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名バイプレーヤー志賀廣太郎が死去。病気で激ヤセし『いだてん』『きのう何食べた?』降板し…名脇役の訃報に悲しみの声

志賀廣太郎が71歳で急死、死因を事務所発表。脳梗塞で手術しリハビリ、仕事復帰目指すも帰らぬ人に…

名バイプレーヤーとして活躍していた俳優・志賀廣太郎さん(しが・こうたろう)が、4月20日に亡くなられていたことが分かりました。71歳でした。

死因は「誤嚥(ごえん)性肺炎」だったとのことです。

志賀廣太郎さんの訃報は所属事務所『レトル』が公式サイト上で伝え、2020年4月20日午後8時20分、誤嚥性肺炎のため満71歳で永眠いたしました。2019年春に脳梗塞で倒れて以降、復帰に向けてリハビリを続けてまいりましたが、かないませんでした。」と発表しています。

葬儀は遺族の意向で29日に近親者のみで執り行われ、お別れ会を今後実施する予定で、「新型コロナウイルスに関連する一連の状況を見極めながら、ご遺族や所属劇団の青年団と相談の上開催させていただく予定でおります。」としています。

<↓の画像が、事務所のコメント全文の写真>

そして、志賀廣太郎さんの突然の訃報に対してネット上では、

などの死を悼む声が続々と上がっています。

志賀廣太郎さんは学生時代から演劇を学び、演劇の講師などを経て1990年(当時41歳)に劇団『青年団』の舞台に初出演、1993年に正式な劇団員となりました。

その後はCMやドラマ・映画などに出演し注目を集め、名バイプレーヤーとして活躍を続け、『アンフェア』『三匹のおっさん』『半沢直樹』『とと姉ちゃん』『マッサン』『銭の戦争』『リバース』『陸王』『花のち晴れ~花男 Next Season~』『イノセンス 冤罪弁護士』など、数多くの作品に出演していました。

しかし、昨年4月スタートの西島秀俊さん&内野聖陽さんW主演ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)の放送開始のタイミングで、脳血栓によって脳梗塞を発症し緊急手術を受け、幸い命に別状はありませんでしたがドラマを降板しました。

前年には、出演予定だったNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』を降板しており、激ヤセしていたことでも心配の声が上がっていました。

昨年8月に週刊誌『週刊女性』が報じた記事によれば、一人暮らしだった自宅を引き払い、昨年6月からリハビリ施設に入居していたといい、記事では劇団関係者が現在の志賀廣太郎さんの様子について、「脳血栓の手術後に、右半身の麻痺が残ってしまい、1人では生活できない状態に。失語症にもなった。(中略)移動はすべて車椅子で、1人で風呂にも入れないので、特殊浴槽で介護士の補助を受けて入浴しています」と語っていました。

また、所属事務所は取材に対して、現在も一部マヒは残っていて1人で立つことは難しいとしながらも、「失語症は医師が驚くほど回復していて、朗読やナレーションの仕事は来年春ぐらいの復帰を目指している」と明かしていました。

ですが、復帰叶わず誤嚥性肺炎によって亡くなってしまい、いつかまた表舞台に復帰してくれると思っていただけに残念ですし、志賀廣太郎さんの個性的で味のある演技、渋い声などを今後聞くことが出来ないというのは非常に寂しいものがあります。

死因となった誤嚥性肺炎とは、唾液や食べ物などが誤って気管から肺に入り、炎症が起こることを指す病気で、特に高齢者が発症する割合が高く、高齢者の肺炎患者のうち80%以上が誤嚥性肺炎で、毎年多くの方が亡くなっています。

最期にこのような病気を患い、苦しく辛い思いをしたのではないかと思いますが、これからあの世でゆっくりと休んでほしいです。

志賀廣太郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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