胃ガンのため活動を休止していた9人組グループ『FANTASTICS(ファンタスティックス)』のパフォーマー・中尾翔太さん(なかお・しょうた)が6日午前7時23分に、東京都内の病院で亡くなられていたことが明らかになりました。22歳でした。
中尾翔太さんの訃報は所属事務所『LDH JAPAN』の公式サイト上で伝えられ、『FANTASTICS』で活動を共にしたメンバーたちによるコメントが発表されたほか、『EXILE』のリーダーで、『LDH JAPAN』の会長・HIROさん(本名=五十嵐広行 49歳)のコメントも掲載されています。
公式サイト上では、「今年3月に活動の一時休止を公表して以降、病気治療に専念しご家族のご看病のもと、懸命に病と闘ってきましたが、7月6日、誠に残念ながら永眠致しました。」
と中尾翔太さんの訃報を伝え、今後お別れ会を予定していることも報告しています。
<↓の画像が、中尾翔太さんの訃報>
中尾翔太さんが胃ガンを患っていることは今年3月3日に公表され、同時に治療のために活動を休止することが発表されました。
公式サイト上には中尾翔太さんのコメントも掲載されており、昨年末から体調不良が続いたことで精密検査を受けた結果、胃ガンを患っていることが分かり、当初は困惑したものの、現在は現実を受け止めて病気と闘っているとファンに伝えていました。
今後については、「病気を1日でも早く治して、またFANTASTICSのメンバーとして活動出来るように、1日1日を全力で頑張りたいと思います!いつも応援してくださっている皆さんに、パフォーマンスや活動で、元気な姿を早く見せられるよう全力で頑張ります!絶対に勝ちます!待っていてください!引き続き応援よろしくお願いします!」
と、病気を完治させてステージ復帰することをファンに誓っていました。
<↓の画像は、昨年12月20日放送『スッキリ』生出演後に撮影の中尾翔太さんの写真>
『デイリースポーツ』によれば、胃ガンを公表した時点では回復に向かいかけている状態で、退院もして食事を摂ることも出来るようになっていたそうです。
深夜番組『週刊EXILE』(TBS系 月曜25時28分)では、中尾翔太さんがライブへ向かう『FANTASTICS』に声を掛けて送り出す様子を放送していました。
また、『EXILE』が5月に配信リリースした新曲『Turn Back Time feat. FANTASTICS』のミュージックビデオでは、『EXILE TRIBE』のメンバーたちがそれぞれ中尾翔太さんに向けてメッセージを送り、中尾さんの復帰を待ち望んでいました。
しかし、残念ながら願いは届かず、22歳という若さで中尾翔太さんは亡くなり、HIROさんは「本当に辛く、悲しく悔しい気持ちでいっぱいです」という思いを明かした上で、「この数カ月、凄まじく辛い状況にも関わらず、最後まで諦めずに毎日、毎日力を振り絞り 病気と闘っていた翔太の姿は本当に凄かったですし、強く勇ましい彼を心から尊敬しています。」などと綴っています。
そして、中尾翔太さんの訃報を受けてネット上では、
- 若くて未来ある人ががんで亡くなるのは辛い
- 22歳は早すぎる。この若さなら多少の体調不良でいちいち検査しないだろうから、発見が遅れそう。
- 今は若い人が病気になって亡くなるニュースを昔より多くみますね。やはり食生活でしょうか。遺伝もあると思いますが、22は若すぎますよね。
- グループ結成が決まった矢先に闘病生活となり、幼い頃から夢を叶えるために頑張ってきただろうに、これはあまりにも残念
- 絶対元気に戻ってくると思ってました。とても信じられません。同じメンバーの二人、昨日いつも通り歌番組出てて全くそんな事態になっていたとは感じさせませんでした。どんな気持ちだったのかと思うと胸が痛みます。ご冥福をお祈りします。
などと、あまりにも早過ぎる死を悼むコメントが数多く寄せられています。
中尾翔太さんの体調不良は昨年末から続き、それからわずか7ヶ月という早さで亡くなられてしまったのですが、もしかするとそれよりも前から体に違和感などを感じていた可能性もあり、胃ガンと診断された時にはかなり症状が進行していたのかもしれません。
また、3月に発表した時点では回復に向かい、退院していたとのことで、他の場所にガンが転移した可能性や、若年者が発症するケースが多いとされ、進行スピードも早く予後が悪い傾向にある「スキルス胃ガン」だった可能性もあります。
ちなみに、若いほどガンの進行スピードが早いということをよく耳にしますが、「若いころは細胞の分裂が活発なため、ガンの進行も早くなる」という説もあるものの、これは全てのガンに当てはまることではなく、若い方が進行スピードが早いガンを発症しやすいため、若いとガンの進行が早いという誤った解釈に繋がってしまっているとのことです。
それにしても昨年まで元気だった中尾翔太さんが、胃ガンと診断されてからたった7ヶ月、それも22歳という若さで亡くなってしまったというのは非常に驚きましたし、いつかまたステージに上がり、ファンたちの前で元気な姿を見せてくれることを信じていただけに残念でなりません。
中尾翔太さんがパフォーマーを務めていた2016年12月結成の『FANTASTICS』は、現時点ではまだCDデビューはしておらず、昨年12月にボーカルとして2人が新たに加入し、まさにこれからというタイミングでした。
<↓の画像は、『FANTASTICS』メンバーの写真>
そうしたこともあり、中尾翔太さん自身も一日も早く病気を完治させて、復帰したいという強い気持ちを持っていたと思いますので、志半ばで亡くなった中尾さんのことを思うと胸が苦しくなりますが、天国でゆっくりと休んでほしいですし、『FANTASTICS』のメンバーたちのことを見守ってあげてほしいとも思います。
中尾翔太さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます