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小林亜星が心不全で亡くなる。病気無しで定期検診も容態急変で死去。名CM・アニメソング手掛けた作曲家がこの世を去る

小林亜星が88歳で急死、死因も公表。この木なんの木、にんげんっていいな作曲、寺内貫太郎一家で父親役演じる

数多くの名曲を生み出した作曲家で、俳優としても活躍した音楽界の巨匠・小林亜星さん(こばやし・あせい)が、5月30日に急死していたことが明らかになりました。88歳でした。

所属事務所『アストロミュージック』などの発表によれば、小林亜星さんの死因は「心不全」とのことです。

小林亜星さんのマネージャーによると、5月30日の早朝に小林さんの容態が急変したそうで、自宅で突然体調不良を訴えたことで119番通報し、病院に救急搬送されたそうですが、容態が回復することなく亡くなったとのことです。

葬儀などはすでに近親者のみで済ませ、お別れ会などを行う予定もないといいます。

小林亜星さんは健康に気を使い、定期検診なども受けていたそうで、4~5年前には心臓疾患と診断されたものの、生活に支障をきたすことは無かったといい、昨年からコロナ禍で仕事をセーブして自宅で元気に過ごしていたそうです。

亡くなる前日の5月29日までは普通に食事したり、お酒も飲んでいたそうですが、年齢的なものもあって身体は弱り、歩くことを苦手としていたとのことです。

<↓の画像は、2019年撮影の小林亜星さんの写真>

小林亜星さんは中学から大学まで慶應義塾に通い、大学卒業後は作曲家・服部正さんに師事し、1961年にアパレル企業『レナウン』のCMソング『ワンサカ娘』の作詞・作曲を手掛け大ヒットし、1990年代まで同社のCM曲として使用されていました。

その後も『イエイエ』(レナウン)、『どこまでも行こう』(ブリヂストン)、『人間みな兄弟』(サントリー)、『チェルシーの唄』(明治製菓)、『積水ハウスの歌』(積水ハウス)、『日立の樹(この木なんの木)』(日立製作所)、『パッ!とさいでりあ』(新興産業)、『クラシアン』(クラシアン)など、数多くの企業CMソングを手掛けました。

小林亜星さんが手掛けたCMソング集

また、アニメ『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』『科学忍者隊ガッチャマン』『怪物くん』などの主題歌、『まんが日本昔ばなし』のエンディング曲『にんげんっていいな』、童謡『あわてんぼうのサンタクロース』、『ピンポンパン体操』、都はるみさんの代表曲『北の宿から』、ドラマ『裸の大将放浪記』の主題歌『野に咲く花のように』など、生涯に6,000曲以上を残しています。

作曲家として活動するだけでなく、俳優として『寺内貫太郎一家』シリーズなど数多くのドラマや映画に出演したり、『象印クイズ ヒントでピント』、『わくわく動物ランド』といったクイズバラエティ番組に出演するなど、マルチに活躍していました。

<↓の画像は、大ヒットドラマ『寺内貫太郎一家』シリーズ出演者の写真>

そんな小林亜星さんの訃報を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

昨年10月には、『サザエさん』の主題歌のほか、いしだあゆみさんの『ブルー・ライト・ヨコハマ』、尾崎紀世彦さんの『また逢う日まで』、太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』、ジュディ・オングさんの『魅せられて』など、数多くの名曲を残した作曲家・筒美京平さんが80歳で亡くなりました。

昨年12月には、五木ひろしさんの『北酒場』、ちあきなおみさんの『喝采』、桜田淳子さんの『わたしの青い鳥』等を手掛けた中村泰士さん(享年81)、今年4月には、『ドラえもん』『Dr.スランプ アラレちゃん』『タイガーマスク』『仮面ライダー』などの主題歌を手掛けた作曲家・菊池俊輔さん(享年89)がこの世を去りました。

そして、小林亜星さんは昨年8月に米寿を迎え、88歳で生涯を終えてしまったのですが、誰もが一度は耳にしたことがある名曲を数多く生み出し、役者としても唯一無二の存在感を放っていた方だけに、亡くなられてしまったのは残念でなりません。

小林亜星さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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