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青学陸上部の3年生が亡くなる。noteで血液ガン公表、原晋監督が突然の死を悼む

青山学院大学駅伝チームの皆渡星七選手が21歳で急死。悪性リンパ腫と診断3ヶ月で亡くなる

今年の箱根駅伝で2連覇を達成した、青山学院大学の陸上部長距離ブロック所属の3年生・皆渡星七選手(みなわたり・せな)が、血液のガン「悪性リンパ腫」で闘病の末に亡くなられたことが分かりました。21歳でした。

皆渡星七選手は今年1月20日に、2ヶ月前に悪性リンパ腫と診断されたことをSNSで公表し、「一部のがんやがん以外と闘うアスリートの一つの“道しるべ”のようなものに出来たらと思っています。がんになっても諦めない、“あなた”に、少しでも希望と元気を届けられれば幸いです。又、闘病を支えるご家族や友人、駅伝ファンの皆様にまで届けられればそれはもう最高です。」との思いを綴っていました。

しかし、病気公表から1ヶ月経った21日に、青山学院大学陸上部の公式サイトで訃報が伝えられ、「突然の別れに、深い悲しみと喪失感を抱いておりますが、彼が残してくれた思い出を胸に、これからも前進してまいります。最後まで病魔と戦った彼の旅立ちを、温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。」とコメントしています。

原晋監督(はら・すすむ 57歳)には19日夜に皆渡星七選手の訃報が伝えられ、翌日にチームのメンバーやスタッフ等に訃報を伝えたそうです。

『スポーツ報知』の取材に原晋監督は、「昨年10月、全日本大学駅伝の登録メンバーを決める時点では、青学大のトップ16人に入っていました。今回の箱根駅伝でも出場候補選手でした。『ガンになっても箱根を目指したい』という皆渡をチーム全員が応援していました。4年生では間に合わなかったとしても、5年目、6年目でもいいじゃないかと思っていましたが…。残念です。早すぎます」と悼んでいます。

皆渡星七選手は大阪府豊中市出身で、2022年に関西大学北陽高校から青山学院大学経営学部に進学し、出走はしませんでしたが昨年の箱根駅伝で16人の登録メンバーに入る実力を持ち、昨年2月の熊日30キロロードレースでは7位入賞、昨年11月の全日本大学駅伝でも16人の登録メンバーに入っていました。

<↓の画像が、熊日30キロロードレースで7位入賞の皆渡星七選手の写真>

その後、体調不良を訴えて入院し、血液ガンの一種・悪性リンパ腫と診断を受けたそうですが、皆渡星七選手は箱根駅伝前のチームミーティングにもリモートで参加し、「『走れることは当たり前ではありません。箱根駅伝、頑張ってください』とメンバーを励ましました。みんなで彼を励まさなければいけないのに、みんなが彼に励まされた。第101回箱根駅伝で優勝できたのは間違いなく皆渡の力がありました」と、原晋監督が語っています。

<↓の画像は、昨年6月の男鹿駅伝に出場した皆渡星七選手(前列中央)らの写真>

悪性リンパ腫は大きく分けて2種類、細かく分類すると100種類以上の病型があり、医療技術の進歩によって悪性リンパ腫のステージ1・2期で5年生存率は70~90%、ステージ3・4期で40~60%程度とも言われています。

過去には、元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー、アイドルグループ『私立恵比寿中学』(略称:エビ中)のメンバー・安本彩花さん等が、悪性リンパ腫の発症を公表していて、お2人は約半年にわたって抗ガン剤などを受けて寛解(病状が治まった状態)となり、その後は再発もなく現在も元気に活動を続けています。

そして、皆渡星七選手は1ヶ月前から更新を開始したSNS『note』で、同じく血液ガンの白血病を乗り越えて東京五輪、パリ五輪に出場した競泳の池江璃花子選手のように、誰かに元気を与えたり、前向きな気持ちにさせられるような存在になりたいとの思いを綴り、回の投稿ではガンが発覚するまでの経緯やその後について書いていきたいとしていました。

しかし、1月21日の2回目の投稿を最後に更新が停止していました。

皆渡星七選手は病気の症状については明らかにしていませんが、ガンが見つかった時点である程度症状が進行し、転移などもあった可能性がありますが、今月2日に誕生日を迎え、21歳という若さで亡くなってしまったのは非常に残念です。

皆渡星七選手の御冥福を心よりお祈り申し上げます。

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