漫画家・空知英秋さん(そらち・ひであき 39歳)原作の人気漫画『銀魂(ぎんたま)』が、9月15日発売の42号で完結し、『週刊少年ジャンプ』での連載が終了することが明らかになりました。
これは20日発売の38号で正式発表されたもので、同号の表紙はアニメ版、実写映画版、漫画版の主人公・坂田銀時(さかた・ぎんとき)が飾り、巻頭カラーページで「重大発表!!!最終回まで残り5話!!ラストスパート、お付き合いください!!」と、同号を含めて残り5話で連載終了することを告知し、「ぼくたちは幾人もの銀時に出会った。そして、出会えるのは――あと5人。」というメッセージも添えています。
<↓の画像は、20日発売『週刊少年ジャンプ 38号』の表紙写真>
<↓の画像は、巻頭カラー扉ページの写真>
このように連載終了が発表された『銀魂』は、空知英秋さん曰く「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」をテーマとした作品で、2003年12月8日発売号(2004年2号)から連載がスタートし、これまで約15年にわたって連載されている人気漫画で、女性人気も高い作品でした。
<↓の画像は、『銀魂』登場キャラクターの写真>
コミックスは現在までに74巻まで発売されており、累計発行部数は5500万部を突破し、2006年4月からテレビ東京系でアニメの放送がスタートし、中断期間を挟みながら現在も放送を継続しています。
この他にも、ゲームや小説など様々なメディアミックスをしており、昨年7月には小栗旬さん主演で実写映画化され、その年の邦画ではトップとなる興行収入38億円超えを記録し、こうした反響によって今年8月17日から続編『銀魂2 掟は破るためにこそある』の公開がスタートしています。
<↓の画像は、実写映画『銀魂』出演の小栗旬さん等の写真>
(左から菅田将暉さん、小栗旬さん、橋本環奈さん)
そうした中で、ついに連載終了が発表されネット上では、
- 銀魂終わったら流石にジャンプも終了だろ どうすんの?
- ヤバイな。銀魂も終わったらもはや週刊ワンピースやんけ
- やっとかよ最終章終わってから長過ぎだろ
- この大発表巻頭カラーでみんなが注目する回がゴリラ回という全く考えてない采配に笑う
- 実写が成功したから無理矢理引き伸ばした感が凄かったな。現に第二弾公開したら終了宣言し始めたし
- 銀魂も終わるのか。まあ腐女子には食戟のソーマとハイキューがあるから問題ないけどな
- どうせサブ漫画みたいなん始まるやろ。ナルトのボルトみたいなんとか最終章宣言しつつ脇役の漫画始めたコナンみたいな感じで
- ずっと掲載順位低かったし、アニメや実写が成功したおかげで続いてただけだろこれ
- 終わる終わる言って結局またアニメやっとるやんけ
などのコメントが寄せられています。
作者の空知英秋さんは2015年12月開催のイベント『ジャンプフェスタ2016』で、2016年から『銀魂』が最終章に突入することを発表し、実際に2016年7月から最終章へと突入したのですが、その後も連載が続き、昨年1月にはアニメの放送が再開され、実写映画化もされました。
こうした経緯を辿っていることから、連載終了を惜しむ声が上がっている一方で、無理矢理引き延ばしているようにも感じていたという声もあり、ここでやっと終了するのかと思っている読者も少なくない様子です。
現在『週刊少年ジャンプ』では『銀魂』のほかに、『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』『ハイキュー!!』『食戟のソーマ』『僕のヒーローアカデミア』『BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』などが連載中なのですが、一時期と比べると人気作品が減っていることもあり、『銀魂』の連載終了によるダメージは大きいのではないかと予想する声も見受けられます。
2年前の2016年8月には『BLEACH』が15年の連載に幕を閉じ、同9月には1976年から40年連載の“こち亀”こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が連載終了(その後も特別読み切り掲載)を迎え、長年連載された人気作品が相次いで終了する中で、『銀魂』も終了してしまうというのは寂しいところですが、空知英秋さんの次回作が今後またどこかでスタートすることに期待したいですね。