2000年結成のロックバンド『downy(ダウニー)』などで活動していたギタリスト・青木裕さん(あおき・ゆたか)が19日、「急性骨髄肉腫白血病」で亡くなられていたことが明らかになりました。48歳でした。
20日夜に『downy』の公式サイト、ツイッター、フェイスブックなどが更新され、19日14時50分に青木裕さんが「急性骨髄肉腫白血病」で亡くなったことを発表し、葬儀については遺族の遺志により近親者のみで執り行うことを報告しています。
<↓の画像は、青木裕さんの訃報ツイート>
2000年に『downy』を結成した青木裕さんは、2005年に『VOLA & THE ORIENTAL MACHINE』、2006年に『unkie』を結成し、昨年1月には1stソロアルバムをリリースするなど、ミュージシャンとして精力的に活動していました。
また、2015年にはイラストレーターとして初の個展を開催するなど幅広く活動をしていたのですが、体調不良が続いていた昨年11月に医師から「Myeloid Sarcoma(骨髄肉腫)」と診断されていたことを今年1月に発表しました。
<↓の画像は、青木裕さんの作品>
バンドの公式サイトなどでは、「昨年11月、腫瘍の摘出手術を受けた結果、深刻な病気であることを医師から告げられました。検査が続く日々ですが、自分と向き合う良い機会となり、心穏やかに日々を過ごしています。そして、たくさんの人に支えられていることを改めて実感しています。音楽と絵を続けます」として亡くなるまで音楽活動を続けており、5日には自身のツイッターから「くたばるわけにはいきません。」とツイートしていました。
<↓の画像は、青木裕さんのツイート>
しかし、3月19日のワンマンライブ開催2日前の17日に青木裕さんが入院することや、ライブには参加できないことが発表され、それから2日後に亡くなられていたことが今回明らかになりました。
そして、青木裕さんの訃報に対してネット上では、
- この人は多彩だった。音楽はもちろんだが、画家としても名高い人だった。まだ若いのに…
- 白血病と聞いただけで、助からないと言うイメージを先ず持ってしまう。それほど、恐ろしい病気だなって思う。ご冥福申し上げます。
- 癌公表後の二週間前のライブは元気そうに見えたけど…
- あなたがギターを弾いていてくれたおかげで今の自分があります。あなたの音に数えきれないほど背中を押してもらえた。どうかゆっくりと休んでください。あなたは自分の中に、皆の中に、この世の中に、永遠に存在しています。いつまでもあなたと共に、あなたの音と共に。
- 素晴らしいギターリストだった、downyを好きになったのもこの方の変幻自在のギターが凄かったのもあったと思う。ギターでこんな音が出るんだと感心して、色々エフェクターを買い漁ってた時期があったのでショックです。R.I.P.
- 嘘だと思いたい。3月4日のmorrieさんのライヴでのあのギター、物凄い気迫だった。恥ずかしながら、そのあとで僕は青木さんが病気である事を知りました。あのステージの魂こもったギター、一生忘れません。ご冥福をお祈りいたします
などのコメントが寄せられています。
青木裕さんはミュージシャンとしても高く評価されていたのですが、イラストレーターとしての評価も高く、CDジャケットや自身のバンドのTシャツデザインなども手掛けるなどしちえました。
非常に才能豊かで交友関係も幅広く、多くの方に支持されていた方だっただけに、48歳という若さで、志半ばで亡くなられてしまったというのが非常に残念です。
青木裕さんは昨年末に体調不良を訴え、それから半年も持たないで亡くなっており、「急性骨髄肉腫白血病」という病気がいかに恐ろしいかが分かります。
これまで体調不良で辛い中で活動を続けてきたのではないかと思いますが、これからゆっくりと休んでほしいと思います。
青木裕さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。