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赤ちゃんが泣きやむCM『タケモトピアノ』内容変更し放送再開。AI技術活用で財津一郎の歌声再現? ネットで好意的な反応上がる

タケモトピアノがCMリニューアル。財津一郎の死去経て新バージョン公開し反響。動画あり

昨年10月に「慢性心不全」により亡くなった俳優・コメディアンの財津一郎さん(享年89)が、長年出演していた中古ピアノ買取・販売会社『タケモトピアノ』(大阪府堺市)のCMがリニューアルされ、8月1日から関西地区で新CM『タケモトピアノ AI篇』がスタートすることが発表されました。

ピアノ買取台数で全国1位を誇るタケモトピアノは、2000年から昨年まで20年以上にわたり、財津一郎さんをイメージキャラクターに起用したCMを放送し、「赤ちゃんが泣き止むCM」としても話題になりましたが、昨年8月に顧客ターゲットの見直しによりCM放送が終了し、同9月をもって財津さんとの契約も満了していました。

財津一郎さん出演『タケモトピアノ』旧CM動画

そんなタケモトピアノのCMが、AI技術を活用した令和バージョンとなって復活し、8月から約9ヶ月ぶりに放送を再開するとしています。

新CMでは、旧CMにも登場の「ピアノの妖精」ダンサーたちが主役で、ブランドの新イメージキャラクター・キリン(以前はネコ)が登場し、赤ちゃんが泣き止むCMソング『タケモトピアノの歌』をベースに、広大な自然をバックにダンスを繰り広げる内容となっています。

『タケモトピアノ』新CM動画

タケモトピアノの竹本功一会長は新CMについて、「財津一郎さんが築き上げてくださったブランドイメージを大切にしつつ、新しい技術を取り入れて進化させることが重要だと考えました。今回のCMでは、ダンサーを主役に据え、大自然を舞台にすることで、視覚的にもインパクトのある映像を目指しました。今もそしてこれからも愛される『タケモトピアノらしさ』を大切にし、進化させていきたいと思います。」とコメントしています。

そして、タケモトピアノのCMリニューアルに対してネット上では、

などの声が上がっています。

旧CMの財津一郎さんの歌声と比較すると新CMの歌声は若干異なっており、これもAI技術によって財津さんの歌声を再現したものなのか詳細は不明ながら、声質がよく似ていてあまり違和感がないですね。

そのためネット上でも、財津一郎さんが消えてしまったことを惜しむ声も若干ありますが、歌声や「ピアノ売ってちょーだい」といったお馴染みのフレーズにより、財津さんの要素を残していることで好意的な反応が多く上がっています。

ちなみに、タケモトピアノのCMで赤ちゃんが泣き止む理由は、2001年放送の『探偵!ナイトスクープ』(ABC朝日放送テレビ)が専門家に調査を依頼したところ、財津一郎さんの声質が赤ちゃんが好む音域(440ヘルツ)に近いことや、ランダムに音が流れたり、リズムがコロコロと変わることで赤ちゃんの注意を引き、それによって泣き止む赤ちゃんが多いそうです。

財津一郎さんが出演していたタケモトピアノのCMは、20年以上にわたってテレビ放送され視聴者に親しまれ、財津さんが居なくなってしまったことには寂しさを感じさせますが、今後もできる限り財津さんの要素を残しながら、視聴者の目を引くユニークなCMを作り続けていってもらいたいです。

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