マルチタレントの“しょこたん”こと中川翔子さん(38)が、本名を「中川しようこ」から芸名でもある「中川翔子」に改名したことを発表し反響を呼んでいます。
中川翔子さんはこれまで様々な場で自身の本名に関するエピソードを披露しており、「しようこ」と名付けられた経緯については、両親が薔薇(バラ)が好きだったことや、生まれた5月はバラの開花時期でもあったことで「薔」(音読み:ショウ・ソウ・ショク 訓読み:ばら・みずたで)の文字を使い、「薔子(しょうこ)」と名付けようとしたそうです。
しかし、「薔」の文字は名前に使える常用漢字・人名用漢字ではないため役所に受理されず、母親の代わりに出生届を提出した伯母が役所の職員と押し問答になった末、「じゃあいいわよ!平仮名で!」と言って殴り書きで「しょうこ」と書いたつもりだったものの、「よ」が大文字で登録されたことで本名が「しようこ」になってしまったといいます。
<↓の画像は、中川翔子さんが改名前の運転免許証の写真>
中川翔子さんがそれに気付いたのは、20代前半の時にパスポートの更新時だったそうで、かねてから名前を変えたいとの思いを明かしており、「しようこ」という名前だとローマ字で「SHOKO」ではなく「SHIYOUKO」と表記されたり、「“し”と“よ”が合体して“はうこ”って書かれたりとか。説明にも困って」などと、この名前で色々と不便に感じることが多いとしていました。
そして、今年4月に結婚もした中川翔子さんは20年以上使っている「翔子」に改名することを決断し、家庭裁判所に改名申請したことをYouTubeで今月発表していたのですが、無事に「翔子」への改名が認められたことをX(旧ツイッター)で報告しています。
中川翔子さんはXで、「無事に!今日からわたしは しようこ じゃなく 翔子です!!バンザイ!!! 中川翔子として皆様に育ててもらった名前を逆輸入させてもらいました!大切に、生きますありがとうございます」「中川薔子として登録したかったのにできず、だけど中川薔子として活動してた子役時代 中川しようこ として記された免許証 そしてついに翔子という20年以上みんなに育てていただいた名前になった ふくざつ人生! 清々しいぜ! ただこれからまた山ほど名義変更手続き地獄がはじまる! ヒィ!!」
などと綴っています。
<↓の画像は、中川翔子さんのX投稿写真>
そして、中川翔子さんの本名改名発表を受けてネット上では、
- 『しょうこ』という響きが嫌だった訳ではなく登録ミスだものね。認められて良かった
- 自分なら名前に関わった全員を恨むだろうな。改名おめでとうございます。
- 本名「しようこ」はネタとしては十分こすったから改名は納得。これからは元「しようこ」というネタでやれる。
- しようこさんも好きだったけど、改名できてよかったね。私は名字(漢字)を変えたことがある。意外とすんなりできた。訂正だらけでしんどかったから
- かの悪魔ちゃんほどではないとはいえ、書く側も受理する側も、これだけ子供の先々の人生に関わってくるって分かりそうなものだけど、よく「しようこ」で通したな…
- 役所の担当者は、最初に薔子の漢字でしょうこと読むってことを把握していたのだから、たとえ【しようこ】に見えたとしても最低限の確認はすべきだったんじゃないか?
などの声が上がっています。
本名の変更にあたっては正当な理由とその証明が必要で、改名が認められる例としては、難解・難読な名前、イジメや差別などを助長するような奇抜な名前(通称:キラキラネーム、DQNネーム)、同姓同名の犯罪者がいて風評被害を受けたり、親族などに同姓同名の人物がいて混乱をきたすような場合、性別変更などで外見と名前の性別が食い違い、不便を感じるという場合にも改名が認められるとされます。
また、中川翔子さんのように長年使用している通称を本名にしたいというのも、改名が認められるケースの1つで、ミュージシャン・俳優のGACKTさんも出生名は「岡部学(さとる)」で、両親の離婚後に母親に引き取られて「大城学(がく)」に改名したというのが通説なのですが、2017年に本名が「大城ガクト」であることを本人が公表し、改名について言及していないので真相は不明ながら、公表前に改名を行ったとみられています。
中川翔子さんはこれまでに運転免許証の更新時などにSNSでその写真を公開し、本名が「しようこ」であることがネット上で話題になっており、鉄板ネタの一つとなっていましたが、長年に渡って不便に感じていた本名の改名が認められたのは何よりで、これを機に心機一転し、今後のさらなる活躍に期待したいですね。