オリコンが毎年恒例の『第9回好きな司会者ランキング』を発表し、タレントのマツコ・デラックスさん(44)が1位を獲得したことが明らかとなりました。
マツコさんは、昨年のランキングで圏外から一気に3位に浮上し、昨年まで1位だった明石家さんまさんを抜き、1位を獲得しています。
マツコさんは現在、『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)、『マツコの知らない世界』(TBS系)、『マツコ会議』、『月曜から夜ふかし』(ともに日本テレビ系)、『アウト×デラックス』(フジテレビ系)など、現在8本のレギュラー番組を持ち、多くの番組で好視聴率を記録しています。
そんなマツコさんを支持する方からは、
- 世間が思っていても言わないことを代弁してくれている。短い文字数で意見をおっしゃるので分かりやすく視聴者に共感される(北海道/10代・女性)
- どこか一般市民的な感覚を持ちつつ、独特の切り口で語れる(宮崎県/40代・男性)
- 権力や強い者に媚びずに発言する強さと、どんなに売れっ子になっても視聴者目線を忘れない優しさとしなやかさを兼ね備えている人(東京都/50代・女性)
- 男女の気持ちも分かっていて他にはいない存在(京都/20代・女性)
- 知識が豊富で的確な表現がいい(愛知/30代・男性)
などの声が上がっており、男女問わず幅広い年代層から高く評価されています。
次いで2位には、昨年に引き続きタモリさんがランクインしており、2014年3月末をもって国民的番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)は終了したものの、『ミュージックステーション』、『タモリ倶楽部』(ともにテレビ朝日系)、『ブラタモリ』(NHK)といったレギュラー番組を持ち活躍しています。
<2位のタモリさん>
そんなタモリさんについて世間からは、
- どの出演者やアーティストもタモリさんをお父さんのように慕っていて、和む(埼玉県/40代・女性)
- 自分が前に前に出るのではなくただその人と自然体で話す姿に惹き付けられる。『紅白歌合戦』の司会はこういう人にやってほしい(宮城県/20代・女性)
- 懐の深さが視聴者として見ていて安心感がある(北海道/20代・女性)
- 物知りだし、勉強になる(福岡/20代・男性)
といった声が上がっています。
3位には、昨年まで3年連続1位だった明石家さんまさんがランクインし、
- トークのみならず、共演するタレントを売り出す才能に長けているから(大阪府/50代・男性)
- 話しのオチの進め方や進行がうまい(神奈川/20代・女性)
- 言葉の切替えしが早く面白い。司会者の神的存在(京都/20代・男性)
- 話しのオチの進め方や進行がうまい(神奈川/20代・女性)
などと、高く評価されています。
<3位の明石家さんまさん>
4位には、昨年に引き続き元SMAP・中居正広さんがランクインしており、「自分の言葉で話しどんな番組も中居色に染める」(東京/10代・女性)、「ゲストの魅力を引き出すのが凄く上手いと思う」(兵庫/10代・女性)と評価されています。
<4位の中居正広さん>
5位には、昨年7位だったウッチャンナンチャン・内村光良さんがランクイン。
20%以上の高視聴率を記録している『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)をはじめ、『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)、『じわじわチャップリン』(テレビ東京系)、『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』(NHK)など、数多くのレギュラー番組を持ち、「常に笑顔で誰に対しても優しさを感じるのが良い」(滋賀/30代・女性)、「アイデアが面白くそれを際立たせるのが上手い」(東京/40代・男性)といったコメントが寄せられています。
<5位の内村光良さん>
6位は昨年圏外だったTBSの安住紳一郎アナウンサー、7位は有吉弘行さん、8位はくりぃむしちゅーの上田晋也さん、9位のジャーナリスト・池上彰さんと10位のダウンタウン・浜田雅功さんは、圏外からTOP10入りをしています。
1位:マツコ・デラックス(3位)
2位:タモリ(2位)
3位:明石家さんま(1位)
4位:中居正広(4位)
5位:内村光良(7位)
6位:安住紳一郎(圏外)
7位:有吉弘行(6位)
8位:上田晋也(5位)
9位:池上彰(圏外)
10位:浜田雅功(圏外)
調査対象:合計1000名(アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代~50代の男女)
そして、今年のランキング結果に対してネット上では、
- 庶民派で、いろいろな事を知っているし、それが嫌味にもなっていない。あれだけ売れても謙虚だし、かと思ったら高飛車な時もあるしで、バランス感覚がある。
- マツコさんは番組や相手に合わせて司会をするので、見ていて面白いし、飽きないですね。それに、どの番組でも必ず自分の言葉で自分の考えを伝える。中居君が4位に入っているのも似たような理由だと思います。
- 今までマツコさん司会って感覚で見てなかったけど、納得。番組によって微妙に変えてるし、突っ込むとこ引くとこのバランスが本当に上手いな~と思う。他の人が言うときっと嫌みに感じるかもってことも何故か笑える。
- マツコさんは司会というよりもコメンテーターのように思う
- とても頭の切れる人だと思う。ただ司会者って響きはちょっと合わないかなあ。
- 納得のランキングだと思います。いろんな番組で司会してるのにランキング外になる坂上忍の嫌われっプリにも納得です。
- 幅広い知識を持ってるし、自分の意見はちゃんと言うけど偏見はないし、毒は吐くけど誰も傷つかない。すごいことだと思う。
などのコメントが寄せられています。
昨年3連覇を達成したさんまさんに対しては、絶賛の声が上がっている一方で否定的な声も多くあり、賛否両論という感じだったのですが、今回初の1位となったマツコさんに対しては納得という声ばかりで、多くの方から支持されているのがうかがえます。
しかし、マツコさんは司会者として番組を仕切り、盛り上げるのではなく、コメンテーターのようなポジションということから、司会者という括りに対して疑問の声もあります。
マツコさんは現在、テレビで見ない日は無いと言っても過言では無いほど、テレビ番組やCMに出演していますが、そのキャラクターや的確なコメントからアンチが少なく、業界内でも評判が良いという話も出ているため、今後も消えることなく活躍し続けそうですね。
今年のランキングではマツコさんが1位を獲得しましたが、来年また大きくランキングが変化する可能性は十分あるため、来年の結果にも注目したいところです。