吉本興業の所属芸人たちの顔を格付けする『よしもと男前ブサイクランキング2019』の結果が18日に発表され、2015年以来4年ぶりとなる同ランキングの男前部門ではEXIT・兼近大樹さん(かねちか・だいき 28歳)、ブサイク部門ではアインシュタイン・稲田直樹さん(いなだ・なおき 34歳)が1位を獲得し、それぞれ賞金100万円を獲得しました。
『よしもと男前ブサイクランキング』は2000年に月刊誌『マンスリーよしもとPLUS』でスタートした企画で、一般投票によって芸人の顔をランク付けする企画として話題になりましたが、2015年に企画が一度終了しました。
『よしもと男前ブサイクランキング』は3年連続1位獲得で殿堂入りする形となっていて、『男前ランキング』ではこれまでに、ロンドンブーツ1号2号・田村亮さん、チュートリアル・徳井義実さん、次長会長・井上聡さん、ライセンス・藤原一裕さん、ピース・綾部祐二さんが殿堂入り。
一方の『ブサイクランキング』では、130R・ほんこんさん、フットボールアワー・岩尾望さん、南海キャンディーズ・山里亮太さん、元カリカ・マンボウやしろさん、NON STYLE・井上裕介さんが殿堂入りを果たしています。
2015年に企画終了後もファンから復活を望む声が多く寄せられたため、今回4年ぶりの復活が決定したといい、『よしもと男前ブサイクランキング2019』の投票期間は10月23日~11月末までの約1ヶ月間で、吉本興業の公式アプリや特設サイト上から投票できるという仕組みとなっており、総投票数は67万1647票でした。
なお、4年ぶりに復活した『よしもと男前ブサイクランキング2019』では、過去に殿堂入りした芸人たちも投票対象となっていました。
今年の『男前ランキング2019』では、EXIT・兼近大樹さんが9万2306票で1位を獲得し、2位(7万5091票)は和牛・川西賢志郎さん、3位(5万126票)はアインシュタイン・河井ゆずるさん、4位(3万9020票)は2001年~2005年にかけて2位にランクインしていたキングコング・西野亮廣さん、5位(1万1217票)はEXIT・りんたろー。さんといった結果でした。
<↓の画像は、『男前ランキング2019』1位~5位の写真>
<↓の画像は、『男前ランキング2019』6~20位までの順位写真>
『ブサイクランキング2019』では、アインシュタイン・稲田直樹さんが16万666票でダントツ1位を獲得し、大きく差が開いた2位(3万2617)には男前5位のEXIT・りんたろー。さん、3位(2万820票)はYouTuber・カジサックとしても活動中のキングコング・梶原雄太さん、4位(9873票)は吉田たち・ゆうへいさん、5位(8109票)はコロコロチキチキペッパーズ・ナダルさんとなっていました。
<↓の画像は、『ブサイクランキング2019』1~5位の写真>
<↓の画像は、『ブサイクランキング2019』6~20位までの順位写真>
それぞれのランキングで1位を獲得した2人には賞金100万円だけでなく、「メンズハイファンション誌への出演、全国39店・海外13店に出店の焼きたてチーズタルト専門店『PABLO(パブロ)』との広告契約が副賞として付くほか、ブサイク1位のみ人気ファッションブランド『FR2(エフアールツー)』と様々なコラボ商品作成といった特典が設けられています。
『男前ランキング2019』で初の1位を獲得したEXIT兼近大樹さんは、「そうでしょうねとしか言えない。何を言っても調子こいてるみたいにしかならないけど、順当ですね」「1位はファンが獲らせてくれたもの。」
などと語り、賞金100万円の使い道については「どっちが取っても半分の約束だから50万円は相方のりんたろー。さんに、残りの50万円はファンのために使いたい」としています。
<↓の画像が、『男前ランキング2019』1位のEXIT兼近大樹さんの写真>
一方の『ブサイクランキング2019』で1位のアインシュタイン稲田直樹さんは、「ちょっとあれですね、僕が弱いものイジメしているみたい。ザコばっかり。相手にならないです。来年やるんやったら、“僕対それ以外”でやらないと。まとめてかかってこいって感じ」「僕はプロのブスです。何を言われても大丈夫。間違っても、一般の人に『アインシュタインの稲田に似ているな』って言わないであげてください。特に女の子。言葉のナイフです」
とコメントしていました。
<↓の画像が、『ブサイクランキング2019』1位のアインシュタイン稲田直樹さんの写真>
また、賞金100万円の使い道については、「僕は責任があると思うんですよね、このブサイク若手界を盛り上げる。だから一回置いて、(殿堂入りまでの)3回分、キャリーオーバーしようと思います。殿堂入りを果たした時に、そのお金を(使う)。殿堂入りする前に僕を誰かが倒したら、それはそのまま(賞金を)あげます。来年、もしその賞金制度がなかったら、この100万円もあげます。僕は勝ってほしいので。俺を倒すやつに会いたい」
などと語っていました。
そして、今年4年ぶりに行われた『よしもと男前ブサイクランキング2019』に対してネット上では、
- 稲田は次元が違う
- 不細工でも人気出れば勝ち組やわ
- 稲田のために復活させたんだろ
- 和牛の川西イケメン推しって何なの?
- そういや、りんたろーの元相方・北見寛明も吉本史上に残る男前だったな
- 西野がまだ殿堂入りしてないのが意外。顔面だけなら圧倒的イケメンやん
- りんたろーが男前五位って、そんなバカな
- りんたろーは男前5位なのにブサイク2位なんだな。好きな芸人嫌いな芸人ランキングと同じで、こういうのはランクインすることで人気かどうかわかるよな
- 容姿だけで優劣を決めるとか差別
- 今の世の中差別案件やろこういうの。抱かれた抱かれたくない系も男女逆なら即差別だーって騒がれそうやのによく続いてると思うわ
- なんで復活したかって イグジッとのイメージアップの為だけだよな
今のコンプライアンスの時代に容姿の事をあるのは・・・女性版はやらないのはなぜ?
などのコメントが寄せられています。
EXIT兼近大樹さんは過去の逮捕歴、前科を週刊誌『週刊文春』によってスクープされ、これによって非常に大きなダメージを受けつつも、特に若い世代のファンが多く付いていたことによって現在も応援する声は多く、今回『男前ランキング2019』で1位を獲得したことによって、今後さらに仕事が増えていくでしょうね。
一方のアインシュタイン稲田直樹さん、かなり前からブサイク芸人として注目を集め、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)などにも出演していましたが、『ブサイクランキング2019』の獲得で知名度が大きく上昇し、EXIT兼近大樹さんと共に吉本興業の猛プッシュによって、今後さらにメディア露出を増やしていくのは間違いなさそうです。
EXIT兼近大樹さんはすでにかなり活躍している一方で、アインシュタイン稲田直樹さんはまだ関東での人気、知名度は今ひとつと感じるため、これから他の殿堂入り芸人等と同様にそのキャラを上手く活かし、全国区の人気芸人になっていってもらいたいです。
そして、吉本興業では『よしもと男前ブサイクランキング』に加えて、女性芸人の顔を格付けする『よしもとべっぴん・ぶちゃいくランキング』を2010年から行っていましたが、2015年に企画廃止となって以降は復活しておらず、ネット上ではなぜこちらは復活しないんだという声も上がっています。
『よしもとべっぴん・ぶちゃいくランキング』では過去に、『ぺっぴんランキング』でアジアン・馬場園梓さん、『ぶちゃいくランキング』ではアジアン・隅田美保さん、ハリセンボン・近藤春菜さんが殿堂入りを果たしています。
吉本興業としては両方の復活を考えていたかもしれませんが、特に女性の容姿を格付けすることに対しては非難の声が集まる可能性が高く、炎上騒動に発展する恐れもあることから、こちらは復活しなかったのかもしれません。
ネット上では、男性芸人の『よしもと男前ブサイクランキング』に対しても批判的な声は上がっており、世間の反応次第では来年以降の開催は見送る可能性も出てきそうですが、今年のランキングで1位となったEXIT兼近大樹さん、アインシュタイン稲田直樹さんの2人は殿堂入りを果たせるのかどうか注目したいですね。