お笑い芸人のエド・はるみさん(53)が、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)の修士課程を修得し、28日に修士号の学位を授与されることを発表しました。
エド・はるみさんは所属事務所『吉本興業』を通じて、2年前に入学した慶應大の大学院SDM研究科の修士課程を修了したことを報告し、これまでの2年間は仕事と両立しながら研究を進めていき、単位習得のための厳しい授業や数多くのレポート提出を行い、修士論文の執筆を行ったことを明かしています。
また、研究内容については人間の心の部分に焦点を当てたものだったとし、「身体的アプローチによってネガティブな感情をポジティブな感情に反転させる、ネガポジ反転学(R)の“ネガポジ反転”手法の提案となり、今回はその中の1つのプログラムについての検証」
が修士論文のテーマだったとのことです。
研究を行った身体的アプローチというのは12個のプログラムがあるそうで、その中の1つに「自己暗示と行動促進の復唱」というものがあり、自身のやる気や自信を鼓舞する言葉を繰り返し、小さな作業を達成するというものだといいます。
こうした研究を行ってきたエド・はるみさんは今後も芸能位活動を続けながら、研究者として論文の執筆や研究も行っていくほか、「実践的ワークショップや講演会を全国の企業様や若い次世代の方々に向けて広く展開しながら、普遍的で身近なテーマを、分かり易く、楽しく、時に笑いを交えて“伝えて”いくことを、積極的に展開していきたいと考えております。」
と明かしています。
そんなエド・はるみさんに対してネット上では、
- また、見ないと思ったけど、大学院でよく分からない研究していたんだw
- お笑いとしてはイマイチだけど 基本真面目なんだろうな
- 子供できなかった反動かな
- こいつ絶対に政治家目指すぞ
- 行動力は凄いと思うわ、口だけじゃないからな
- 芸風ももう少しインテリ寄りにしてればよかったかも、あれが受けたんだから仕方ないけども
- 真面目なんだろうけど、融通きかない点でかなり損してるわこの人
- ただの一発屋だと思ってたけど中々したたかな生き方してるな
- 歳いってからの勉強とか凄すぎ、なかなか居ない人間。なぜ芸能人から離れないのか
- 色々な事をつまみ食いして失敗と成功を経験してるんだろうけど、若い頃からひとつの分野に没頭してれば今頃その分野の女王になってただろうに
などのコメントが寄せられています。
エド・はるみさんは、私立日出学園高校、明治大学文学部文学科演劇学専攻を卒業後、、女優として(当時の芸名:江戸はるみ)舞台やドラマなどに出演しながら、コンピューターインストラクター、マナー講師として活動していました。
<↓の画像は、女優として活動していた頃のエド・はるみさんの写真>
しかし、2004年ごろからお笑いに対して強い興味を持ち、「ふつふつと湧き上がる笑いに対する情熱を抑えきれず」にお笑いの勉強を始め、事務所へ入る前の2005年にはピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり』に出場(2回戦敗退)しました。
同年に吉本興業の養成所『吉本総合芸能学院(NSC)』東京校11期生として入学(同期はチョコレートプラネット、シソンヌ、パンサー・向井慧さん等)し、教室での授業は常に最前列で受け、2006年4月に皆勤賞で卒業するという真面目ぶりを見せています。
そして、同年にピン芸人としてデビューすると同時に、『エンタの神様』(日本テレビ系)で地上波のテレビに初出演し、2008年には手の親指を立てて「グ~」と言うギャグでブレークすることになり、同年の『ユーキャン新語・流行語大賞』で「グ~」は年間大賞を受賞しています。
<↓の画像は、流行語大賞を受賞した当時のエド・はるみさんの写真>
エド・はるみさんは同年、芸人として様々なテレビ番組に出演したほか、竹野内豊さん主演の連続ドラマ『Tomorrow〜陽はまたのぼる〜』(TBS系)にレギュラー出演、さらに『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリティーマラソンのランナーに抜擢され、女性ランナーとしては歴代最長となる113kmを完走しています。
一方のプライベートでは、芸人になる前に離婚を経験しているバツイチで、2010年10月に一般男性と再婚し、2013年には不妊治療に専念することを理由に『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の社交ダンス企画を降板することを発表しました。
その後、2014年には漢字検定2級に合格、2015年に慶応大大学院の修士課程に合格して2016年4月に入学し、同10月には小池百合子・東京都知事が立ち上げた政治塾『希望の塾』にも参加していました。
<↓の画像は、2年前に『希望の塾』に参加したエド・はるみさんの写真>
そんなエド・はるみさんが今回、修士課程を終了したことが明らかとなり、今後も芸能活動を続けながら研究を行っていくとのことなのですが、エド・はるみさんは以前に比べると芸人としての活動がかなり減っており、引き続き研究を続けていくとしていることから、今後さらに芸人とかけ離れた仕事がメインになっていきそうですね。
さらに、ネット上では政治家に転身しようとしているのではないかという声も上がっていますが、『希望の塾』に参加したエド・はるみさんは、昨年1月に同塾が開催の都議選候補者の選抜試験を受験していました。
なお、当時エド・はるみさんは都議選への出馬について「今は勉強したいだけで、考えていません」「政治塾は、もともと勉強するために行っていた。今は大学院に行っていて、これから論文も書かないといけないので、勉学の方に集中したい」などと否定していたのですが、修士課程も修了し今後講演活動などを行っていく中で、政治家になりたいという気持ちが沸き起こっても不思議ではないので、今後政治家に転身する可能性は十分ありそうですね。