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高橋幸宏が病気で闘病中に誤嚥性肺炎併発し亡くなる。脳腫瘍の摘出手術から2年、復帰叶わず70歳で死去

YMO高橋幸宏が急死、死因公表し妻がコメント発表。坂本龍一はグレー画像で追悼。

『イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)』のドラム&ボーカルで、ミュージシャンとして様々な活動をしていた高橋幸宏さんが、11日に亡くなられていたことが分かりました。70歳でした。

所属事務所『ヒンツ・ミュージック』の発表によると、高橋幸宏さんは11日午前5時59分に亡くなったといい、死因は「脳腫瘍により併発した誤嚥(ごえん)性肺炎」としています。

葬儀は近親者のみで執り行われ、後日お別れ会を行う予定とのことです。

喪主を務めた妻・喜代美さんもコメントを発表し、「2020年夏に判明した脳腫瘍の摘出手術は成功裡に終わり、その後は復帰に向け度重なる治療と入退院を繰り返しながらリハビリに真摯に向き合ってきました。昨年11月からは自宅にて療養しておりましたが、年末から容態が悪化し帰らぬ身となりました。本人は元より家族親族と最善を尽くしてまいりました。なによりも携わっていただいた医療関係者の皆様に深く感謝致します。」としています。

そして、高橋幸宏さんの突然の訃報を受けてネット上では、

などと、死を悼む声が上がっています。

また、YMOで共に活動していた坂本龍一さん(70)は各SNSに、グレー一色の画像のみを投稿し、現在の心境を現しています。

<↓の画像が、坂本龍一さんのツイッター投稿写真>

過去に中咽頭ガンや直腸ガンの手術を受けた坂本龍一さんも昨年6月に、ガンが進行しステージ4の状態にあることや、2021年10・12月に両肺に転移したガンの摘出手術を受けていたことを明らかにしており、昨年12月には“最後になるかもしれない”ピアノコンサートをオンライン配信し、坂本さんも満身創痍の状態にあります。

坂本龍一さんが昨年末配信『戦場のメリークリスマス』ピアノ演奏動画

高橋幸宏さんは2020年の初夏に断続的な頭痛の症状が現れ、その後の検査で脳腫瘍が発覚したことで同8月に摘出手術を受けました。

術後の経過は順調とのことでしたが、2021年6月に自身のツイッター上で「まんまと嫌な予感が当たり、僕はまた別の治療を始めます」と明かし、手術から1年後の同8月には、「治療を続けながら音楽制作活動を行って参りましたが、ライブのための充分な体力の回復にもう少しだけ時間がかかりそうです。しばらくライブはお休みとさせていただき、治療に専念して参ります。近い将来、元気な姿で皆さんとお会いできるように」と報告していました。

その後もツイッターやインスタグラムの更新は続けていましたが、昨年6月6日に70歳の誕生日を迎え、同月をもってSNSの更新はストップしていました。

<↓の画像は、昨年6月に投稿した写真>

『スポーツニッポン』(スポニチ)が関係者に取材したところによれば、高橋幸宏さんは昨年9月開催のプロデビュー50周年や生誕70周年を記念したライブでの復帰を目指し、治療やリハビリに取り組んでいたそうなのですが、体調の問題やコロナ禍ということもあり出演を見合わせ、年明けに肺炎を発症、容態が悪化して11日に亡くなったとのことです。

死因となった誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液などが誤って気管から肺に入り、それが原因で肺炎を発症し、特に高齢者に多い疾患となっており、日本では高齢化によって誤嚥性肺炎による死亡者数は増加し、2019年には死亡者数が4万人を超えています。

バイプレーヤーとして活躍していた俳優・志賀廣太郎さん、落語家・林家こん平さん等も誤嚥性肺炎により70代で亡くなるなど、高齢者の主な死亡原因となっているのですが、高橋さんは昨年に70歳になったばかりで、またいつか本格的に音楽活動を再開してくれることを願っていただけに、突然の訃報には大きなショックを受け、ただただ残念な気持ちでいっぱいです。

高橋幸宏さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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