フェリス女学院卒業の“お嬢様芸人”として注目を集め、2015年からは東京大学大学院情報学環教育部、2016年からは慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科に在学、『株式会社笑下村塾』という会社も設立するなど、幅広い活動をしているたかまつななさん(本名=高松奈々 24歳)が、『NHK』にディレクター職で内定したことが明らかになりました。
これは22日発売の週刊誌『週刊文春』に報じられることを受けて、たかまつななさんが自身のブログで発表したもので、たかまつさんは取材に対して「私からは、お答えできないんですが……。」と話し、NHKも「個別の採用や内定の有無については、お答えしていません」と回答していたのですが、たかまつさんは「【文春砲について】お詫びとご報告」というタイトルの記事を投稿。
その記事では、「明日発売の文春砲に、撃たれることになりました。私がNHKさんに来年4月入社の内定をいただいた、と言う話が出て参ります。」と説明した上で、「記事の内容は事実です。なので取材も受けさせていただきました。」と、NHKに内定したことは事実だと認めています。
しかし、たかまつさんは昨年4月に『株式会社笑下村塾』を設立し代表取締役社長を務めており、「この会社で取引先様と進ませていただいている様々なお仕事について、どのような形で今後続けていくのか・収めていくのか、といったことをきちんとご相談してからでなければ、NHK入社を自分の中で確定し皆様にお知らせする事はまだ時期尚早であると考えています。」と説明。
現在の自身の気持ちについては、「7:3 でNHKで働きたいと考えております。ですが、残り3心に残っているのは、会社を存続させられるよう責任を取れるのかというところになります。」とし、今後については「もし、会社の調整がつき、NHKから正式な辞令をいただくことになった場合には、来年4月よりNHKにてディレクターとして働かせていただくことになります。お笑いを通して社会問題を発信したいという一心で頑張ってきましたが、これからもその想いを胸に、裏方として番組作りをさせていただきます。」と報告しています。
さらに、NHKに入社するにしても『株式会社笑下村塾』の活動は継続するつもりで、NHKの面接を受けた際にも「会社は絶対に守ります。続けます」と主張し、その上で内定を貰ったことを明かしているのですが、「ただ、特別扱いを求めるわけにはいきませんので、今後現実にNHK入社という選択をしたならば、兼業はできません。その場合、笑下村塾の活動は、お金をもらわずボランティアという形で続けます。」「NHKの中で一生懸命働いてジャーナリズムの専門性を身につけ、その力でプロがボランティアをする『プロボノ』というスタイルを目指します。」としています。
そして、この発表を受けてネット上では、
- 実力なの?コネなの??
- 政治家、芸能人、実業家、テレビ局はコネ入社が多すぎる。この方も曽祖父が東京大学の名誉教授、東京ガスの2代目社長。
- 菅直人をライブに呼ぶほどの政治活動している人がNHK入れるんだ。受信料は巡り巡ってこの人の懐に行くんだね
- ディレクターでもテレビには普通に出るからな…。ニュースウォッチ9のキャスターだった大越さんはアナウンサーでなく現場の人であり番組を統括する立場の編集長の一人だったし…。使い勝手が良いなら局内専用タレントとして兼任させるかもな…。
- 経歴が渋滞し過ぎて何をやりたい人なのか分からない。何しても中途半端感が否めない。
などのコメントが寄せられています。
たかまつななさんは先祖も有名で、平安時代の武官・坂上田村麻呂、江戸時代に作られた宿場・内藤新宿を開設・整備したという代々の高松家を先祖に持ち、曽祖父は東大名誉教授で応用化学者・高松豊吉など、エリートな家系に産まれており、自身も幼少期からこれまで様々な活動を行っています。
両親が厳しかったことから、家ではNHK以外の民放局は一度も見たことがなく、誰もが知っているような芸能人ですらほとんど知らないほどなのですが、真面目でひたむきな姿勢が高く評価されてディレクター職で内定を貰えたのでしょうか。
ちなみに、ディレクターは制作現場での責任者で、番組の演出全体を考えて指揮を取り、各スタッフたちに指示を出しながら番組を作っていくという番組の肝となる役割となっています。
たかまつななさんは『株式会社笑下村塾』という会社を立ち上げ、同社では若者と政治をつなぐために「笑って学べる出張授業」のコンテンツ開発を行っており、これまでに「笑って学べる国際協力」「人を惹き付けるプレゼンテーション研修」「AO入試・推薦入試の極意」「教師のための主権者教育」などをテーマに、全国の学校で出張授業を行ったり、講演会なども実施しています。
<↓の画像は、出張授業を行うたかまつななさんの写真>
お笑い芸人という枠には収まらず、自分が興味を持ったことにどんどんチャレンジし、活動の幅を拡げている方なので、今後もしNHKに入局した場合にどのような番組を作っていくのか楽しみです。
現時点では批判的な声が多く寄せられていますが、今後の活躍に期待したいところですね。