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肺炎で闘病中の津川雅彦が天国へ。朝丘雪路がアルツハイマー型認知症で死去、3ヶ月後に息を引き取る

津川雅彦が死去、死因は心不全。妻・朝丘雪路を亡くし、後を追うように亡くなる。

俳優・津川雅彦さん(つがわ・まさひこ 本名=加藤雅彦)が4日、「心不全」のため東京都内の病院で亡くなられていたことが明らかになりました。78歳でした。

葬儀・告別式は近親者で執り行ったとのことです。

津川雅彦さんは4月27日に、45年連れ添った最愛の妻で女優・朝丘雪路さんを「アルツハイマー型認知症」で亡くし、5月20日に訃報が伝えられてから間もなく緊急会見を行いましたが、自身も肺炎を患い満身創痍の状態にあり、会見の場には車椅子に乗り、鼻には肺炎治療のための酸素チューブを装着した状態で姿を見せていました。

<↓の画像が、朝丘雪路さんが亡くなり、緊急会見した津川雅彦さんの写真>

<↓の画像は、2013年撮影の長女・真由子さん、妻・朝丘雪路さん、津川雅彦さんのスリーショット写真>

『サンケイスポーツ』によれば、津川雅彦さんが公の場に姿を見せたのは、6月22日に首相官邸で行われた安倍晋三首相との懇親会で、7月下旬に会う予定だったという関係者は津川さんから直前に、「体調が優れないので、8月になったら会おう」という連絡を受けたそうです。

また、来年公開予定の香取慎吾さん主演映画『凪待ち』(白石和彌監督)の出演オファーを受けていたものの、東北でのロケということから体調不良を理由に断っていたとのことです。

津川雅彦さんは昨年11月に、週刊誌『週刊女性』によって肺炎を発症し、緊急入院していたことが報じられており、同12月に行われた『新藤兼人賞2017』の授賞式を欠席していました。

昨年11月の時点で津川雅彦さんは鼻には酸素チューブを入れ、マネージャーに支えられながら出演ドラマの打ち上げに短時間参加していたことが報じられているのですが、その前の9月の時点で以前に比べて表情が暗くなり、口数も減っていたといいます。

<↓の画像左は2015年6月撮影、右は昨年9月撮影の津川雅彦さんの写真>

そして、朝丘雪路さんが亡くなってから約3ヶ月後に、後を追うように亡くなられた津川雅彦さんは、子役として数本の映画に出演した後、1956年公開の石原裕次郎さん主演映画『狂った果実』で、石原さんの弟役を演じ本格的に俳優デビューを果たしました。

このデビュー作のヒットなどによって日活の看板役者となり、1969年にはデヴィ夫人との不倫スキャンダルで仕事が激減したものの、1972年からスタートした『必殺シリーズ』での悪役がきっかけで再ブレークしました。

その後は、二枚目から悪役までマルチにこなす俳優として晩年まで活躍し、数多くの映画賞を受賞したほか、2006年に紫綬褒章受章、2014年に旭日小綬章受章を受章しています。

そんな津川雅彦さんの訃報にネット上では、

などのコメントが寄せられています。

津川雅彦さん自身も5月に朝丘雪路さんの訃報を伝えた際に、自身の体調について聞かれると、「大丈夫じゃないね。こんな格好をしていて大丈夫だって言ったら、嘘になるでしょ」と正直に答えていたのですが、やはり心の支えだった朝丘さんが亡くなったことによるショックは大きかったということなのかもしれませんね…。

奇しくも津川雅彦さんの兄で俳優の長門裕之さんも2009年に、アルツハイマー型認知症を発症した妻で女優の南田洋子さんを亡くし、それから約1年半後に肺炎や動脈硬化などにより77歳で亡くなっています。

昨年の時点で非常に体調が悪そうだったことから、役者としての活動を続けるのは難しいのかもしれないとは思ってはいたものの、津川雅彦さんは替えのきかない役者の1人で、様々な作品で印象的な演技を披露しており、今後も活躍する姿を見せてほしいと思っていただけに残念でなりません。

津川雅彦さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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