脳梗塞の治療を終えて退院し、8月に高座復帰することを発表した落語家・三遊亭円楽さん(本名=會泰通 あい・やすみち 72歳)が22日、東京都墨田区の木母寺(もくぼじ)で行われた五代目円楽一門会のイベント『三遊まつり』に出席し、体調の回復ぶりをアピールしました。
三遊亭円楽さんは今年1月に脳梗塞を発症し、5月に無事退院しましたが、倒れた際に左肩を負傷しマヒが残っていることで、現在も左腕はほぼ動かない状態といい、杖無しでの歩行も困難なため車イスを利用しています。
<↓の画像は、現在の三遊亭円楽さんの写真>
現在もリハビリを続け、8月に行われる中席公演で高座復帰し、少しずつ活動を行っていくとしています。
そして、22日に行われた『三遊まつり』に三遊亭好楽さん(75)、五代目円楽一門会の会長・三遊亭圓橘さん(77)らと共に出席し、集まった報道陣の取材にも応じました。
<↓の画像は、三遊亭好楽さん、三遊亭円楽さん、三遊亭圓橘さんの写真>
記者から「復帰おめでとうございます」と声をかけられると「まだ、死んでねえよ」と応じ、現在の体調については、「よく食べられるし体重も戻って来た。10キロ減ったのが退院して1週間で9キロ戻した。逆に重い。晩酌も少し。リハビリもだんだん自分で負荷かけてやってるよ」
と明かし、順調な回復ぶりをアピールしています。
また、2月から出演を見合わせているレギュラー番組『笑点』(日本テレビ系)について、「世間が欲しているんだよね。リハビリをやっている時も介助の人が、『笑点って最近つまんないですよね』って言ってたよ。師匠が出ないからって。俺の存在感だよな(笑)」
と、三遊亭円楽さんらしい毒舌を披露しています。
こうした発言に同席した三遊亭好楽さんは、「みなさ~ん円楽師匠帰ってきましたよ。不死身だね。これがいないと面白くないんのよ。(笑点は)この人が築いたみたいなもんだから。歌さん(桂歌丸さん)と名コンビでね」
と語っていました。
<↓の画像は、三遊亭好楽さんと三遊亭円楽さんの写真>
そして、三遊亭円楽さんがイベントで元気な姿を披露したこと等にネット上では、
- こうやって頑張る姿に感動する。復帰して活躍してくださいね!
- 円楽さんもまだまだ死ぬには早すぎるお方。元気になってまた持前の毒舌を披露して笑わせてください。
- 歌さんがまだまだ娑婆で頑張れと言っている。早く復帰して悪太郎ぶりを見せて
- 笑点の若手リーダーなんだから頑張れよ、楽太郎。ついこの前まで浮気するくらい元気良かったのだから大丈夫だよ。
- なんか一気に老けてしまったね。病気って本当に恐ろしい
- しばらく見ない間に老けてしまったなと、少しショックを受けた。でも入院してたし仕方がないね。笑点への復帰楽しみしてます
- 好楽さんより老けちゃったね。まぁ歌丸さんの時のようにそれをネタにして、完全復活してほしいな。。
などの声が上がっています。
食欲も戻り、体重は入院前と変わらない状態にあるというものの、容姿がずいぶんと変わってしまったことにショックとの声も少なくないですが、脳梗塞の発症から半年でここまで回復し、毒も吐ける状態にあるということに、ひとまずホッと一安心しました。
三遊亭円楽さんは高座復帰が発表された19日に、『スポーツ報知』のインタビュー取材に応じており、「しゃべっていて、まだグチャグチャなところがあるけど、短いものを3席作って『ここまで来たか』というところを見せたいね」
と、まだ病気の影響が残ってはいることを明かしつつ、高座復帰に意欲を見せています。
現在は週3回のペースでリハビリ治療を受け、言語療法や歩行トレーニングなどを行っているといい、リハビリを開始した直後は20メートル歩くのに40秒ほどかかったものの、退院時には13秒で歩けるようになったと明かしています。
三遊亭円楽さんは脳梗塞を発症する前には肺ガンや脳腫瘍を発症しており、満身創痍ながら、自分にできるのは落語しかないとして、引退することなく高座復帰することを決意したといいます。
高座だけでなく『笑点』への復帰にも意欲を見せており、さらに大名跡「三遊亭圓生」を襲名することへの思いも語っているのですが、引き続き焦ることなく、一歩一歩前進していってほしいですね。