井上真央が創価学会系雑誌『灯台』登場の理由、裏側…事務所独立騒動で仕事減少、公明党の思惑が背景に?
女優・井上真央さん(いのうえ・まお 33歳)が、宗教法人『創価学会』系の雑誌『灯台』に登場していたことを16日発売の週刊誌『週刊新潮』が報じており、その理由や裏側について伝えています。
『週刊新潮』によると、井上真央さんは2016年に10年以上所属していた芸能事務所『セブンス・アヴェニュー』から独立し、俳優・岸部一徳さんの個人事務所『アン・ヌフ』へ移籍後はメディアへの露出が以前と比べて減少しており、それもあって芸能デスクは、井上さんが『灯台』のインタビューに応じたことを気に留めたといいます。
同デスクは、「最近は番組宣伝でもスポーツ紙に出ることは稀なのに、『灯台』1月号に登場し、出演した映画『カツベン!』について語っていました。この映画で井上さんが紙媒体に登場したことはほとんどありません」
と語っています。
昨年12月発売の『灯台 2020年1月号』には、井上真央さんのインタビュー記事が5ページにわたって掲載されており、内容は主に『カツベン!』撮影時のエピソード、思い出話となっています。
インタビューの最後には「創刊58周年に寄せて」と題して、「子育てに奮闘されている親御さん一人ひとりにとっての励ましの存在であり、“自分は独りじゃないんだ”と思わせてくれる雑誌だと思います。これからも、皆さんの心に寄り添う存在であり続けてください」
といったコメントを寄せています。
<↓の画像が、『灯台 2020年1月号』に登場した井上真央さんの写真>
井上真央さんがこうしたコメントを寄せた『灯台』は、1960年創業の出版社『第三文明社』が発行している子育て・育児系雑誌で、この出版社は『創価学会』の言論部を母体としています。
創価大学法学部出身で元創価学会員のジャーナリスト・乙骨正生さん(おっこつ・まさお 64歳)によれば、『灯台』は小中高の教員たちが所属する創価学会の教育部向けに創刊されたそうで、「教員は生徒の個人情報を知る立場にあるので、かつては組織から重宝がられていたのです。その方たちを読者対象に創刊したのがこの雑誌というわけです。」
と説明しています。
現在は子育て、教育に関する記事がメインとなっているのですが、そんな雑誌に井上真央さんのインタビュー記事が掲載された理由について学会ウオッチャーは、「彼女は祖母の代からの創価学会員で、井上本人も母親も熱心に信仰しているからです」
と明かしています。
『週刊新潮』の取材に対して事務所側は『灯台』のインタビュー取材を受けた理由について、「どの媒体の取材を受けるかは、都度検討しています」と回答したとしています。
一方で乙骨正生さんは、公明党の比例票が大きく減少していることを指摘した上で、「少しでも組織の雑誌が読まれ、若者にアピールするため、目玉企画として女優の井上真央さんに登場してもらったのでしょう」
と推測しています。
芸能界にも創価学会に入信している学会員は多くおり、久本雅美さんや柴田理恵さん、高橋ジョージさん、ナイツなどが有名で、井上真央さんと同年代の女優・石原さとみさんは、創価高校出身で熱心な学会員とも言われているのですが、近年は学会系の媒体に登場することは少ないといいます。
その理由について前出の芸能デスクは、「石原さんはこの5年で5本の民放度連ドラに出演。人気になるにしたがい、学会系メディアに出ることで色がつき、逆に足かせになります。事務所の力が強いから、彼女が許可を求めても許しません」
と語っています。
このように『週刊新潮』は、井上真央さんが創価学会系メディア『灯台』に登場したことを伝えており、その背景には井上さんが創価学会の信者であること、事務所移籍やメディアへの露出量減少、さらに公明党の若者からの得票数アップを狙う思惑があるとしています。
井上真央さんは確かに、事務所独立騒動を起こして以降はテレビドラマなどへの出演数、メディアへの露出量は減少しており、移籍前の2015年にはNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演を務めるなど活躍していましたが、事務所移籍した2016年以降に出演したドラマは、2017年10月期放送の『明日の約束』、2018年9月放送のスペシャルドラマ『乱反射』(テレビ朝日系)、昨年10月~11月放送の『少年寅次郎』(NHK)ぐらいとなります。
しかし、ドラマ以外にも2018年6月公開の映画『焼肉ドラゴン』(鄭義信監督)、昨年12月公開の成田凌さん主演『カツベン!』(周防正行監督)、2021年公開予定の『大コメ騒動』(本木克英監督)で主演に起用されるなどしており、現在も女優として高い評価を受けていると感じます。
このタイミングでわざわざ創価学会系メディアに登場し、今後も系列メディアへの登場が続くようだと少し心配になりますが、現時点では特に宗教じみた言動はみられないことから、そこまで仕事への影響を心配する必要はないのかもしれません。
井上真央さんはインタビュー記事の中で、「20代の頃は、“あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ”という焦りもありましたが、30代になった今は決して焦らず、“色々な出会いや挑戦を楽しみたい”と思っています」
と語っており、今後もドラマや映画などで様々な役柄に挑戦し、さらに演技の幅を拡げて女優として活躍する姿を見せてほしいところです。
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- 週刊新潮 2020年1月23日号
石原さとみがいるから難しいかと