学業優先だけど、将来が楽しみだね。
などのコメントが寄せられています。
仕事の減少理由は成長による容姿の変化、声変わりなどもあったかと思いますが、芸能活動をセーブしてイギリス留学していたとは知らなかったので驚きましたね。
また、昨年放送の『相棒16』出演時よりさらに大人っぽくなったように感じ、今後のさらなる成長が楽しみです。
ちなみに、加藤清史郎さんは2016年4月放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、ドラマ『OUR HOUSE』で共演の芦田愛菜さん、寺田心くんと子役同士でトークした際に、両親からは「(役者の仕事が)嫌ならいつ辞めてもいいよ」と言われていたこと、当時中学2年で親からのお小遣いは月1500円ということなどを明かしていたのですが、両親がちゃんとしていたことも真っ直ぐ育った大きな要因なのかもしれません。
そんな加藤清史郎さんに、俳優業の継続を決意させる言葉をかけた市川海老蔵さんは21日にブログを更新し、加藤さんのインタビュー記事写真を投稿するとともに、「よかった。また共演できたら嬉しいです。」と綴っており、共演当時投稿のブログ記事では、加藤さんが1人で歌舞伎の舞台を観に来てくれたことを報告し、「若いうちから様々な事を経験すると、早くに人格が形成させる姿を彼をみると凄くわかります。」などと綴っていました。
子役で大ブレーク後に消えていくパターンは多く、大人になってからも活躍を続ける元子役というのはほんの一握りですが、加藤清史郎さんのこれからの成長と活躍に期待したいところで、いつかまた恩人の市川海老蔵さんと共演する姿も見せてほしいですね。