メディアの調査・分析を行っているニホンモニターが6日、今年1月~11月までのCM出稿状況をもとに『2017タレントCM起用社数ランキング』を発表し、2014年以来3年ぶりに、モデル・タレントのローラさんがCM女王になったことが明らかになりました。
ローラさんは今年15社のCMに起用され、男女総合で単独1位となっており、総合2位には女優・広瀬すずさんがランクインしています。
ローラさんは今年上半期(1月~6月)のランキングでは、合計10社で女性部門2位という結果でしたが、下半期に出演CMを激増させ、上半期14社で単独1位だった広瀬すずさん抜いて単独1位に躍り出ました。
<↓の画像が、3年ぶりのCM女王になったローラさんの写真>
ちなみに、ローラさんを起用している企業は、
- エースコック
- CHINTAI
- コーセー
- 東京シティ競馬
- ネイチャーラボ
- ビームサントリー
- ユニクロ
- ユニ・チャーム
- 楽天
- リクルート
など大手ばかりとなっています。
男性・女性部門それぞれのランキングを見てみると、まず男性部門では、コワモテ俳優の遠藤憲一さんが12社で初の1位を獲得し、2015年と2016年に年間1位を獲得した嵐・相葉雅紀さんの3連覇を阻止しています。
<↓の画像が、男性部門初の1位となった遠藤憲一さんの写真>
また、今年は山崎賢人さんや坂口健太郎さんといった若手イケメン俳優が上位に食い込み、現在ブレーク中の高橋一生さんが昨年の1社から7社まで増やしているほか、竹内涼真さんも前年は1社でしたが今年は4社となっています。
お笑いコンビ『ANZEN漫才』のみやぞんさんは、昨年の0社から5社に伸ばしています。
一方の女性部門では、昨年13社で1位を獲得した女優・吉田羊さんが今年は10社で4位まで下がり、武井咲さん、高畑充希さん、吉岡里帆さん、新垣結衣さん、渡辺直美さんらがCM数を増やし、TOP5にランクインを果たしています。
若手女優の杉咲花さんは、今年からソフトバンクの白戸家シリーズなどに出演し、昨年の1社から5社に増加、ピン芸人のゆりやんレトリィバァさんは0社から5社になるなど、今年ブレークしたタレントたちがCM起用社数を増やしています。
【2017年タレントCM起用社数ランキング】(カッコ内はCM起用社数)
- 1位:遠藤憲一(12社)
- 2位:嵐・相葉雅紀、錦織圭(11社)
- 3位:嵐・二宮和也、松本潤(10社)
- 4位:嵐・櫻井翔、DAIGO、西島秀俊、山崎賢人(9社)
- 5位:斎藤工、坂口健太郎、濱田岳、松坂桃李、松重豊、GENERATIONS・白濱亜嵐、TOKIO・長瀬智也(8社)
- 1位:ローラ(15社)
- 2位:広瀬すず(14社)
- 3位:有村架純(11社)
- 4位:綾瀬はるか、上戸彩、高畑充希、武井咲、波瑠、吉岡里帆、吉田羊(10社)
- 5位:新垣結衣、川口春奈、佐々木希、本田翼、宮崎あおい、山本美月、渡辺直美(9社)
- 6位:石原さとみ、北川景子、桐谷美玲、新川優愛、長澤まさみ、菜々緒、マツコ・デラックス(8社)
ちなみに、5日にはテレビ番組やCMのリサーチを行っているエム・データが、起用社数ランキングと『年間CM放送回数ランキング』を発表しており、男性部門ではauの三太郎シリーズのCMに出演している濱田岳さん、桐谷健太さん、松田翔太さんがTOP3を独占。
一方の女性部門では、上戸彩さんが単独1位となっており、2位にはホテル料金比較サイト「トリバゴ(trivago)」のCMに出演中の女優・歌手のナタリー・エモンズさんがランクインしています。
そして、今年のランキング発表を受けてネット上では、
- ローラの一位も今年で最後か。。。
- ローラが一位なんだ。なんか意外。そんなにCM出てたとは
- ローラは事務所と揉めつつ1位ってのは、ある意味すごい
- 遠藤憲一さんのCMといえば、西島秀俊さんらと共演したパナソニックのもいい。
- ローラの良さがさっぱり分からんし、事務所問題やいろいろやらかしてる親父もいるし、今の契約切れたら激減だろうよ
- 広瀬すずはネット上ではなぜかめちゃくちゃ嫌われてるけど、世間には受け入れられてるってことかな。
- 遠藤さん見ない日どころか見ない時間はない、ってくらいだもんな
- エンケンさん、いいですよね。嫌味な上司、怖い警部、威圧感たっぷりなお父さんさせたら、エンケンさん本当にハマるのに、バラエティでは奥さんに怯えてる素ぶり見せたり、ギャップ萌えとはエンケンさんのためにあるのかも(笑)
などのコメントが寄せられています。
3年ぶりに1位となったローラさんは現在、所属事務所『LIBERA』との専属契約を巡って泥沼の争いを繰り広げていることを週刊誌などに報じられていますが、事務所の争いについては代理人弁護士に任せて、新たに立ち上げた会社で新規のCM獲得を積極的に行っているようです。
ローラさん側が事務所に対し強気な態度に出られる理由は、バックには大手芸能事務所の関係者が付いているからだという噂もありますが、今後もし裁判沙汰になってイメージが損なわれるようだとCM起用社数は激減するとみられます。
そのため、今年3年ぶりにCM女王に輝いたものの、来年までこの状態が続くかどうかは分かりません。
一方、相葉雅紀さんを抜いて男性部門1位を獲得した遠藤憲一さんは、ここ数年はコワモテを活かした役だけでなく、イメージとは真逆の役を演じるなどして好感度が上がっており、演技の幅が広いだけでなく、声も良いことからナレーターとしても活躍し、今後さらにCM起用は増えていくかもしれませんね。
今年はこのようなランキング結果となりましたが、来年は果たしてどのような結果となるのか注目したいところです。