人気、好感度の高さが反映されるCMには、デビュー間もない若手タレントからベテランまで様々な方が出演していますが、先日発売の週刊誌『週刊ポスト』が女性タレントたちの最新のCMギャラランキングを報じています。
同誌は、スポンサーがタレントを起用する際に、テレビ出演に加えて、新聞広告やラジオ、イベント、Webなどへの出演も含めた「年間契約料」として必要な金額を、大手広告代理店から入手したという内部資料を基にランキング化。
最新ランキングでは、長年トップの座に君臨する大女優・吉永小百合さんに歌手の安室奈美恵さんが並んだそうで、推定は「1億円~」といいます。
<CMギャラトップの吉永小百合さんと安室奈美恵さん>
その理由は、安室さんが現在でも女性を中心に高い支持を受けていることにあり、全国ツアーはどの会場も超満員で、今年に関してはNHKのリオデジャネイロ五輪のテーマソングに起用され、安室さんの広告相場はぐんぐん上昇しているとのこと。
次いで「9000~1億円」で3位にランクインしているのは、前回から1000万円アップのAKB48と松嶋菜々子さん。
AKB48は、人気メンバーの卒業が相次ぎ、勢いを失ってしまっているように感じられますが、CMの世界では人気健在で引く手あまただといい、その一方で人気の凋落ぶりが著しい浜崎あゆみさんは、それに続いて「8000~9000万円」とかなり強気の設定になっているそうです。
それに続く「7000~8000万円」が相場となっているのは、天海祐希さん、篠原涼子さん、仲間由紀恵さん、新垣結衣さん、松田聖子さん、滝川クリステルさん。
次いで、女優の綾瀬はるかさん、杏さんが「推定6000~7000万円」、第1子を出産して少しずつ仕事を再開している上戸彩さんは、ソフトバンクなど10社のCMに出演中で、ギャラは「5000~6000万円」。
また、ここしばらくテレビ番組への出演をしていない吉高由里子さんも「5000~6000万円」。
11社のCMに出演するなど、現在メディアへの露出量が多い有村架純さんは「4000~5000万円」だそうで、有村さんは2017年度上半期放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』の主演に抜擢されており、これからさらにギャラがアップするとみられるとのこと。
6社のCMに出演中の波瑠さんは、2015年度下半期の朝ドラ『あさが来た』で主演を務めるなどし、ギャラも「3500~4000万円」と前回から倍増しているといい、現在放送中の『とと姉ちゃん』で主演を務め、4社のCMに出演中の高畑充希さん、現在11社のCMに出演中の吉田羊さん、広瀬すずさんも並んで「3500~4000万円」だそうです。
昨年上半期放送の『まれ』で主演を務めた土屋太鳳さんは「2500~3000万円」で、2013年上半期放送の『あまちゃん』でブレークしたものの、事務所とのトラブル、個人事務所独立による騒動があり、芸名を「のん」に変更して再出発をした能年玲奈さんは、前回「2500万円」だったものの、今回入手した資料では「空欄」になっていたそうです。
今年1月に不倫が発覚し、10本全てのCM契約が打ち切られたベッキーさんも金額設定が無い「空欄」とのことなのですが、話題性はあるため企業からの問い合わせはかなり多いとのこと。
さらに、今年4月末にフジテレビを退社し、フリーアナウンサーに転身した“カトパン”こと加藤綾子さんも「空欄」とのことですが、まだ金額の設定がされていないだけで、現在加藤さんはシャープのスマートフォン、アサヒビールのCMに出演しており、そのギャラは「5000万円」程だったと言われているとのこと。
その他にも、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜さんは「2500~3000万円」、今年上半期のCM女王に輝いたマツコ・デラックスさんは「5000~6000万円」とのことです。
また、『女性自身』にもタレントたちのCMギャラランキングの記事が掲載されているのですが、『週刊ポスト』のランキング結果と違いがあり、1位は7200万円で松嶋菜々子さん、2位は4800万円の綾瀬はるかさん、3位は井上真央さん、上戸彩さん、北川景子さん、堀北真希さん、マツコ・デラックスさん、米倉涼子さん、ローラさんが並んで4000万円とのこと。
<↓の画像が、『女性自身』に掲載の2016年上半期のCMギャラランキング>
上位常連のタレントを除いては今回もランキングに大きな変化があり、能年さんとベッキーさんはトラブルによって「空欄」となってしまうなどしていますが、能年さんについては改名をして再出発しており、岩手県の達増拓也知事は「のん活躍の場を作ります」と約束し、これから状況の変化があると思いますし、ベッキーさんについても多くの問い合わせがあるとのことから、次回のギャラランキングまでにどのような変化があるのか注目したいですね。