芸トピ

女剣劇女優・浅香光代の訃報に悲しみの声。病気で闘病生活、容体急変であの世へ…

浅香光代が死去、死因は膵臓ガン。ミッチー・サッチー騒動から20年、野村沙知代の急死から3年後に亡くなる。

女優の“ミッチー”こと浅香光代さん(あさか・みつよ 本名=北岡昭子)が、13日に亡くなられていたことが分かりました。92歳でした。

死因は「膵臓(すいぞう)ガン」といい、入院先の東京都内の病院で13日午前1時47分に息を引き取り、通夜は16日、葬儀は17日に近親者のみで執り行うといいます。

息子の北岡昭次さんによれば、浅香光代さんは10月下旬に体調を崩し入院、検査を受けた結果「膵臓ガンのステージ4」と判明し、医師からは「余命3ヶ月」と宣告されたそうです。

しかし、本人には病名を伝えることなく、高齢によって手術や治療はせずに緩和ケアを受けていたとのことです。

浅香光代さんは9歳の時に舞台劇団『新生国民座』に入り、座長の俳優・浅香新八郎さんから芸名「浅香光代」を授けられました。

その後、座長の急逝によって14歳の時に周囲から担ぎ上げられる格好で『浅香光代一座』を結成し、戦後の女剣劇全盛時代を築き上げ、『浅香光代一座』には後にお笑いグループ『てんぷくトリオ』で有名になる三波伸介さん、戸塚睦夫さん等が在籍していました。

浅香光代さんは様々なテレビドラマや映画にも出演していたほか、バラエティ番組にも出演、歯に衣着せぬ物言いで人気を博しました。

また、1999年にはラジオ番組で、かつて舞台で共演するなど良好な関係にあった“サッチー”こと野村沙知代さん(享年85)を痛烈批判し、これがきっかけで「ミッチー・サッチー騒動」が勃発、2人の大喧嘩はワイドショーでも頻繁に取り上げられ、時の人となりました。

<↓の画像は、舌戦を繰り広げた浅香光代さん、野村沙知代さんの写真>

「ミッチー・サッチー騒動」は、野村沙知代さんが浅香光代さんを名誉毀損で訴えたことで裁判沙汰となり、浅香さんは裁判で敗訴(損害賠償110万円の支払い命令)の形で一連の騒動は収束しました。

そして、2017年12月8日に野村沙知代さんの訃報が伝えられると浅香光代さんは、「アタシよか長生きすると思ってたのに、人間って分からない。こうなったら仏になりましたから、安らかにと手を合わせるしかないです」「(最期に声をかけるとしたら?)皆さまの気分を悪くしないように、(来世では)静かにしてほしいと思います」とコメントしていました。

<↓の画像は、野村沙知代さんの訃報に手を合わせた浅香光代さんの写真>

右はコメディアンで内縁の夫・世志凡太さん(86)

そんな浅香光代さんも92歳で亡くなり、訃報に対してネット上では、

などの声が上がっています。

浅香光代さんは歳を重ねても元気で舞台監修なども行っており、今年1月にも週刊誌『週刊女性』にインタビュー取材が掲載され、その時の姿は年齢を感じさせるものではあったものの、変わらず元気そうな様子だったので突然の訃報には驚きました。

<↓の画像は、週刊女性の取材を受けた浅香光代さんの写真>

浅香光代さんが野村沙知代さんとバトルを繰り広げた「ミッチー・サッチー騒動」、バラエティ番組などで御意見番として活躍していた姿が記憶に新しく、今ではそのポジションにデヴィ夫人などがついていますが、浅香さんのように筋を通して、ズバッとものを言う方も少なくなっているので寂しさを感じます。

浅香光代さんは『週刊女性』の取材で最後に野村沙知代さんに対して、「この世では2度とああいう女には会えないだろうね。あと何年かしたら、『座布団敷いて待ってたわよ』って迎えてくれるかもね(笑)」と語っていたのですが、あの世でかつての“ライバル”と再会を果たせたらと思いますし、これからゆっくりと休んでほしいですね。

浅香光代さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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