『波平 追悼』動画の声の人は活動弁士・坂本頼光さんだったことが判明!!声優・永井一郎の声にソックリだとして話題に
アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)の磯野波平の声を演じてきた声優・永井一郎さんが先月27日に亡くなり、波平の2代目声優が一体誰になるのかと先週話題になっていたところ、動画共有サイト「YouTube」にある動画がアップされ話題になりました。
それは『波平さん追悼』というタイトルの音声動画で、そこには永井さんソックリの声が納められており、この声の人こそ2代目の波平役に相応しいと話題になったのですが、動画の説明には「アップしてもいいけど、誰がしゃべったかは秘密にしておきたい」と名前を明かさないことが明記されており、一体誰が喋っているのか分かりませんでした。
しかし10日に、波平役を『名探偵コナン』の日暮警部や『ちびまる子ちゃん』の永沢君の声を担当していることで有名な声優の茶風林さんに決定したことから、ついに永井さんソックリの声の主が11日、自らブログで名乗り出ました。
その正体は、活動弁士・坂本頼光氏。
(↓の画像が、活動弁士・坂本頼光さんの写真)
声帯模写が特技だという坂本氏は、「動機は、本当に好きな方だったもので。つい衝動的に演ってしまいました」と打ち明けており、匿名にした理由については、ネットでのネタ公開は初めてだったため、どうなるかわからなかったからだと明かしました。
これにネットでは、
「茶風林降板の方向で」
「3代目はこの人に決定でしょ」
「やっぱり素人じゃなかったんだな」
「今更名乗るなよ」
「結局話題作りだったって事ね」
などのコメントがありました。
『波平さん追悼』で永井さんソックリな声を出していた方が、活動弁士・坂本頼光さんとのことですが、活動弁士とは何かと思い調べました。
ウィキペディアによると、『活動弁士(かつどうべんし)は、活動写真すなわち無声映画(サイレント映画)を上映中に、その内容を語りで表現して解説する専門の職業的解説者』とあります。
日本で映画が初めて公開されたのは明治29年のことで、それから昭和の初頭まで映画というのは音声が収録されていなかったため、活動弁士という方が映像に台詞を入れたり、解説などを加え上映するようです。
ちなみにですが、先日ゴーストライターであることを暴露する会見を開いた、桐朋学園大学の非常勤講師・新垣隆さんは、無声映画伴奏楽団カラード・モノトーンに参加し、ソロ演奏者としても活動弁士と共に公演を行っているそうです。
そして坂本頼光さんが、活動弁士として映像作品に声を入れている動画がYouTubeにありました。
- 活動弁士・坂本頼光さんによる『サザザさん』という作品(dailymotion)
この動画を観ると坂本さんの声は、波平以外そこまで似ていないようですね(笑)
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