1993~2004年にかけて活動したヴィジュアル系(名古屋系)ロックバンド『Laputa(ラピュータ)』の元ボーカルで、バンド解散後もソロで音楽活動を続けていたakiさんが、8月29日に急死していたことが分かりました。52歳でした。
akiさんの訃報はX(旧・ツイッター)で伝えられ、「去る2023年8月29日、akiが急病により永眠いたしました。ここに生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」
とし、詳しい死因は明らかにしていません。
続けて、「akiの突然の訃報はとてもショックであり、言葉に表すことができないほどの悲しみを我々は抱えていました。多くのファンに愛された、独自の世界観を持つakiは、これから私たちの心の中で歌い続けてくれることでしょう。これまでakiを応援していただいたファンの皆さま、関係者の皆さまに心より感謝いたします」
と綴っています。
<↓の画像が、元Laputa・akiさんの訃報、スタッフコメント全文の写真>
そして、元Laputa・akiさんの突然の訃報を受けてネット上では、
- まだ52歳、ラルクやGLAY、LUNA SEAらと同世代なのに···早いです。ご冥福をお祈りします。
- 名古屋系を代表するカッコいいバンドでした。いつか再結成しないかな~と思ってましたが、とても残念です。
- 黒夢やROUAGEと共に名古屋系の大御所だったね Voの声や歌い方ってV系は意外と似たり寄ったりになりがちだけど、この方の歌は誰とも似ていない
それでいて造った声と違って地声が綺麗だから好きだった - 再結成ブームで正直Laputaも…って期待してた所があったのでとてもショック。ただ唯一無二の美しい歌声を聞きながら人生を過ごせている事に感謝しています。
この世に素晴らしいものを届け、残してくれてありがとうございます!! - ランク王国のオープニングテーマ曲だったBreathが今でも印象に強く残ってる。
ヴィジュアル系全盛期を知っている身としては、まだ若いのにその当時の人が次々いなくなってしまうというのは何とも言えない気持ちになってしまう。
などの声が上がっています。
akiさんは、『黒夢』などのコンサートスタッフを経て1993年にLaputaを結成、『黒夢』や『ROUAGE(ルアージュ)』などと共に名古屋のヴィジュアル系ロックシーンを牽引する存在となり、1996年にメジャーデビューを果たしました。
その後は、複数の楽曲がテレビ番組などのオープニング・エンディングに起用され、2ndシングル『eve〜Last night for you〜』は『COUNT DOWN TV』(TBS系)、3rdシングル『meet again』はアニメ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)、4thシングル『揺れながら…』は『進ぬ!電波少年』(同)、5thシングル『Feelin’ the sky』は『代々木アニメーション学院』のCM、6thシングル『Breath』は『ランク王国』(TBS系)、7thシングル『Chimes』は『ろみひー』(日本テレビ系)などと、デビューシングル以外はいずれもタイアップ付きでした。
しかし、徐々に人気も落ち込んでいき2004年9月に解散、akiさんはその後ソロ活動を開始し、2005年にソロシングルをリリースして以降、ソロでも精力的に活動しており、今年はデビュー30周年の節目を迎え、毎月のように東京・高田馬場CLUB PHASEでライブを開催していました。
そして、今年下半期のライブとして8月26日、10月10日に高田馬場、11月11日は新横浜、12月2日は名古屋でライブを開催する予定でした。
しかし、8月18日にakiさんが突然の体調不良により入院したことが発表され、これにより8月のライブは急遽中止が決定しました。
これにファンから心配の声が上がる中で、倒れてから10日ほどで急死したといい、死因は非公表ながら脳や心臓の病気、今だと熱中症などが考えられますが、まだ50代前半ですし、つい2ヶ月前まで変わらずライブを開催、今年2月にはXで「全国は勿論無理ですけどツアー、地方公演もやりたいなぁ。そんな気持ちや思いはずーっと勿論あります」と綴り、30周年を迎えて今後の活動にさらなる意欲を見せていましたし、まだまだこれからというところで亡くなってしまったのは残念でなりません。
akiさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。