旧ドラえもん のび太の声優・小原乃梨子が死去、死因の病名は非公表。病気療養中に88歳で亡くなる。
アニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)の野比のび太役、『ヤッターマン』のドロンジョ役などで知られる声優・小原乃梨子さん(おはら・のりこ 本名=戸部法子)が、12日に亡くなられていたことが分かりました。88歳でした。
小原乃梨子さんの訃報は所属事務所『81プロデュース』が公式サイトで伝え、死因となった病名は伏せつつ「病気療養中のところ薬石効なく、88歳で永眠致しました。」と、闘病の末に亡くなったことを明らかにし、葬儀は遺族の意向により親族のみで執り行ったと報告しています。
<↓の画像が、81プロデュースのコメント全文の写真>
小原乃梨子さんは、小学生のころから子役として舞台やNHKの番組に出演するなど芸能活動を行い、跡見学園中学・高校に進学後は芸能活動を休止していましたが、高校卒業後に芸能活動を再開させ、女優・声優として活動していました。
声優としての活動は、洋画の吹き替えを経て1960年代後半からアニメの声優も務めるようになり、『チキチキマシン猛レース』(ミルクちゃん)、『未来少年コナン』(コナン)、『ハリスの旋風』(メガネ)、『アルプスの少女ハイジ』(ペーター)、『タイムボカン』シリーズ(マージョ、ドロンジョ等)、『ど根性ガエル』(ひろしの母ちゃん)などを演じ、そして1979年から2005年まで『ドラえもん』で野比のび太役などを演じていました。
2005年4月に『ドラえもん』の声優陣が一新されて以降も、ヤッターマンなどタイムボカンシリーズ作品でドロンジョ役、『アンパンマン』で氷の女王役を演じるなど、活動を続けていました。
<↓の画像は、2015年のイベントで共演した現・のび太役の大原めぐみさん、小原乃梨子さんの写真>
2年前には週刊誌『女性セブン』のインタビュー取材を受け、これまでの活動を振り返っていたのですが、それ以降は特に活動はしていなかったようです。
旧ドラえもんの声優陣では、2015年に“ジャイアン”こと剛田武役のたてかべ和也さん(享年80)が急性呼吸器不全によって亡くなり、同年には“出来杉くん”こと出木杉英才役や、『サザエさん』の中島役などで知られた白川澄子さん(享年80)がクモ膜下出血で亡くなりました。
2016年には、骨川スネ夫役を演じていた肝付兼太さん(享年80)が肺炎によって亡くなり、昨年10月にはのび太のパパ・野比のび助役を演じていた中庸助さん(享年93)が亡くなっています。
ドラえもん役を演じていた大山のぶ代さん(90)は存命ながらも、アルツハイマー型認知症によって2016年から老人ホームに入所、出演作品から降板しており、事実上の引退となっています。
そして、小原乃梨子さんも88歳でこの世を去り、年齢的にも仕方がないことではあると思いますが、のび太やドロンジョなど、様々な有名キャラクターで聞き慣れ親しんでいただけに寂しい限りです。
小原乃梨子さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。
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のび太やタイムボカンシリーズの女王様的キャラ、超時空要塞マクロスのナレーションなど、あげだしたらキリがありません。卒寿の大山のぶ代さんも近々お迎えが来るでしょう。
長年のキャラクターの声が世代交代する切なさって、今の子供にはあまり経験がないだろうね。