プロレスラー・タレントのジャガー横田さん(本名=木下利美 きのした・りみ 57歳)とタレント医師・木下博勝さん(ひろかつ 51歳)の1人息子で、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)での中学受験密着企画に出演した木下大維志くん(たいし 12歳)が、合格した私立中学校ではなく公立中学校に進学していたことや、その理由を16日発売の週刊誌『女性セブン』が報じています。
『スッキリ』は昨年から中学受験までの150日間にわたって木下大維志くんに密着し、東京都内の私立中学で最も出願数が多く、倍率が17倍という偏差値71の名門私立中学『広尾学園』(東京都港区広尾)の合格を目指して勉強を重ねていました。
『女性セブン』によると、木下大維志くんの独特なキャラクターが受けて『スッキリ』の視聴率が上昇し、最高視聴率も記録するなど番組にも大きく貢献していたといいます。
木下大維志くんは偏差値41の状態からスタートし、そこから家庭教師のもとで勉強を続け、残念ながら第1志望の広尾学園などは不合格となったものの、医学部を持つ2つの有名大学附属中学校に合格し、密着企画は終了となりました。
その後、どちらかの私立中学校に進学したものと思われていたのですが、『女性セブン』によれば最終的には東京都内の公立中学校へ進学したそうです。
その理由を確かめるため、『女性セブン』はジャガー横田さんに直撃取材を行ったところ、「ごめんね。その件についてはお話しできないんですよ…」と申し訳なさそうに答えたそうです。
そこで日本テレビ関係者に話を聞くと、公立中学校に進学した理由は以下の3点だとしています。
- 合格した私立中学の保護者から『テレビでさんざん滑り止めと言われ、他の生徒がやる気をなくしてしまう』というクレームがあった
- 私立中学でエスカレーター式に高校進学するよりは、誰もが高校受験をする環境下で高校受験の準備をする方がいいのではないかという判断
- 大維志くんが『タレント活動をして受験を頑張る人たちのアイコン的な存在になりたい』という思いを強く抱いていた
私立中学校の多くがタレント活動を禁止しているため、芸能活動をしたいと考えている木下大維志くんは公立中学校への進学を決意したそうなのですが、この学校も一般的な公立中学校ではないそうで、全国の教育関係者からも注目を浴びているといいます。
木下大維志くんが進学した公立中学校について教育関係者は、「宿題なし、テストなし、クラス担任も廃止という独自の教育理念を打ち出していて、しかも進学率が非常に高い。わざわざ越境してその中学に入学する生徒がいるほどの人気校です。大維志くんも越境入学ですが、意識の高い子が集まっているので、高校受験を目指すにはうってつけの環境だと思います」
と話しています。
また、別の日本テレビ関係者は、「すでに大維志くんの高校受験に密着する企画も進んでいる」
と話しており、今後またテレビで木下大維志くんの姿が見られるようです。
そして、この報道に対してネット上では、
- 最近よく話題になるあの公立中学ですね
- 医者になりたいと言いつつタレント志望なんですね。親の力を借りず努力してなりたい道を進んでください
- まぁ、あれだけ偏差値低くて受かる滑り止め校と言われたら嫌だよね。だから制服が違ったんだね。
でも、本を出版したからてっきり私立だと思った人は多いはず。オトナに振り回されて気の毒だな。 - 確かに自分の学校を滑り止め扱いされるのは心外。これはマスコミが悪い。ジャガー一家にはまた高校受験で頑張って欲しいです!
- このままの学力だったら医学部へは行けないことだけは確かだろうな。
- 確かに滑り止めの第3希望の中学校なんて言われたら、通ってる子はたまったもんじゃないな。
タレント活動したいのは勝手だけど、今の中学校の保護者からもそのうち転校してくれと言われそう…。
たかだか12才の子をそんなに売りださなくてもいいと思うけど、あの出たがりの父親譲りの性格で、案外本人も出たがりなのかな。
ジャガーさんを尊敬してるようには見えないので将来的にちょっと心配です。 - 学校にもよるけれど、個人的には大学受験のためには中高一貫でぬくぬくするよりも高校受験をした方が良いと思っているので、結果として良かった!となるように頑張ってもらいたいですね。
などのコメントが寄せられています。
木下博勝さんが4月12日に更新のブログで、制服姿の木下大維志くんの制服姿の写真を公開したのですが、大維志くんが学ランを着用していたことで、合格したとみられる私立中学校には進学しなかった?という声が上がっていました。
<↓の画像が、中学校の学生服姿の木下大維志くんの写真>
そして、実際に進学した公立中学校についてなのですが、「宿題なし、テストなし、クラス担任も廃止という独自の教育理念」を打ち出しているとのことから、「東京都千代田区立麹町中学校」とみられます。
ちなみに麹町中学は、宿題や中間・期末テストなどの廃止だけでなく、体育祭でのクラス対抗種目、服装や頭髪の指導なども廃止しており、教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹さんは麹町中学について、「教育後進国・日本のなかで、子供の自立を促すことで、世界レベルの教育に一気に追いつこうとしたのが、公立の麹町中学なのです」
と説明しています。
木下大維志くんは幼稚園から9歳までインターナショナルスクールに通っており、大維志くんの性格的にも細かい校則などを廃止した麹町中学は合っているような気がしますね。
今後早くも高校受験を見据えて、また新たに密着企画がスタートするというのは楽しみではありますが、勉強だけでなくタレント活動もしていきたいと考えているというのは気になる部分で、芸能活動の方ばかりに力を入れてしまい、勉強が疎かにならないか他人事ながら少し心配です。
木下大維志くんは木下博勝さんの姿を見て、医師になることを目指しており、その夢を叶えるためにはこれからの勉強が非常に重要になってくるかと思うので、なるべく学業に集中するように努めてほしいですね。