海外でも高い人気を誇るアニメ『聖闘士星矢』の主題歌『ペガサス幻想(ファンタジー)』を歌った歌手・NoBさん(本名・別名=山田信夫)が、61歳の若さで亡くなったことが分かりました。
所属事務所『ライフタイム/MOJOST』の発表によると、NoBさんの死因となった病名は「腎臓ガン」で、今月9日13時39分に入院作の病院で息を引き取ったとのことです。
事務所はNoBさんのこれまでの活動に触れたうえで、「8年前に腎臓がんと診断され、放射線治療や薬物療法を行い、闘病生活を続けておりました。当時、5年の余命宣告を受けましたが、本人の“歌う”ことへの強い意志と共に強く戦い抜きました。息を引き取る前日も、作曲した楽曲のアレンジのことや、ファンの皆様と会えるステージの話をし、最後の最後まで“ロックミュージシャンNoB”であり続けました。」
と綴っています。
葬儀は遺族の意向で関係者のみで執り行われ、後日改めてお別れ会を行う予定としています。
NoBさんは1983年に、ハードロックバンド『LOUDNESS』のドラマー・リーダーだった樋口宗孝さん(2008年死去 享年49)のソロアルバムなどにボーカルとして参加、同年にはバンド『MAKE-UP』を結成し、樋口さんのプロデュースで1984年にデビューアルバムをリリースしました。
その後、1986年に『聖闘士星矢』のオープニング・エンディング曲を担当し、主題歌の『ペガサス幻想』で一躍有名となりましたが、バンドは1987年に一度解散となりました。
また、1986年には『B’z』のギタリスト・松本孝弘さん等も参加のセッションバンド『うるさくてゴメンねBAND』でボーカルも務めました。
MAKE-UP解散後は、ソロで活動したり、『X JAPAN』のギタリスト・PATAさん等とユニット『P.A.F』を結成したり、音楽プロデューサーとしても活動し、鈴木紗理奈さんの歌手デビュー曲『シャレになんない』の作詞なども手掛けていました。
2006年にはスーパー戦隊シリーズ30作目『轟轟戦隊ボウケンジャー』の主題歌、2010年に『天装戦隊ゴセイジャー』の主題歌を歌唱するなど、特撮ソング歌手としても活躍していました。
その後も精力的に音楽活動をしていた中で、昨年4月に脳腫瘍を発症して活動を一時休止し、そして今年2月に所属事務所が公式サイトで、7年前に腎臓ガンと診断されていたことを公表しました。
そして、これまで闘病しながら活動を続けていたものの体調悪化によって、出演予定だったイベントへの参加を中止することを発表しました。
しかし、その後活動を再開して2012年結成のバンド『DAIDA LAIDA』やソロでライブ活動を行っており、6月29日までX(旧ツイッター)の更新を続け、最後の投稿ではファンと共に打ち上げを行ったことを報告していました。
<↓の画像が、NoBさん(前列中央)とファンたちの写真>
しかし、それから1ヶ月後に容体が急変したようで、7年前から闘病を続けていた腎臓ガンが他臓器にも転移するなどし、末期状態にあったことなどが可能性として考えられますが、61歳とまだまだこれからの年齢で亡くなってしまったのは、ただただ残念でなりません。
NoBさんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。
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