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杉本沙織が亡くなる。忍たま乱太郎、しましまとらのしまじろう出演声優が病気で死去。

杉本沙織が急死。死因はうっ血性心不全、拒食症原因で発症。らむりん、山村喜三太、ポムポムプリンの声優が亡くなる

声優・ナレーターとして活動していた杉本沙織さん(旧名=鈴木砂織)が、10月21日に急死していたことが分かりました。58歳でした。

所属事務所『青二プロダクション』の発表によると、杉本沙織さんの死因は「食思不振症に伴ううっ血性心不全」とし、葬儀告別式は28日に親族のみで執り行われたと報告しています。

<↓の画像が、21日に急死した声優・杉本沙織さんの写真>

杉本沙織さんは1980年代後半に声優デビューし、1980年代~2000年代にかけては端役ながら『北斗の拳2』、『ビックリマン』、『キテレツ大百科』、『ひみつのアッコちゃん』、『ちびまる子ちゃん』、『新機動戦記ガンダムW』、『クレヨンしんちゃん』など、数多くのアニメなどに出演していました。

1993年からは、アニメ『しましまとらのしまじろう』(テレビ東京系)のメインキャラクターである牧場らむりん、桃山にゃっきい役、2004年から『忍たま乱太郎』で山村喜三太役を演じていました。

『しましまとらのしまじろう』の動画
『忍たま乱太郎』の動画

この他にも、サンリオの人気キャラクター・ポムポムプリンの声を担当していたほか、『ぐるぐるナインティナイン』や『8時だJ』のナレーションをしていたこともありました。

杉本沙織さんが死因の「うっ血性心不全」を発症する原因となった「食思不振症」(別名:神経性無食欲症、神経性やせ症)とは、病的な痩せ方をしてしまう摂食障害の1つで、いわゆる「拒食症」のことを指します。

拒食症は、男性よりも女性の方が発症する割合が高く、特に10~20代の女性がなりやすいと言われていますが、近年は高齢者にも広がっているといいます。

拒食症を発症する背景には、心理的な問題が隠されているとされているため、アルコールや薬物依存、抑うつ、パーソナリティー障害などの精神疾患と合併しやすいそうです。

そして、死因の「うっ血性心不全」は心臓から血液を送るポンプ機能が弱まることで、全身に十分な血液を送ることができなくなり、それによってうっ血(血液の流れが悪くなり滞ること)が起こった状態を指し、呼吸困難などの症状が現れ、最悪死に至ります。

杉本沙織さんはいつから拒食症を発症していたのかは不明ながら、2017年5月から体調不良を理由に休養し、2018年4月に復帰しており、その後は再び声優として活動していました。

ブログの更新も行っており、少なくとも今年5月までは定期的に更新を行っていたようですが、理由は不明ながら9月には全ての投稿が削除されていました。

杉本沙織さんはまだ60歳手前で、拒食症を患らって、まだまだこれからという年齢で亡くなられてしまったのは非常に残念ですが、どうかゆっくりと休んでほしいです。

杉本沙織さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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