人気アニメソング歌手・黒崎真音さん(くろさき・まおん)が、持病の悪化により16日に急死していたことが分かりました。35歳でした。
黒崎真音さんの訃報は所属事務所『ART ONE Entertainment』が伝え、「黒崎真音が2月16日に持病の悪化に伴い急逝いたしました。自身の映画の公開、夏以降のスケジュールや新曲の発表など、今後の事を話し合っていた中での突然の出来事でした。あまりにも突然のことで社員、スタッフ一同深い悲しみに包まれております。静かに見送りたいとのご遺族の意向もあり近親者のみにて執り行われました。今まで黒崎真音を応援して下さったファンの皆様、関係者の皆様に心より感謝いたします。」
としています。
そして、黒崎真音さんの突然の訃報を受けてネット上では、
- 若すぎるだろ まじで言葉後でないくらい驚いた
- 禁書目録、アクセルワールド、グリザイア、がっこうぐらし…ダメだ言葉にならねぇ
- 歌も上手いし、美人だし、持病のことは知らなかったが、残念すぎる
- 噓でしょう…という思いがいっぱい。たくさんの素晴らしい曲を手がけてくれていた方でした。残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします。
- 沙也加ちゃんの分まで強く生きるって言ってた…本当に信じられません…信じたくないです。
沙也加ちゃんの旅立ちからまだ立ち上がれてないのに真音ちゃんまでこの世を去ってしまうなんて…ただただショックが大きいです… - 間違いなく平成後期のアニソン界を代表する歌手だった。力強い歌も、可愛らしい歌も、切ない歌も。全ての歌に魂を込めて歌う姿が好きだった。
今はただ、天国でも変わらない歌声で楽しく歌っていて欲しい。
などと驚きや悲しみの声で溢れています。
黒崎真音さんは2006年からライブ活動を行い、2010年にメジャーデビューして以降は、アニメ『とある魔術の禁書目録II』『薄桜鬼』『ヨルムンガンド PERFECT ORDER』『東京レイヴンズ』『がっこうぐらし!』『ダンガンロンパ3』『ドリフターズ』『転生したら剣でした』など、数多くの作品の主題歌を担当し、国内外で精力的にライブ活動も行っていました。
ソロ活動だけでなく、2011~2016年にかけては男女混合3人組ユニット『ALTIMA(アルティマ)』で活動していたほか、2019年に女優・歌手の神田沙也加さんとユニット『ALICes(アリセス)』を結成し、ライブなどを行っていました。
<↓の画像は、『ALICes』として活動の神田沙也加さんと黒崎真音さんの写真>
そうした中で2021年9月に、黒崎真音さんは配信ライブ中に倒れて病院に搬送され、「硬膜外血腫」との診断が出たことで緊急手術を受け、手術は無事に成功して同10月末には退院を発表しました。
倒れてからちょうど3ヶ月後の12月18日には神田沙也加さんが急死し、黒崎真音さんは大きなショックを受けながらも復帰に向けてリハビリを行い、昨年7月には復活ライブを開催、今年1月にもバースデーライブを行ったり、日中合作の音楽劇『李香蘭-花と華-』に出演するなど精力的に活動していました。
ツイッターは2月10日まで更新しており、3月11日に開催予定となっていたミニライブ&トークショーの告知情報をリツイートしており、今春にはさらに、病気で倒れてから復帰するまでの姿を追ったドキュメンタリー作品『劇場版「もし君があの日の僕になっても」FILM LIVE EDITION』を公開予定となっています。
事務所の発表によると、黒崎真音さんの死因は持病の悪化とのことで、2021年に発症した「硬膜外血腫」と関係しているのかどうかは定かではありませんが、少し前まで元気な姿を見せていただけに、突然の訃報にただただ驚くばかりで、奇しくも神田沙也加さんと同じ35歳という若さで亡くなってしまったのは残念でなりません。
黒崎真音さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。