お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さん(35)が5日、Twitterを終了したことを報告しました。
これまでにTwitter上で何度も炎上騒動を起こしてきた西野さんは“炎上芸人”と呼ばれ、Twitterでのツイートが良い意味でも悪い意味でも注目を集めてきましたが、Twitterを辞めることによって一部では「Twitter芸人がTwitter辞めたら何が残るんだろうか…」といった声も上がっています。
西野さんは2005年秋からソロトークライブ『西野亮廣独演会』を開催し、2006年には自身が作詞作曲を手掛けたムード歌謡曲『逢いたくて五反田』でソロ歌手としてデビュー、また舞台脚本や絵本の制作などにも力を入れ、絵の才能は高く評価されて個展なども開催するほどで、2013年にはアメリカ・ニューヨークで初の海外絵本絵画展「Akihiro Nishino Solo Art Exhibition」を開催しました。
そんな西野さんですがTwitter上での発言が原因で度々騒動を起こし、2013年2月には、放送作家の鈴木おさむさんの著書「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」に対し、「ちっとも面白くないし、都合よく乗っかる芸人はもっと面白くないですね」とツイートしたことで大炎上し、鈴木さんはこれに対して「僕の書いた物をいくら批判していただいてもいいですが、『都合よくのっかる芸人』って誰のことを言ってるんですかね? この言い方は、正直悲しいです、、、」と西野さんにコメントを返していました。
また、妻でお笑いトリオ・森三中の大島美幸さんは同8月に放送された『FNS27時間テレビ女子力全開2013乙女の笑顔が明日をつくる!!』内の企画で西野さんと直接対決し、「旦那を悲しませた西野、お前全然面白くねーんだよ!」などと怒りを爆発させ、その後同11月に放送されたバラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に鈴木さんがサプライズ出演し、西野さんは土下座までして謝罪し、鈴木さんも「こちらこそお騒がせしました」と頭を下げ、最後には握手を交わして完全和解となりました。
この他にも炎上騒動を起こしている西野さんですが、今年5月には嵐の大野智さんの個展開催に乗じて「なんと!夏に、嵐の大野君も個展をするの!?絶対に行きたいな」と綴るとともに、自身の個展開催を伝えたサイトのURLを貼り付け、「便乗商法」「常識知らず」「軽率すぎる」などの批判が寄せられ、7月にはNON STYLEの井上裕介さんを批判したことから井上さんのファンから批判が殺到、それに対して西野さんが「井上ファン、怖い。ポジティブシンキングがまるで発動しない」「怖い怖い怖い!ごめんごめんごめん。メチャクチャ粘着質じゃーん」と煽る発言をしたことから炎上しました。
このような騒動を起こしてきた西野さんがTwitterを辞めると宣言した理由ですが、自身のフェイスブックにて「嫌な思いをしたとか、そういうのじゃなくて、単純に『飽きちゃった』というのが一番の理由」と明かし、さらに「自分自身の活動において、針が振りきれていないものは僕はあまり面白いとは思わなくて、イラストに特化したInstagramや、ジョギング中の暇潰しで、考えを整理することに使っているFacebookと違い、僕のTwitterは、どこにも針が振れていないなぁと思って。」と説明。
そして、 「そういった中途半端なものを、あまりダラダラと発信し続けるのもみっともないので、Twitterはオフィシャルのinformationだけを流す場として活用することにしました。」といい、「これは自分自身に対して思ったことだけど、呟いている自分が急激にダサく感じてしまいました。『呟くなよ、作れよ』と。あくまで、自分自身に対してね。」などと綴っていたのですが、これに対してネット上では、
- 視聴者はすでに西野に飽きている。というより興味が無いよ。辞めてもらっても全く問題ないし、いちいち宣言する必要も無い
- なんだろう。もう自分は認められた絵本作家みたいな空気は…だから嫌われるんだろうな
- 相変わらず一言も二言も減らず口を叩く奴だな。嫌われ者の典型そのものだわ。さっさと消えてくれ
- Twitterを辞めてしまったら炎上する機会が圧倒的に減ってしまい、芸人人生に関わる危機になるだろ。どうせ数ヶ月後にしれっとツイートを再開させるんだろうな
- 西野は飽きる前に芸人として全く面白くないし不快だから、芸能活動も終了でいいよ。お疲れ様でした
- 何かアーティスト気取りだし、“飽きちゃった”とか何か上から目線だし最後までイラッとさせるなコイツは
など、批判的なコメントが数多く寄せられており、西野さんがいかに世間から嫌われているのかが分かります。
今回西野さんはTwitterを辞めると宣言したものの、イベント等に関する告知はその後も行われており、フェイスブックやインスタグラムといったSNSを利用していることから、そこまで大した変化はないような気がしますが、これまでTwitterで言いたいことを言っていた西野さんが気軽に言葉を発信出来るTwitterから完全に離れるとは思えず、何だかんだ言いながらも1年以内には再始動しそうな気がします。
そして、またそれに対して批判が寄せられ、炎上騒動になるのではないかと予想しているのですが、果たしてどうなるのか今後に注目をしていきたいですね。