縄跳びを使ったリズムネタで昨年10月の『キングオブコント2017』で準優勝し、仕事が激増したお笑いコンビ『にゃんこスター』が早くも「消えた」と話題になっており、あのブレークから一気に消えた原因やコンビが嫌われている理由などをニュースサイト『J-CASTニュース』が伝えています。
『にゃんこスター』は、ツッコミのスーパー3助さん(本名=一釣良太 34歳)とボケのアンゴラ村長さん(本名=佐藤歩実 23歳)によるコンビで、昨年5月にアンゴラ村長から声をかけ、『キングオブコント』出場のための即席コンビとして結成したそうです。
そんな『にゃんこスター』が初出場の『キングオブコント』で、縄跳びを使ったシュールなネタで視聴者の注目を集めるだけでなく、準優勝というまさかの結果を残し、優勝した『かまいたち』よりも話題になるという異例の現象が起きました。
さらに、大会終了後には大手芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』に所属することが発表され、そこから数百本もの番組に出演し、その頃の平均睡眠時間は2時間程度というほど仕事のスケジュールがパンパンな状態にありました。
しかし、2人が交際していることをスポーツ紙のインタビューなどで告白したぐらいから風向きが変わり、恋人同士のコンビということに嫌悪感を抱く方が続出し、コンビに対してネガティブな声が多く上がる事態になりました。
それでもテレビ番組出演時には、リズム縄跳びネタを披露したり、2人が交際していることについて言及し、民放各局の主要バラエティ番組にはほぼ出演を果たしているのですが、一通り出演を終えると仕事はかなり落ち着き、年明けから今年3月までに出演した番組は昨年に比べグッと減少しています。
その一方で、3月5日に放送された芳根京子さん主演の月9ドラマ『海月姫(くらげひめ)』に本人役で出演したほか、このドラマのオープニング曲『Goサインは1コイン』を「カフェラテ噴水公園 feat.にゃんこスター」名義で歌唱しており、7日にシングルがリリースされました。
このように幅広く活躍している『にゃんこスター』に対してネット上反応を見てみると、
これにネットでは、
- 最近にゃんこスターテレビで見ない
- にゃんこスターやっぱり消えたな
- 最近、にゃんこスター見ないけどもう消えた?
などと、表舞台から姿を消したと指摘する声が相次いでいます。
実際に「にゃんこスター 消えた」というキーワードで検索を行う方が多い様子で、コンビ名を入力すると予測変換のトップに「消えた」というワードが表示されます。
その他に「つまんない」「気持ち悪」「嫌い」「面白くない」といったネガティブなワードが並んでいます。
<↓の画像は、『Yahoo!』で「にゃんこスター」と入力時の予測変換(8日17時30分)>
このように『にゃんこスター』に対して批判的な声が上がっている理由について、お笑い評論家・ラリー遠田さんは「それだけ『消えた』と言いたい人、つまり、にゃんこスターに消えて欲しいと考えている人が多いということでは」と分析。
その上で原因については、「にゃんこスター自体が一般にあまり好かれていないというか、叩かれやすいキャラになっている気がします。こうしたイメージが付いたのには、交際宣言の影響や本人たちのトーク力やアドリブ力など、様々な要素が絡んでいるのでしょう。アンゴラ村長の男性受けの良い絶妙なルックスも、女性から嫌われてしまいやすいというか…」
と説明しています。
仕事が減った(消えた)原因は単にリズム縄飛びネタのみの1発屋で、フリートークはほぼ素人レベルだったこと、2人がカップルだったこと、事務所があからさまにゴリ押ししていたことなどなど、様々な要因が重なったことでコンビに対して嫌悪感を抱いていた方は多くいたのではないかと思います。
それにしても昨年の『キングオブコント2017』からまだ半年も経っていないため、これで消えてしまうのは早過ぎるとも感じるのですが、現時点ではリズム縄跳びネタしかないため早々に消えるのは仕方が無いかもしれません。
結成間もなくブレークしたコンビと言うと、同じくリズムネタで注目を集めた『8.6秒バズーカー』などが挙げられますが、同コンビは女性スキャンダルや様々な陰謀説などでイメージダウンしてしまったほか、そもそもネタが意味不明、つまらないという声が多く上がった結果、テレビから完全に姿を消しました。
芸人としてネタやトークさえ上手ければ再び売れるチャンスは出てくると思うので、『にゃんこスター』も完全に消えてしまったとしても2度目のブレークを目指し、今後さらに面白いネタを見せてほしいなと思います。