映画監督としても活躍するビートたけしさん(本名=北野武 71歳)が、1988年から30年にわたって在籍してきた芸能事務所『オフィス北野』を退社し、独立することが分かったと14日付の『スポーツニッポン』(スポニチ)がスクープし大きな話題になっています。
『オフィス北野』の森昌行社長はスポニチの取材に対して、3月いっぱいで事務所を退社し独立することを認め、その理由については「軍団を含め、これまで背負ってきたものをいったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい」とビートたけしさんの方から申し出があったと明かしたとのことです。
『オフィス北野』は1988年に設立された事務所で、1986年にビートたけしさん等が週刊誌『フライデー』編集部を襲撃する事件を起こしたことにより、たけしさんが『太田プロダクション』を退社したことを受けて、当時たけしさんの様々な番組にスタッフとして携わり、信頼を受けていた森昌行社長がたけしさんとともに事務所を設立し、設立から4年後の1992年に森社長が事務所の社長に就任しています。
ちなみに、ビートたけしさんが監督を務めた映画作品のプロデュースなども担当しています。
<↓の画像は、『オフィス北野』の森昌行社長、ビートたけしさんの写真>
事務所には、ガダルカナル・タカさん、つまみ枝豆さん、ダンカンさん、松尾伴内さん、井手らっきょさん、マキタスポーツさん、『浅草キッド』、『馬鹿よ貴方は』といった「たけし軍団」と呼ばれるビートたけしさんの弟子たちが所属し、俳優の寺島進さん、元力士の把瑠都さん、つまみ枝豆さんの妻でタレントの江口ともみさんらも所属しています。
過去には、元女優の宝生舞さんやフリーアナウンサー・タレントの山本モナさんらが所属していました。
スポニチの取材に対して森昌行社長は独立を決意した背景について、「年齢的にも体力的にも、70歳を過ぎて自分でやりたいこともあるし、今後の残された人生を考えていく上での新境地でしょうか」「屋台骨だった人。大黒柱でしたから、今後は社名の変更も含めて規模縮小も考えなければならない」
と語っています。
ビートたけしさんは現在、『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系 日曜11時55分)、『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系 月曜19時56分)、『名医とつながる!たけしの家庭の医学』(テレビ朝日系 火曜20時)、『ビートたけしPresents 奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系 木曜19時57分)、『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系 金曜22時)、『新・情報7DAYS ニュースキャスター』(TBS系 土曜22時)といったレギュラー番組などを持ち、年収は15~18億円にも上ると4年前に報じられたことがあり、事務所が大きなダメージを受けるのは確実です。
さらに、たけし軍団の動向にも注目されており、ある映画への出演が決まっている軍団メンバーから相談を受けていたスタッフによると、「たけしさんについていくも良し、オフィス北野に残るも良し。選んでいい」と言われているそうで、追随するメンバーもいるとのことです。
そして、この報道を受けてネット上では、
- すんなり退社できるところがまた凄い
- ほぼ自分の会社だと思っていた事務所を独立って、どれほどの意味があるのか部外者にはよくわからないなー
- 事務所にとっては大黒柱を失う事になるのよね…だって税金だけで10億円も納めてるとかって言ってたし、そう考えたら20億円以上はたけし1人だけで稼ぎ出してたって事。他の軍団メンバーもそれぞれ十分に稼ぎ出してるでしょうけども、全員合わせても下手したらたけし1人にかなわないでしょうし…
- ラッシャーダンカンタカらっきょ義太夫枝豆あたりの主力はそのまま独立してもピンで食っていけるだろうが、お宮の松とか以降の軍団若手は大変だろうね
- もしかしたら、井手らっきょが活動拠点を生まれ故郷の熊本に移す事を決めたのもこれが理由だったのかもしれないな
- 身軽になりたいのに、軍団が追随するのって、違うんじゃないか?独り立ちするのが恩返しじゃないのかな。
- オフィス北野はたけし(もしくは親族)の事務所だと思っていた。大打撃というよりむしろ解散に追い込まれそうな気がするけど
などのコメントが寄せられています。
ビートたけしさんの名字を冠している事務所だけに、今回の独立報道に対しては驚きましたし、退社の理由を聞いてもなぜ今になってわざわざ独立するのか、『オフィス北野』に所属しながら活動をセーブしていいのではないかなと思ってしまうのですが、以前から事務所を離れて個人で活動していきたいと思っていたのでしょうかね。
独立を決意した詳しい理由や経緯が気になりますが、その他にもレギュラー番組はどうなるのか、新事務所の社長はビートたけしさんが務めるのかなど、気になるところは多々あるのですが、スポニチによると、新事務所はたけしさんの「愛人」と報じられている18歳年下でビジネスパートナーの女性と3年ほど前に、『T.Nゴン』という会社を設立しているそうです。
『T.Nゴン』の「T.N」というのは2人のイニシャルから取ったものかは不明ですが、「ゴン」はビートたけしさんの愛犬の名前から取ったものとのことです。
ちなみに、ビートたけしさんは妻・幹子さんと共に『北野企画』などを過去に設立しており、『オフィス北野』以外にもいくつかの会社を持っているといいます。
ビートたけしさんは2014年に7月に週刊誌『週刊文春』によって、18歳年下で当時49歳の女性との不倫スキャンダルをスクープされており、東京・目黒区内にあるたけしさん名義のマンションに女性を住まわせ、2人は半同棲状態にあるとのことだったのですが、スポニチの取材によれば一緒に生活しているのは事実で、公私ともに親密な最重要パートナーだと伝えています。
<↓の画像が、ビートたけしさんの愛人と報じられた女性の写真>
ビートたけしさんと愛人関係にあるとされている女性は、たけしさんと元々友達だった人物がオーナーを務めている会社に勤務し、一時は関西の高級ホテルのアドバイザーを務め、2009年にはホテル事業の関連会社を設立(2013年末に解散)するなどヤリ手の方のようです。
女性の父親は大手広告代理店の元幹部で、国会議員の秘書を務めた後、地元・熊本で県会議員を務めていたこともあるそうです。
そんな愛人女性と新事務所を立ち上げ、これから活動内容にどのような変化があるのかなど注目していきたいですね。