『ソフトバンク』のCM「白戸家」シリーズで、お父さん犬(白戸次郎)を2007年6月~2014年3月まで演じていた北海道犬・カイくんが28日未明、老衰のため14歳で天国へ旅立っていたことが明らかになりました。
これは『ソフトバンク』の公式サイト上で明らかにされたもので、「2007年から白戸家の初代お父さんとして弊社のテレビCMに出演していただいた、北海道犬のカイくんが老衰のため天国へと旅立ちました。16歳でした。白戸家のお父さんとして活躍していただいたカイくんに、心より感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。」
と伝えています。
<↓の画像が、『ソフトバンク』公式サイトに掲載されたカイくんの訃報>
なお、『ソフトバンク』の公式サイト上では、カイくんの年齢が「16歳」と記述されていますが、カイくんが生前DVDをリリースした『ビクターエンタテインメント』の公式サイトなどに掲載のプロフィールでは、「2003年(平成15年)10月10日生まれ」となっています。
また、2014年3月にCMを引退した際にも当時10歳と各メディアによって報じられています。
一方で、フジテレビ系『FNNプライム』の報道では、「カイくんは2002年の春に北海道で生まれた」と伝えています。
28日未明に天国へ旅立ったカイくんは、北海道勇払郡むかわ町で誕生した北海道犬で、妹にネネちゃん(カイくんと共に2014年3月までCM出演)、弟にポロくんがおり、息子のカイトくん(海斗 8歳)とカイキくん(2011年ごろに誕生)は現在2代目お父さんとしてCMに出演しています。
<↓の画像が、2代目お父さん犬の写真>
カイくんの名前は北海道の「海」を取って付けられ、2004年にNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『天花』へ出演するなどタレント犬として活動し、2007年からスタートした「白戸家」シリーズに出演し、俳優・北大路欣也さんが声を担当していることなどで注目を集めました。
そして、CMがスタートした2007年度には『CMタレント好感度調査』(CM総合研究所調べ)でお父さん犬がキャラクター部門1位を獲得するなどし、イメージDVDや写真集などがリリースされるほどのブレークをしました。
その後も高い人気を得て、様々な活動をしていたカイくんでしたが、2014年に引退していたことが明らかになっており、当時10歳のカイくんは人間でいうと60歳近い老犬で、毛にツヤが無くなってきたことや、疲れやすくなって集中力が途切れやすくなり、性格も偏屈になってあまり指示を聞かなくなったため、息子のカイトくんに交代したとのことでした。
そして、引退から4年が経った28日に亡くなっていたことが明らかとなり、ネット上の反応を見てみると、
- CM、楽しませて貰いました。ありがとうね。
- 最後はゆっくりできたかな カイくん、さようなら 楽しい時間をありがとう
- 2007年からということは11年前。そっか、ワンちゃんなら、旅立ってもおかしくない年なんですね。お疲れさまでした、カイくん。
- 人気のお茶の間ワンコでしたね。シリーズCM、楽しい時間をありがとう。安らかに眠ってください。
- 人間のお父さん役をちゃんと果たしていてプロだなと思った。ありがとう。
- カイくん、かわいくて写真集も買ったなぁ。CMに出て間もなく2代目に変わったけど、似てるから違和感なかった。タレント犬だけど、ゆっくり余生を過ごせたようでファンとしては良かったです。カイくんのCMから沢山笑いを貰いました。カイくん、ありがとう。
などのコメントが寄せられています。
カイくんがCMから引退後にどのような余生を送っていたのかは分かりませんが、中型犬の平均寿命は11~15歳程度だと言われているので、あれだけ仕事をしたにも関わらず、人間でいうところの70歳ちょっとまで生きていたことから、タレント犬としての活動を終えてからは穏やかな日々を過ごしていたのだろうと思います。
現在は見た目がソックリな息子のカイトくんとカイキくんがCMに出演し活躍していますが、これからは天国で見守りながら、ゆっくりと休んでほしいですね。