お笑いコンビ『キングコング』のツッコミ担当で、現在は絵本作家などの活動をメインとしている西野亮廣さん(にしの・あきひろ 37歳)が4日に、自身の美術館を建設するために「3億円」の借金をしたことを明かし、現在大きな注目を集めています。
西野亮廣さんは仮想ライブ空間『SHOWROOM』で18日から配信開始の番組『猫舌SHOWROOM』(月~金曜21時)の月曜を担当し、この番組の企画として美術館建設費用として3億円借金し、同番組で返済するという企画を発表しました。
『SHOWROOM』は、配信者に対して「ギフティング」(意味:投げ銭、アイテムを投げること)で配信を盛り上げ、それが配信者の収益にもなるというシステムとなっています。
西野亮廣さんはこれを利用し、美術館建設費用の3億円を番組視聴者たちから集めて返済しようと考えているそうで、4日に行われた番組発表会に現在滞在先のアメリカ・ニューヨークから中継で参加した西野さんは、「ちょっと美術館を作ろうと思って。その美術館の建設費用3億円を借金しちゃって、それをSHOWROOMの生配信中に返済しとうという企画です」と企画の内容を説明しています。
また、借金する目処はついているものの返すあてが全く無いため、「配信中になんとか返そうと。生配信中に応援してもらっている方と、どうやって返すか考えたい。期待してください」と語っています。
そして、イベント終了後には自身のブログを更新し、「【悲報】キンコン西野、3億円の借金を抱える」というタイトルで、番組で始める企画について言及しています。
西野亮廣さんは約1年半前の2016年10月に、4年半前から製作していた絵本『えんとつ町のプペル』を出版し、これまでに発行部数は30万部超えという大ヒットを記録しているのですが、周囲と話をしているうちに『えんとつ町のプペル美術館』を自身の地元である兵庫県川西市に建てることになったといいます。
<↓の画像は、西野亮廣さんが出版した絵本『えんとつ町のプペル』の写真>
普通の美術館は苦手だという西野亮廣さんは、「『えんとつ町のプペル美術館』は“美術館”とは名ばかりで、実際に『えんとつ町』を建設して、その間をローラーの滑り台で滑走する超体験型の美術館にするつもりだ。テーマパークと呼んだ方が近いかもしれない。もちろんニューヨークで大ウケしたAR(拡張現実)もブチ込む。」
といい、これらの案を実現させるために3億円かけた美術館を建てると説明しています。
これまでに『えんとつ町のプペル』などの印税、その他の仕事によって相当な額のお金を稼いでいそうな西野さんですが、「僕は一切の貯金をしない。仕事でいただいたお金は毎年全て他人に還元している。Webサービスを作ったり、吉本興業にクリスマスツリーをプレゼントしたり、『はれのひ』の被害に遭った新成人に成人式をプレゼントしたり、だ。なので今現在まるで貯金がない」
と、全く貯金が無いことを明かしています。
その上で、ブログの読者たちに自分を救うように強く訴えかけており、「キミはどうするつもりだ?このまま僕を見殺しにするのか?それとも、僕を助けるのか?とりあえず美術館の建設費の募金先の画像を貼っておくが、もちろん強制ではない。キミが感じるままに動けばいいと思う。ただ、誰から頼まれたわけでもないのに、命懸けで地方創生に飛び込んでいく37歳のオッサンをキミは無視できるのか?僕だったら無理だ。」
と綴っています。
<↓の画像が、西野亮廣さんが募金を呼び掛けている銀行口座の情報>
西野亮廣さんはさらに、「よくよく考えて欲しい。絵本やビジネス書で次々にヒットを飛ばすも、その印税で贅沢するわけでもない。キングコング西野の食事は毎日コンビニの蕎麦だし、キングコング西野は毎日電車移動だ。満員電車に揺られながら、本の印税は全て皆様に還元している。そんな男をキミは見殺しにできるのか?」
と情に訴え、「ここで『できる』と答えられるヤツは、何を食べて育った?どのビタミンを接種すれば、そこまで下衆になれる?圧倒的恐怖だ。」と募金するように誘導しています。
その後も、「キングコング西野史上、これほどまで強く“『リベンジ成人式』のお金を返してほしい”と思ったことがあっただろうか?キングコング西野は今、死にかけている。これまでどおり生きていれば抱えなくてもよかったハズの借金3億円をノリで抱えてしまい、あらゆる間接が震え、激しい下痢に襲われている。」
と体に異常も出始めていると明かしています。
最後には、「たった100円で救える命がある。300万人が100円ずつ募金すればいいのだ。とりあえず、このブログは絶対にシェアしろや。借金返済が番組の企画になっているがガチ自腹だからな。3億円の『ゴチになります』だ。死ぬぞマジで!なんとかしろや!!」
と逆ギレしながら、100円でもいいから募金してくれと強く訴えかけています。
そして、西野亮廣さんが新たに始めたこの番組企画に対してネット上では、
- いわゆる物乞い 普通に働けよ
- 命が救えるとか これボケのつもりなのかしらんが寒い
- コイツはかまってちゃんや。かまったら負けや
- 金金金金 しょっちゅう金集めばっかやってんな
- ライブに精力的に出るなり自慢の絵を売るなりしてコツコツ稼げよ それで足りないならバイトしろ
- 人様の人情に漬け込み 相方の親みたいにマンションのローン返済で不正ナマポ受給商法ですか?腐れ芸人吉本芸人が
- 西野に100円は高い
- こいつに金渡すくらいなら徹子に振り込むわ マジで
- 本自腹で買って無料で配るのやめてこっちに金使えばよかったのに 下山家栗城と同じ匂いがする
- もし金出しても、のこったテーマパークはこいつのものになるんだぜ?ようするにモラハラで『困ってるんだ助けろ』と言って金集めてるだけ。 モラハラで金稼ぎ。炎上しても宣伝。地獄へ落ちるなこの人は。
- 川西市民やけど、ほんまそんなんいらんから。頼むから作らんとってくれ。迷惑やねん。
- サンドウィッチマンは被災地に5億円寄付したというのに このクソ野郎は自分の道楽のために3億円乞食かよ
- あんまり簡単に達成できたらテレビ的によくないからちょっと金が集まりにくい仕掛けにしてるんだろうな それで『なぜ集まらない?』→『人にものを頼む態度と違うわぼけー』という流れに持っていく予定
- 軽いノリで美術館建設計画 軽いノリで3億借金して 軽いノリで返済を番組企画に 番組で3億借金の経緯とか内訳とかやるのかもしれないけど、軽いノリで下手に演出すると詐欺罪になりかねんな ちゃんとやるなら西野の確定申告書とか借金の契約書とか出さなきゃダメなんじゃないか?
などのコメントが寄せられています。
西野亮廣さんは多くのネットユーザーから嫌われていることは間違いないものの、生活保護の不正受給騒動で猛バッシングを浴びた相方・梶原雄太さんとは違い、嫌われながらも何だかんだで注目を集めており、いかにも西野さんが考えそうな企画内容です。
合計3億円もの借金返済企画を番組で行い、視聴者たちの募金で返済しようという厚かましさ、これは明らかにアンチからの批判が殺到し炎上することも視野に入れてのものだと感じられます。
実際にすでにネット上のアンチたちからは批判的なコメントが殺到しているのですが、その一方では面白い企画だと賛同する声も多く上がっており、今月から番組がスタート後にはネット上で話題になりそうです。
しかし、こうした乞食(こじき)行為は日本で法律に触れる可能性があり、軽犯罪法の第1条では「こじきをし、又(また)はこじきをさせた者」を「拘留又は科料に処すことができる」と定めており、乞食が確認された場合には処罰を受けます。
過去にはネット上で乞食をした人物が逮捕・書類送検されるという事件も発生しており、こじきの定義とされる「同情をかって金品を求める行為」に当てはまるとみられるので、西野亮廣さんの行為はもしかすると法に触れる可能性があり、今回ブログに綴った内容が後々大きな問題となるかもしれません。
それも含めての話題作りなのかどうかは現時点では不明ですが、今後どれほどのお金が集まり、法律に触れることなく目標達成となるのか否かに注目したいところですね。