芸能事務所『レプロエンタテインメント』からの独立騒動によって休業状態になったものの、昨年7月に芸名の変更を発表し、再び芸能活動を行っている女優・のんさん(旧芸名・本名=能年玲奈 23歳)が、電動アシスト自転車「BESV(ベスビー)」のイメージキャラクターに抜擢され、7日に行われた新モデル発売記念イベントに出席しました。
イベント後の囲み取材でのんさんは、イメージキャラクターに抜擢されたことに対して「すごくうれしいです。(仕事の楽しさを)感じてます。楽しいですね。最高です!」と喜び、今後の仕事については「粛々と頑張っていこうと思っています。(演技の仕事も)好きです。自分の中で準備はしておきたい。発声練習とかしています」と語っていました。
<↓の画像は、7日に行われたイベントに登場したのんさんの写真>
のんさんは2015年1月に個人事務所『三毛&カリントウ』を設立し、これが原因で事務所独立騒動に発展。
その後、のんさんが出演していたラジオ番組やCMが相次いで終了し、テレビから完全に姿を消すという事態となり、芸能界から引退かとも囁かれていたのですが、昨年7月に本名でもあった名前を改名することを発表し活動を再開。
昨年11月から公開されている『この世界の片隅に』では、アニメ映画の声優に初挑戦したのですが、この作品は2月12日までの累計動員数が156万6,000人、興行収入は20億4,600万円を記録する大ヒット。
<映画『この世界の片隅に』>
このヒットによって「第40回日本アカデミー賞[」の最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、映画賞を総なめ。
また、主人公の声優を担当したのんさんは、「第38回ヨコハマ映画祭」で審査員特別賞、「第71回毎日映画コンクール」と「第26回東京スポーツ映画大賞」で女優主演賞を受賞するなどし、メディアに取り上げられる事が激増しています。
そして、6日には「LINEモバイル」がのんさんをイメージキャラクターに起用し、テレビCMへの出演が決定したことを発表しました。
のんさんがテレビCMに出演するのは改名後初で、さらに「BESV」のイメージキャラクターにも起用され、ファンからは歓喜の声が上がっていたのですが、『東京スポーツ』(東スポ)によると「“芸能界の力学”にあまり影響されない業界が起用に前向き。」だといいます。
「BESV」の販売業者の親会社は台湾の企業で、のんさんのことを純粋に評価しているといい、ベンチャー企業の「LINEモバイル」については、芸能界の慣習を気にせずにCM出演を决定したとのことです。
しかし、現在でもNHK以外の民放各局はのんさんの話題をほぼスルーし続けており、ミニシアター系の映画としては異例の大ヒットを記録している『この世界の片隅に』の話題を取り上げることは少なく、7日に行われたイベントについても大手スポーツ紙やテレビは大きく取り上げませんでした。
これは現在でも争いを続けている『レプロエンタテインメント』に配慮したものだと言われており、同事務所は大手芸能事務所『バーニングプロダクション』の系列ということもあって、今後もこうした状態は続くのではないかとみられているのですが、のんさんの活動を応援する声は着実に増えており、このまま活躍し続ければ仕事が増える可能性が高いため、芸能界の圧力などに負けること無く引き続き仕事を頑張ってほしいですね。