声優・松野太紀さん(まつの・たいき 旧芸名・本名=松野達也)が、26日に急死していたことが分かりました。56歳でした。
松野太紀さんの訃報は所属事務所『青二プロダクション』が公式サイトで伝え、松野さんの死因となった病名については「右大脳出血」と公表し、通夜・告別式は遺族の意向で近親者のみで執り行われるとのことです。
<↓の画像が、青二プロダクションのコメント全文の写真>
松野太紀さんは幼少期から『劇団ひまわり』に所属し子役として活動し、小学5年生(10歳)のときにアニメ『星の王子さま プチ・プランス』(テレビ朝日系)で主演を務め、声優デビューを果たしました。
その後も声優・俳優活動を続け、1997年から放送のアニメ『金田一少年の事件簿』で主人公・金田一一役を演じ、この他にアメリカのアニメ『スポンジ・ボブ』シリーズでスポンジ・ボブ役、『犬夜叉』の鋼牙役、『遊戯王デュエルモンスターズGX』の万丈目準役、『デジモンセイバーズ』のアグモン役、『フレッシュプリキュア!』のタルト役などを演じています。
また、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の呪士ピエール、『忍風戦隊ハリケンジャー』のシュリケンジャーなど、スーパー戦隊シリーズの複数の作品に声で出演していました。
<↓の画像は、松野太紀さんが演じた主なキャラクター写真>
俳優としては、山田洋次監督の『隠し剣 鬼の爪』『おとうと』『東京家族』『男はつらいよ お帰り 寅さん』『キネマの神様』『こんにちは、母さん』に出演。
また、かつては『日本芸術専門学校』や『代々木アニメーション学院』の講師、『大阪芸術大学』の放送学科客員教授、『城西国際大学』のメディア情報学科の非常勤講師なども務めており、今年3月には教え子の一人だったSnow Man・佐久間大介さんとラジオ番組で共演していました。
そんな松野太紀さんは亡くなる1週間前までX(旧ツイッター)を更新しており、最後の投稿では、29日に東京国際フォーラムで開催の『男はつらいよ お帰り 寅さん』のシネマ・コンサートでMCを務めることを告知していました。
<↓の画像が、松野太紀さんの最後のX投稿写真>
松野太紀さんの死因となった「右大脳出血」とは、右脳の血管が破れて脳を圧迫し細胞を破壊する病気で、脳内出血を発症する主な原因として高血圧・動脈硬化が挙げられ、過度な飲酒や喫煙、運動不足、ストレス、肥満などが要因となります。
脳出血は、前触れもなく突然発症するのが特徴で、近年では現在も芸能活動を休止している俳優・モデルの清原翔さん、昨年1月に33歳の若さで急死した俳優・野杁俊希さん(赤木春恵さんの孫)、『アンパンマンのマーチ』を歌う双子の姉妹デュオ『ドリーミング』の妹・寺田嘉代さんも、2019年に脳出血を発症し56歳で亡くなっています。
松野太紀さんは高血圧だったり、他に何か持病があったのかどうかは不明ながら、今年に入ってからも変わらず精力的に活動していただけに、突然の訃報には驚くばかりです。
まだまだこれからの年齢で亡くなってしまったのは非常にショックですし、残念でなりません。
松野太紀さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。