芸トピ

中華料理人・陳建一が亡くなる。神戸勝彦、神田川俊郎に続き間質性肺炎で急逝。

陳建一が67歳で急死、死因も公表。料理の鉄人に出演、鹿賀丈史が中華の鉄人の訃報に追悼コメント

1990年代に放送された料理対決バラエティ番組『料理の鉄人』(フジテレビ系)に、中華の鉄人として出演していたことでも有名な料理人・陳建一さん(本名=東建一)が、11日に急死していたことが明らかになりました。67歳でした。

陳建一さんが会長を務める『四川飯店グループ』の公式サイト上で訃報が伝えられ、「病気療養中のところ、3月11日(土)東京都内の病院にて間質性肺炎のため永眠いたしました。生前のご厚誼に深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。なお、故人の遺志により葬儀は近親者のみで執り行われ、訃報のご連絡も葬儀後とさせていただきました。後日、お別れの会を開催させていただく予定です。」とし、死因は「間質性肺炎」だったと公表しています。

陳建一さんの訃報を受けて、『料理の鉄人』で司会を務めていた俳優・鹿賀丈史さん(72)はコメントを発表し、「訃報にただ驚いています。陳さんとは、『料理の鉄人』でご一緒しましたが、いつも笑顔を絶やさないお人柄でした。番組では、緊張される事も多かったと思いますが、率直な表情はおつくりになる四川料理のように、時にはピリッと辛く、時にはその裏をかくような穏やかさで魅了なさっていました。心得た方だと感じ入ったものです。ご冥府をお祈りします。笑顔が忘れられません。」と追悼しています。

<↓の画像は、『料理の鉄人』で共演の鹿賀丈史さんと陳建一さんの写真>

また、陳建一さんの訃報にネット上では、

などと死を悼む声が相次いでいます。

陳建一さんは、日本で「四川料理の神様」とも呼ばれた中国出身の陳建民さん(日本名=東建民 1990年5月死去 享年70)と日本人の母を持ち、玉川大学文学部英米文学科を卒業後から、父親が経営する赤坂四川飯店で修行を積み、1993年から『料理の鉄人』に中華の鉄人としてレギュラー出演し、一躍有名人となりました。

『料理の鉄人』中華の鉄人・陳建一さんとフレンチの鉄人・坂井宏行さんの対決動画

『料理の鉄人』以外にも、『きょうの料理』(NHK)など様々なテレビ番組に出演、2011年から『日本中国料理協会』の会長を務めるなどし、2013年には黄綬褒章を受章しています。

近年も料理学校の講師をしたり、講演やイベントなどに出席していて、昨年12月にも富山調理製菓専門学校で行われた四川料理講習会に出席するなど、精力的に活動していました。

昨年10月開催『中国料理美食展2022』での陳建一さんの調理実演動画

陳建一さんは今年1月に67歳になったばかりで、まだまだ若く少し前まで元気そうな様子だっただけに、突然の訃報には非常に大きな衝撃を受けました。

死因は間質性肺炎とのことですが、陳建一さんは2000年代前半に人間ドックで初期の肺ガンが見つかり、切除手術を受けたことを明かしているものの、その後は年1回検診を受けて健康を維持しているとのことでした。

『料理の鉄人』の出演者では、同じく中華料理人の周富徳さんが2014年4月に、誤嚥性肺炎により71歳で亡くなり、2015年には審査員を務めていた食生活ジャーナリスト・岸朝子さんが心不全により91歳で死去。

2019年にはイタリアンの鉄人として出演の神戸勝彦さんが転倒事故により49歳で急死し、2021年には番組に挑戦者として度々出演の神田川俊郎さんが、新型コロナウイルスによる肺炎によって81歳で亡くなりました。

この10年の間に『料理の鉄人』に出演していた方々が相次いでこの世を去っているのですが、陳建一さんはまだ70歳手前で、まだまだこれからという年齢で亡くなってしまったのは残念でなりません。

陳建一さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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