市原悦子が死去、死因は心不全。難病・自己免疫性脊髄炎発症しリハビリも帰らぬ人に。
女優・声優として活躍していた市原悦子さん(いちはら・えつこ 本名=塩見悦子)が12日13時31分に、心不全のため東京都内の病院で亡くなられていたことが明らかになりました。82歳でした。
市原悦子さんは12日深夜放送のレギュラー番組『おやすみ日本 眠いいね!』(NHK)の中で、盲腸のため東京都内の病院に入院していることが発表され、番組では市原さんから「こんな年になって盲腸になるなんて嫌だわ」というコメントが寄せられたと報告していました。
13日付の『サンケイスポーツ』によれば、市原悦子さんは昨年12月上旬に体調不調を訴えて検査を受けたところ、盲腸と診断されたことで入院し、その後は手術を受けずに薬で治療を行い順調に回復したことから、12月21日に自身が担当している『おやすみ日本 眠いいね!』のワンコーナー「日本眠いい昔ばなし」の収録に参加し、同30日に退院したといいます。
その後、年末年始は自宅で過ごすことができたものの、再び体調不良を訴えたことで大事を取って1月5日に再入院したそうです。
7日に予定していた「日本眠いい昔ばなし」の収録は、思うような発声が出来ないため見送ったとのことでした。
そして、入院から1週間後の12日13時31分に亡くなられたことを、所属事務所『ワンダー・プロダクション』が公式サイト上で伝えており、17日に通夜、18日に告別式を東京・南青山の青山葬儀所で執り行うことを報告しています。
<↓の画像が、市原悦子さんの訃報>
市原悦子さんは2016年11月に体調不良を訴えて入院し、検査の結果「自己免疫性脊髄炎」(何らかの原因で体内の抗体が自分の体を攻撃し、脊髄に炎症を引き起こす難病)と診断されたことから、2年前の2017年1月13日に芸能活動休止を発表しました。
その後、同2月にはリハビリ専門病院へ転院し、退院後は5月の仕事復帰を目指して自宅でリハビリに励んでいたものの、思うようには回復しなかったため、担当予定だった昨年放送のNHK大河ドラマ『西郷どん』のナレーションを降板しました。
しかし、昨年3月には脚本家・俳優などで活躍している“クドカン”こと宮藤官九郎さん、ピース・又吉直樹さん出演の生放送番組『おやすみ日本 眠いいね!』のワンコーナー「日本眠いい昔ばなし」の朗読を自宅で収録し、1年5ヶ月ぶりの仕事復帰を果たしており、その後も月1回ペースでこの仕事を続けていました。
昨年10月に週刊誌『女性セブン』が報じた記事では、市原悦子さんの現在の様子について近隣住民は、「以前はよく若手を引き連れて食事に出て、お会計はすべて市原さんが持っていましたが、病気になってからはまったく見かけません。お手伝いさんやお付きのかたが身の回りの世話をしているようです」
と語っていました。
芸能関係者は、仕事を続けたいという市原悦子さんの強い希望を受けて、「日本眠いい昔ばなし」は異例の自宅収録で行ったといい、「病気で不自由になった足のリハビリを続け、最近は何かにつかまりながらゆっくり歩けるようになりましたが、車椅子は欠かせません。それでも夏ごろには体調が回復し、表情にもゆとりが出るようになりました」「いずれ車椅子なしで舞台に出たいと言っているそうです。完全復活にはまだ時間がかかるでしょうが、市原さんは必ずやり遂げるつもりです」
と明かしていました。
ですが、残念ながらそれは叶わず亡くなられてしまったのですが、市原悦子さんと言えば、25年以上にもわたって放送された『家政婦は見た!』シリーズ(テレビ朝日系)など数多くの代表作があり、加えてアニメ『まんが日本昔ばなし』(TBS系)の語りを担当していたことで有名で、あの独特な演技や声をもう見られないと思うと非常に寂しく残念でなりません。
市原悦子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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- https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201901130000780.html
- https://www.news-postseven.com/archives/20181019_784216.html
常田さんとともに、天国からぜひ日本昔ばなしを届けてくだされ(TOT)