『傷だらけのローラ』『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』などのヒット曲で知られる歌手・西城秀樹さん(さいじょう・ひでき 本名=木本龍雄)が、16日23時53分に「急性心不全」によって神奈川県横浜市内の病院で亡くなられていたことが明らかになりました。63歳でした。
各報道によると、4月25日に家族と団らんしている中で突然意識を失い倒れ、搬送先の病院で20日ほど頑張ったものの、最期まで意識は戻らず帰らぬ人となったといい、通夜は25日18時、告別式は26日午前11時から「東京都青山葬儀所」(住所:東京都港区南青山2-33-20)で営まれるとのことです。
西城秀樹さんは2003年6月(当時48歳)にディナーショーのため訪れた韓国・済州島で脳梗塞を発症し、この時には軽度の言語障害などの後遺症が残ったものの復帰を果たしましたが、それから8年半後の2011年12月に脳梗塞が再発し、右半身のマヒや軽い言語障害などが後遺症として残りました。
しかし、それからリハビリ治療や筋力強化トレーニングを続けた結果、後遺症として残った右半身マヒや言語障害はかなり回復し、2012年以降にはテレビ番組や音楽イベントなどに出演して順調に回復している姿を見せ、2015年4月には還暦記念セルフ・カバーアルバム『心響 -KODOU-』をリリースしました。
<↓の画像は、リハビリ治療などに励む西城秀樹さんの写真>
そして、発売同日に開催の記念ライブには、1970年代に「新御三家」(西城秀樹さん、野口五郎さん、郷ひろみさん)と呼ばれていた盟友・野口五郎さんがゲスト出演しました。
<↓の画像は、「新御三家」と呼ばれていた西城秀樹さんらの写真>
(左から郷ひろみさん、西城秀樹さん、野口五郎さん)
その後も音楽活動を続けていた西城秀樹さんは、2016年に「ソフトバンク『Y!mobile』」のCMで使用された『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』の歌とダンスをプロデュースし、同年にはデビュー45周年記念フォトエッセイを出版、2016年と2017年にはデビュー45周年を記念しコンサートを開催していました。
<↓の画像は、昨年3月に撮影の西城秀樹さんの写真>
そんな西城秀樹さんが16日に急死していたことが明らかとなりネット上では、
- 驚きを隠しきれない。ご冥福をお祈りします。
- 重い麻痺が残っても、構音障害があっても堂々とテレビに出ている姿に感動していました。ショック。
- 病後、体調悪そうでしたもんね、びっくりしました、ご冥福をお祈りいたします、、、ヒデキありがとう 合掌、、
- これは驚く 子供の頃にテレビで見ていた 当時バリバリのアイドルが亡くなる年代になったとは
- またひとつの時代が終わってしまった、、、心よりご冥福をお祈りいたします。。
などのコメントが寄せられています。
また、郷ひろみさんは所属事務所を通じてコメントを発表し、「同世代として、とても残念です。ボクの中で長男は五郎、次男は秀樹 末っ子がボクでした。秀樹が先に逝ってしまったこと、とても悲しい気持ちでいっぱいです。デビュー当時、右も左もわからなかったボクに『ひろみ、何かわからないことがあったらオレに聞いてくれ』と親身になってくれたこと、一生忘れません。こころからお悔やみ申し上げます。」
と突然の死を悼んでいます。
西城秀樹さんはプライベートで2001年6月に、当時会社員で17歳年下の一般女性・槙原美紀さんと結婚し、2002年6月に第1子となる長女・莉子さん(15)、2003年9月に第2子となる長男・慎之介さん(14)、2005年1月に第3子となる次男・悠天さん(13)が誕生しており、妻と3人の子供を持つ父親でもありました。
2015年に週刊誌『週刊女性』のインタビュー取材を受けた際には、家族が大きな支えになっていることを明かし、奥さんとも非常に仲が良く夫婦喧嘩は全くしないと答えており、子どもたちとも良好な関係であると語っていました。
それだけに残された家族は非常に大きなショックを受けていると思います。
<↓の画像は、西城秀樹さんと妻・美紀さんのツーショット写真>
<↓の画像は、西城秀樹さんの長女・莉子さんの写真>
<↓の画像は、西城秀樹さんの長男・慎之介さんの写真>
<↓の画像は、西城秀樹さんの次男・悠天さんの写真>
脳梗塞を発症しながらも家族やファンたちに支えられながら、諦めることなく音楽活動を続け、昨年まではステージにも立っていたことから突然の訃報には驚くばかりですし、引き続きリハビリやトレーニングを行い、今後さらに活動する姿を見せて欲しいと思っていただけに残念でなりません。
西城秀樹さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。