女優・ミムラさん(本名=小暮里江[旧姓]33歳)が、3月27日から芸名を「美村里江(みむら・りえ)」に改名することが明らかになりました。
ミムラさんは自身の公式サイト上で改名を発表しており、これまで数年にわたって自身の芸名について考え、腑に落ちて「美村里江」に改名することを決めたといいます。
所属事務所『スターダストプロモーション』には昨年中に相談し、画数などを調べた上で「美村里江」に改名する許可が下りたといい、このタイミングで改名を決めた理由として以下の3つを挙げています。
- 本家ムーミン“ミムラ姉さん”の知名度がぐんと上がったため
- 大河ドラマ台本の役名・出演者一覧を見て本来の日本名の大切さ
- 公私の自分がニアリーイコールになった
※ニアリーイコール(記号:≒)、ほぼ等しいという意味。
そもそも「ミムラ」という芸名は、フィンランドの童話『ムーミン』シリーズの熱狂的なファンだったことから、作品に登場するキャラクター「ミムラ姉さん」から拝借したものだったそうです。
その当時はまだ「ミムラ姉さん」はマイナーなキャラだったものの、ここ数年の間に新たなアニメ、映画などが制作され、関連グッズも多数リリースされており、日本でも再び人気が高まり来年春には日本初となるムーミンのテーマパーク『Metsa(メッツァ)』が埼玉県飯能市にオープン予定となっており、今後も人気は続くものとみられるため、知名度が徐々に上がってきている「ミムラ」という名前を返上しようと思ったとのことです。
2つ目は、今年放送のNHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』で大久保利通の妻・大久保満寿(ます)役を演じるにあたり、「大久保満寿 ミムラ」という表記を見た時に何とも言えない気持ちになったそうで、1に挙げた理由を考えていた時に大河ドラマ2度目の出演依頼をもらい、これも改名するには良いタイミングだと思ったといいます。
<↓の画像は、『西郷どん』出演のミムラさんの写真>
3つ目は、これまでプライベートの時に「ミムラさんですか?」と声を掛けられると、「はて、今の私はミムラなのだろうか。本名の小暮里江ではないのかな」という不思議な気持ちになっていたものの、現在では「ミムラ」という名も受け入れており、改名後も「美村」として残し、これに本名を足して「美村里江」としたそうです。
そのため、このタイミングで改名をした理由について、「所属事務所と揉めて」や「プライベートで何かあって」というわけではないと否定しています。
『サンケイスポーツ』の取材を受けたミムラさんは、名字を「美村」にした理由について、「“三村”だと、お笑いコンビ、さまぁ~ずの三村マサカズさんがいたので“美村”にしようと」と明かしているのですが、今回の改名発表に対してネット上では、
- 井浦新がARATAから改名した時も同様の理由だったけど、そんなに気になるもんかなとおもったけど、あのオープニングのテロップにアルファベットだけとかカタカナだけというのは確かに違和感あるかもしれませんね。
- デビュー作のドラマ『ビギナー』の時からミムラという名に違和感があった。ただ今となっては美村里江という名に違和感があるかも。
- 違和感は最初からあったよね。目立つから意図的にカタカナにしてると思ってた
- 確かに大河ドラマ冒頭に出演者名が流れるところで、GACKTとあるのは違和感があった。
- その違和感は味でもあると思うけどな。大河じゃないが、ディーン・フジオカが昔の人演じて朝ドラでブレイクしたわけで。
- だったら、リリーフランキーも違和感ある、てこと?
- 去年の大河にはマキタスポーツがそのまま出てた。
- ミムラって芸名は当初インパクトあったなぁ。今度の美村里江も若い頃なら古くさいイメージだったかもしれないけど、今の年齢なら木村多江さんみたいに落ち着いた大人の雰囲気で良いんじゃないでしょうか。
- 個人的にはミムラで良かったかなぁ。漢字でも平仮名でもない、カタカナのお名前に不思議な雰囲気を感じてました。でも、新しいお名前でも頑張って欲しいです。
- 歌手じゃないし、いろんな役柄がくるのはわかっていたと思う。日本的な顔だし、カタカナのミムラって、すごい違和感があった。しかも、ムーミンのミムラが好きだからって…。若気の至りってやつですかね。
などのコメントが寄せられています。
ミムラさんはカットモデルをしていたことがきっかけで『スターダストプロモーション』へ所属し、2003年10月期放送の月9ドラマ『ビギナー』(フジテレビ系)で女優デビューし、オダギリジョーさんとW主演を務めたのですが、その当時は「ミムラ」という名前を聞いて日本人じゃないのかと思うと同時に、かなり違和感を抱いた記憶があります。
<↓の画像は、ドラマ『ビギナー』出演のミムラさん等の写真>
しかし、様々なドラマや映画、CMなどに出演するうちにそれも薄れていき、今では特に違和感は無いのですが、テロップなどで字面だけを見ると確かに浮いてしまうので、今後も女優業を続けていくことを考えると改名して良かったのかもしれないですね。
ミムラさんのように芸能界デビュー後に改名している芸能人は多くおり、最近だと女優・のんさん(旧名=能年玲奈)、千眼美子さん(清水富美加)、新田真剣佑さん(真剣佑)、森矢カンナさん(森カンナ)、伊藤ゆみさん(ICONIQ)、西村まさ彦さん(西村雅彦)、有村架純さんの姉・有村藍里さん(新井ゆうこ)あたりが有名でしょうか。
過去には樹木希林さん(悠木千帆)、浜崎あゆみさん(浜崎くるみ)、ZARD・坂井泉水さん(蒲池幸子)、スザンヌさん(山本紗衣)、KinKi Kids・堂本剛さん(堂本直宏)、千原兄弟・千原ジュニアさん(千原浩史)、スギちゃん(杉山えいじ)、華原朋美さん(三浦彩香、遠峯ありさ)、神田沙也加さん(SAYAKA)、井浦新さん(ARATA)、星田英利さん(ほっしゃん。)、東風万智子さん(真中瞳)らも改名しています。
ある程度名前が定着してからの大幅な改名をした場合、しばらく新しい名前に違和感を抱きですが、ミムラさんの場合は名字として残しているので、字面もそのうち見慣れて気にならなくなりそうでしょうね。
これからのさらなる活躍に期待したいところです。