1980年代に活躍し、85年にリリースされた『Romanticが止まらない』などの楽曲で知られるロックバンド「C-C-B(シーシービー)」でベースを担当していた渡辺英樹さんが、13日18時5分に急性大動脈解離による多臓器不全のため亡くなられていた事が明らかとなりました。55歳でした。
これは渡辺さんの公式ブログ上で発表されたもので、遺族の意向により通夜と葬儀は近親者のみで執り行われたとのことです。
そして、「ご弔問ならびにご弔電、ご香典、ご供物、ご供花等も、固くご辞退申し上げます。」とし、8月10日に東京・新宿歌舞伎町にあるライブハウス「新宿BLAZE」にて、お別れ会を行う予定であることを報告。
詳細に関しては今後同ブログ上で改めて報告するとのことです。
渡辺さんは6月12日夜に、都内の自宅で吐き気などの体調不良を訴えて緊急搬送され、大動脈解離と診断されて入院し緊急手術を受け、集中治療室で治療を続けたところ一時は血圧が安定し、容体が安定してきたことが同17日にブログで発表されていたのですが、7月13日に容体が急変して意識が戻らないまま、両親ら家族に看取られながら亡くなったそうです。
ちなみに、6月16日にはC-C-Bの各メンバーが渡辺さんにメッセージを寄せており、
ドラムのりゅうこうじさん(笠浩二)は、「彼は、C-C-Bをもう一度スタートするために、リーダーとして一生懸命に中心的役割を率先して動き、やっとライブツアー自体がスタートするその目前でした。やっとあなたの思いが現実になるのにあなたがそんなことではだめだよ。リハーサルが終わったばかり・・・みんな待っていたし、これからも待っているから・・・元気になってください。」
キーボードの田口智治さんは、「先月自分が入院した時に一番に駆けつけてくれて家族代理として入院手続きや身の回りの世話をしてくれた彼。今の自分にとって唯一家族と呼べる彼の突然の出来事に自分でもまだ現実として受け入れられない状態です。今自分が出来ることはただ彼の無事をひたすら祈ることだけです。」
ギターの米川英之さんは、「ツアー前のリハーサルでは元気にしていたのに、上手く乗り切ってくれる事を願っています。そして、僕らの事を心待ちにしてくれていたファンの皆さんにお会い出来なくなってしまった事が残念でなりません。英樹が一日も早く回復してまた一緒にステージに立てる事を信じています。」
と、渡辺さんの回復と復帰を望むコメントを寄せていました。
そして、この突然の訃報に対してネット上では、
- なんだろう、、、こないだメンバーの一人は薬で捕まったし 一人は亡くなるし せっかく再活動するとこだったのにね、、、残念です。
- ミュージシャンとして成功して、一世風靡した。とにかくびっくりした。病気が治ったと思っていただけに残念でならない。ご冥福をお祈りいたします。
- 英樹…そんな気がしてたんだよね、続報がないから。それでも良くなってほしいから祈るように待ってたんだけど。残念だよホント残念。再結成のコンサート前日に倒れて、これからってときに本当に…。本当に残念、もう一度貴方の声が聞きたかった。
- まだまだこれからっていう年齢なのに・・・田口さんは渡辺さんの為にも、しっかり更生して立ち直ってください。
- これはショック!もう55歳、月日が過ぎるのは早いです。リードボーカルされたラッキーチャンスをもう一度が好きでした。ご冥福をお祈りいたします。
などの追悼コメントが寄せられていました。
日刊スポーツが報じている記事によると、先日、キーボードの田口智治容疑者が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されましたが、親しい関係者は「そのことを知らずに逝ったのは幸いでした」と言葉少なに話していたそうなのですが、渡辺さんがそのことを知らずに亡くなった事は本当に幸いだったと思います。
6月17日に更新されたブログでは、渡辺さんの容体が安定してきたとの事だったため、このまま快方に向かい、またいつかメンバーとともにライブへ出演することが出来るようになるのではないかと期待をしており、渡辺さんはまだ55歳と若くまだまだこれからの方なので、非常に残念でなりません。
渡辺英樹さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。