俳優・火野正平さん(本名=二瓶康一 にへい・こういち)が、14日に急死していたことが分かりました。75歳でした。
火野正平さんの訃報は所属事務所『シーズ・マネージメント』が公式サイトで伝え、「4月より持病である腰痛の治療に励んでおりましたが 夏の腰部骨折を機に体調を崩し、最期まで仕事復帰を願っておりましたが叶いませんでした。自宅で家族に見守られ 穏やかな最期でした。生前のご厚誼に深く感謝するとともに、葬儀は家族葬にて済ませましたこと謹んでお知らせ申し上げます。」
とし、死因となった病名は明らかにしていません。
<↓の画像が、事務所のコメント全文>
火野正平さんは2011年から、自転車で全国各地を巡る『にっぽん縦断 こころ旅』(NHK BSプレミアム)に出演していましたが、今年4月に持病の腰痛が悪化したとして急遽撮影が中止となり、過去放送回の再放送に差し替えとなりました。
その後、秋の旅からの復帰が期待されていましたが、腰の圧迫骨折を理由に引き続き治療に専念することと、『にっぽん縦断 こころ旅』への出演も取り止めになったことが9月に発表されました。
これにより、10月から放送の秋の旅では火野正平さんに代わってこれまでに、俳優の柄本明さん、田中要次さん、田中美佐子さん、照英さん、『DonDokoDon』の山口智充さんが出演しています。
事務所は9月時点で『スポーツニッポン(スポニチ)』の取材に対して、圧迫骨折の原因は転倒や事故などによるものではなく、「“いつの間にか骨折”みたいなもの」と説明していました。
また、現在は自宅で療養中としたうえで、「順調に回復しています。歩行も問題なくできる。復帰までもう少しという感じです」
としていました。
しかし、それから2ヶ月後に急死したとのことで、他にガンなどの大きな病気を抱えていた可能性も考えられますが、現時点で火野正平さんに腰痛以外の持病などがあったとの情報はありません。
火野正平さんは『にっぽん縦断 こころ旅』への出演を休止する前まで、俳優としても活躍を続け、昨年は『スタジオジブリ』のアニメ映画『君たちはどう生きるか』などに出演、今年もドラマ『鬼平犯科帳』や映画『ラストマイル』などに出演していました。
しかし、今年春に2週だけ放送された『にっぽん縦断 こころ旅』では体調が良くない様子だったことや、その後の圧迫骨折によって長期にわたり活動を休止していたので色々と心配はしていました。
ただ、事務所側は順調に回復していると説明していたので、突然の訃報は非常に驚きましたし、『にっぽん縦断 こころ旅』など仕事への復帰を期待していただけに、ただただ残念な気持ちでいっぱいです。
火野正平さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。